東京工科大学

時代に先がけるEVOLUTION

約38万㎡の敷地に最先端の教育・研究施設と自然が美しく調和する八王子キャンパス
トップが語る

社会変化への適応力を培う
未来を見据えた「実学主義」

軽部征夫学長(工学博士)

コンピュータを活用し
ICTリテラシーを育む

──東京工科大学では、コンピュータ教育に早くから取り組んでいますね。

 東京工科大学の設置法人である片柳学園は、およそ50年前に日本の教育機関としていち早く電子計算機を導入して、日本で初めて本格的なコンピュータ教育を始めました。さらに、2代目学長の高橋茂先生と3代目学長の相磯秀夫先生は国産の電子計算機を研究開発した人たちです。コンピュータとは縁が深く、本学でも全学的に取り入れています。

──現在は、全学的にコンピュータサイエンス教育を充実させていますね。

 内閣府も第5期科学技術基本計画で「Society5.0」を提唱していますが、IoT(Internet of Things)やSNSなどネットワークが発達して膨大なビッグデータが生まれていることや、AI(人工知能)とロボットの進化によって今後の社会は大きく変わります。こうした時代の中で社会に貢献するにはICT(Information and Communication Technology)リテラシーが不可欠です。本学ではICT能力を高めるためにノートPCを全学生必携にして、全員がICTを学んでいます。そのためコンピュータサイエンス学部以外にも、ICT企業に就職する学生が多数います。

──ICTをどのように教育に取り入れているのでしょうか。

 2014年度からは、大規模公開オンライン講座「JMOOC」を活用した反転授業を実施しています。学生に自宅で動画を見て予習をしてもらい、授業ではディスカッションなどを行うのです。また全学部でオープンソースの教育管理ソフト「Moodle」を導入しています。予習復習の資料提示やレポートの送信など、幅広く活用しています。
 本学の教育と研究の根幹には「実学主義」がありますが、今必要な実学はICTだと考えています。ICTリテラシーを徹底的に学ぶことが大切です。今後、学生が学修計画や目標を示す「学修ポートフォリオ」や、それを管理する教員の「教育ポートフォリオ」の作成もデジタルで実現していく予定です。

社会の要求を先取りした
オンリーワンの教育・研究

──研究面ではAIを活用したものも多いですね。

 一昨年、全学部が参加する「人工知能(AI)研究会」を立ち上げ、学部横断の分科会を設けて研究に取り組んでいます。例えば、医療AI分科会では、福岡大学と共同で周産期医療にAIを活用する研究を展開しています。このほかにも外部からAIの共同研究の申し込みが多数来ています。
 もう一つ代表的な研究が「革新的工業材料の開発」です。これは航空機のエンジンに使用できるセラミックス複合材料を開発するものです。国内外の企業と一緒に研究開発を進めていて、内閣府のプロジェクトに入っていますし、経済産業省とも連携しています。こうした、学生が大きな刺激を受けられる最先端研究を数多く進めています。

──東京工科大学は、時代を先取りした教育や研究をいち早く行っている印象を受けます。

 社会のニーズや技術の発展を読みながら、時代が求める人材を育成することが私たちの使命です。工学部に導入している「コーオプ教育」もその一つです。企業と大学が協力して学生の実践力や総合的な社会人基礎力を育成するプログラムで、インターンシップとは異なり2カ月間働いて賃金も支払われます。実習を終えた学生は学習意欲が上がりますし、就職後のミスマッチがなくなるメリットもあります。今後も時代を読み、オンリーワンの教育を提供していきます。

──学生たちに何を望みますか。

 大学は夢の実現に必要な知識を学ぶ場です。ですから将来どんな人間になりたいかを考えてほしい。そうすればモチベーションが高まりますし、大学生活を本当に楽しめると思います。本学には夢をかなえる教育や研究、施設、環境がそろっています。そして「ベストケア」を掲げ、全教職員が一丸となって学生をサポートしています。

ENTRANCE EXAM[入試情報]

奨学生入試・統一入試を実施
 東京工科大学では、「実学主義」の教育を通して社会で活躍できる前途有為な人材を育成するため、全学部において「奨学生入試」を実施する。「奨学生入試」の合格者(全学部合計103名)には返還義務のない年額130万円の奨学金を最長4年間支給する。AO入試などで入学を決めた人も受験可能で、幅広く受験生に門戸を開いている。加えて、一般入試、奨学生入試を統一入試として実施。1試験日受験で複数の学部・学科の併願が可能になる。詳細は2019年度一般選抜募集要項を確認のこと。

NEWS[最新ニュース]

NEWS 1全学部で取り組む人工知能(AI)研究会
 囲碁の人工知能が世界のトッププロに勝利したり、自動運転技術を搭載した車が開発されたりするなど、これまで不可能と思われていたことが次々に実現され、現在は第3次AIブームといわれている。そうした背景を踏まえ「先端的研究を介した教育とその研究成果の社会還元」の理念に合致する画期的な取り組みとして、2016年度に全学部が参加する「人工知能(AI)研究会」を立ち上げた。
 研究会は学部横断の分科会を設置し、特色を生かしたAI研究を展開。診断や治療でAIの応用を考えたり、ゲームや広告にAIを活用するなど、魅力的な研究テーマが進められている。そして研究会で得られた成果は、その後のさらなる研究や教育へと還元される。
全学的にAI研究に取り組んでいる
NEWS 2新しいコースと研究科を設置予定
■コンピュータサイエンス学部「AIコース」(2019年4月新設)
 高度な判断や作業をコンピュータの活用によって実現するAIに関する知識と技術を学び、その応用方法の修得を目指す「AIコース」を新たに設置する。
■大学院 工学研究科(2019年4月新設)
 最新の工学技術を理解した上で、高度な専門知識や技術、コミュニケーション能力、分析評価能力、論理的思考力などを修得するとともに、多角的視点で新しい工学を探求する実践的能力を養う。
■大学院 デザイン研究科(2019年4月設置認可申請中)
 デザイン学部が積み重ねてきた独創的な発想や問題解決力を駆使し、デザイン提案を行う能力を培う教育の成果を発展させ、異分野との協働による新たなデザインの可能性を追究できる人材を育成する。

※記載内容は予定であり変更となる場合があります

『大学ランキング』杉澤編集長が見た「東京工科大学」

ICTリテラシー

 ICT教育への徹底した取り組みは、コンピューター教育の先駆けである東京工科大学として、実に「らしい」と感じます。大規模公開オンライン講座を使った反転授業や、全学で使用するオープンソースの教育管理ソフトといったアイデアも先鋭的です。何より、「現代における実学とはICT」と明確に定義した点が潔いと思いますし、その潔さがあるからこそ大胆な取り組みも果断に実行できるのでしょう。

コーオプ教育

 企業と連携して、インターンシップよりもさらに実践的な「コーオプ教育」を導入していることも注目されます。2カ月しっかり働いて賃金が得られるというのがユニークですし、就職後のミスマッチを減らせる点で学生にとってもメリットは大きいはずです。「時代が求める人材を育成する」という軽部征夫学長の言葉を具体的に示す取り組みといえます。

杉澤誠記編集長
朝日新聞出版『大学ランキング』編集長

掲載大学一覧[関 東]

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