神奈川大学

伝統と革新の両輪で進化を続ける

創立100周年に向け、改革を推進中
2023年、化学生命学部と情報学部を新設
※設置届出中

22年4月には
建築学部を新設

2022年4月に就任した小熊誠学長

 神奈川大学が進化を続けている。2028年に迎える創立100周年を一つの節目に、時代の変化に合わせて現在進行形で改革に取り組む。

 積極的な革新は世界を見据えた前進だ。22年4月、現職に就任した小熊誠学長が話す。

 「日本から世界につながる窓口として発展するヨコハマで、地球規模で物事を考えるグローバルな教育・研究により、日本を学び、世界を学んでほしいと願っています」

 100周年に向け、改革はさらに加速している。20年、国際日本学部を開設。学部のキーワードは「文化交流—多文化共生—コミュニケーション」。深い専門性と幅広い教養を兼ね備え、世界と日本、地域を結ぶ架け橋となる国際人を育てている。

 21年4月にはみなとみらいキャンパス(横浜市西区)を新設した。国際都市・横浜のみなとみらい地区にはグローバル企業や官公庁、⽂化施設などが集まる。地上100メートル、21階建ての都市型・未来型キャンパスでは世界を間近に感じながら街全体をキャンパスとした学びが展開され、新たな価値が創造されている。

 関わり合うのは学生たちだけではない。地域の「知の拠点」であるみなとみらいキャンパスには多くの人が集う。3階までの低層階は「ソーシャルコモンズ」と呼ばれる交流の場で、広く市民らに開放されている。

 22年4月に新設されたのは建築学部だ。「構造」「環境」「デザイン」「住生活創造」「まち再生」という5コースが用意され、「建築」を「暮らしの場面をかたちづくる環境のすべて」と捉え、文理に開かれた学びを展開。社会科学、人文科学、芸術学、人間科学、自然科学、応用科学を覆う包括的な学びを通し、課題解決能力と専門性と技術を備える人材を送り出していく。

理学部、工学部の
学科を改組・新設

 23年4月、理学部に理学科、工学部に応用物理学科が開設され、化学生命学部と情報学部が新設される(設置届出中)。理学科は「数学」「物理」「化学」「生物」「地球環境科学」「総合理学」の6コースからなり、自分の興味関心に合わせ、研究テーマに応じた学びができる。応用物理学科では「宇宙観測」と「ナノサイエンス」の二つを大きなテーマとして掲げ、「技術をどのように応用していくか」を追究。化学生命学部では、化粧品や医農薬など身近な科学を学び、「化学と生物学の技術を社会にどう役立てるのか」という視点を育んでいく。情報学部では、普遍的な基礎を修得し、多様な視点からAI(人工知能)など情報技術を活用した問題解決策を提案し、国際化に対応できる人材を育成する。

 23年4月、理学部が湘南ひらつかキャンパス(神奈川県平塚市)から横浜キャンパス(横浜市神奈川区)に移転する。理工系学部が横浜キャンパスに集結することで、各学部の「知の融合」が効果的に促される。同時に、全学部が横浜エリアに集結するため、国際都市「YOKOHAMA」における「知の拠点」としての存在感はさらに増す。

 新たな価値を生み出す改革は大学創設の原点に基づく。小熊学長が説明する。

 「神奈川大学の変化は創設の1928年から受け継ぐ『伝統』に裏打ちされています。創設者の米田吉盛先生は『中正堅実』な青年を世に送り出すことを目的に本学を創設しました。『中正』とは偏った思想を持たないことで、真理に基づく考えを『堅実』に育むことを指します」

 世界を見据えた改新を支えるのは「中正堅実」という信条だけではない。実直な学びと進化を求める意欲が新たな時代をつくっていく。小熊学長が続ける。

 「『中正堅実』とともに本学が掲げた建学の精神が、『質実剛健』と『積極進取』です。『質実剛健』とは、堅固な思想を持ち、真理に対して誠実で正しい信念を貫くことで、正しい学問に取り組む大学の理念を示しています。『積極進取』とは自由な発想で自ら積極的に新しい物事へ取り組むことを表し、未来の変化に立ち向かう学生、大学人に必要な理念です」

 伝統と革新の両輪で進化を続ける神奈川大学で、若者たちの未来が切り拓(ひら)かれていく。

CAMPUS TOPIC ①

4年間で最大880万円給付。
返還不要の「給費生制度」で
優秀な人材を育成する

 神奈川大学では1933年から、全国から優秀な人材を募り、その才能を育成することを目的に、独自の奨学金制度として「給費生制度」を展開している。返還の義務も卒業後の進路拘束もなく、4年間で最大880万円の奨学金が給付される(毎年、継続審査あり)。

 給費生試験は現役・既卒の区別なく受験でき、推薦書なども不要。一般入試と同じ3科目型で、今年の試験は12月18日(日)に行われる。多くの受験生が地元で受験できるよう、全国22会場で実施する。神奈川大学のほかの入試や他大学との併願も可能だ。合格発表は来年1月12日(木)の予定。ウェブサイトで科目ごとの得点を、本人にのみ開示する。給費生に採用されなかった場合も、一般入試の合格者と同等もしくはそれ以上の学力を有すると認められれば、一般入試を免除して入学が許可される。

仙台や千葉、新潟、長野など、多くの受験生が地元で受験できるように全国22会場で実施。
給費生の体験談動画

CAMPUS TOPIC ②

特許技術で化粧品を開発。
理工学系の研究で
国内外の新記録を樹立

 界面活性剤を使わず水と油を混ぜ合わせる「三相乳化技術」は神奈川大学の特許技術であり、虫よけ剤や日焼け止め乳液など、同技術を採用した製品化数は300を超える。2018年10月には神奈川大学発のベンチャー企業が、「三相乳化技術」を用いたコスメティック新ブランド「PROUD BLUE」シリーズをリリースしている。

 また、神奈川大学の理工系学部は、国内外の記録を塗り替える高い「研究力」で注目を集めている。21年9月には工学部航空宇宙構造研究室と宇宙ロケット部がハイブリッドロケットの打ち上げに成功。同種ロケットの日本新記録高度10.1kmを達成した。同じ21年9月には、「神奈川大学宇宙エレベータープロジェクト」で研究、開発している宇宙エレベーターに必要なクライマー(昇降機)が世界最速の時速100.6kmを達成している。

肌に優しい大学発の化粧品ブランド「PROUD BLUE」シリーズ

掲載大学一覧[関 東]

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