立命館アジア太平洋大学

SDGS

世界水準の教育を提供する教育機関として高い評価(国際認証)を受けている立命館アジア太平洋大学(APU)が、今また大きなアクションを起こしている。2030年に向けて「APUで学んだ人たちが世界を変える」という壮大なビジョンを掲げ、世界に誇るグローバル・ラーニング・コミュニティの創成に挑んでいるのだ。

世界中から若者が集まる大学で、
『世界を変える人』になる

世界中から個性と知性が
集まるダイバーシティ環境

出口治明学長

 2000年、APUは「自由・平和・ヒューマニティ」「国際相互理解」「アジア太平洋の未来創造」を基本理念に開学した。「学生の50%を留学生に、出身国を50カ国・地域以上に、教員の50%を外国籍に」という構想は、教育界に大きなインパクトを与えたものだった。
 あれから20年、別府市にあるキャンパスは、〝若者の国連〟といわれるまでに成長している。これまでに受け入れた国際学生は世界152カ国・地域にのぼり、現在も92カ国・地域から来た国際学生たちが国内学生とともに学ぶ。また、国内学生の出身地域も多様で、国内学生の約3割弱を関東、約2割を近畿の出身者が占めている。
 これだけ多くの留学生がAPUに集まる理由を、出口治明学長はこう語る。
 「どこよりもダイバーシティにあふれた大学、ワクワク、ドキドキできる大学だから、ということに尽きるでしょう。APUは『THE 世界大学ランキング日本版2019』でも西日本の私大第1位と認められています」
 出口学長は、この類い希なダイバーシティ環境を活かし、「APUで学んだ人が世界に散らばって自分の持ち場を見つけ、大学で学んだことを活かしながら世界を変えることのできるチェンジメーカーを育てたい」と目を輝かせる。

学生たちの「世界を変える」
取り組みをバックアップ

「大学SDGs ACTION! AWARDS 2019 」の表彰式

 すでに、「世界を変える」ための一歩を踏み出している学生が多数いることにも注目したい。今年2月に行われた「大学SDGs ACTION! AWARDS 2019」の最終選考会で、APUの国際学生であるディッサ シャキナ アーダニサさんがグランプリに輝いたのだ。「大学SDGs ACTION! AWARDS 2019 」は、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指して活動する学生や若手研究者らを応援するもので、今年で第2回目となる。
 アーダニサさんは、故郷・インドネシアの聴覚障がい者の社会進出や自立をサポートするプロジェクトを提案。障がいのある若者が絶滅の危機に瀕している動物のぬいぐるみを製作・販売することで、貧困からの脱出、働き方の改善、消費者の環境意識の向上につなげたいという。
 また、昨年発足した『APU起業部』では4組の起業家が誕生し、「世界を変える」取り組みに着手している。
 「バングラディシュの学生が日本人の学生とチームを組み、バングラディシュで作った革製品の販売を通じて、環境や貧困問題の解決や、女性の社会進出につなげています。また、地元のアフガニスタンに小中高の一貫校を作りたいというスケールの大きな夢を描いている学生もいます」と出口学長。起業部では、活動資金をインターネットで募るクラウドファンディングにも成功している。
 「学生がやりたいことを見つけ、チャレンジできるようバックアップするのが大学の役割」と考える出口学長は、今後も学生が夢を叶えるための機会を増やしていきたいと語る。

日本の地方大学では初となる
産官学のモデルづくり

ダイバーシティ溢れるキャンパスで世界の知性と競う4年間

 出口学長はまた、「地域が元気でなければ起業家や社会起業家は育たない。APU・豊かなダイバーシティという強みを活かして、地方の産官学の理想的なモデルを作り、地域の活性化を図りたい」と考えている。
 大分県内すべての市町村をはじめ福岡市とも連携提携を結んでいるほか、この春には、九州の約1000企業が参加する九州経済連合会と連携協定を締結。さらに、NHKと民放との三者共同の番組制作を始めるという日本の大学としては珍しい試みにも取り組んでいる。
 「九州・大分県におけるインバウンドの活性化という要請を受け、22年度の開設を目標に、日本一魅力のある観光系学部の構想も進めています。日本人、外国人、企業・地域の皆さん、すべてを〝混ぜる〟教育をさらに強化・徹底していきます」(出口学長)
 次々と未知なる可能性に挑むこの大学そのものが、「世界を変える」存在なのだ。

CLOSE UP[注目情報]

「世界を変える人」を求める入試改革

 「APUで学んだ人たちが世界を変える」を2030年のビジョンに掲げるAPUでは、自分自身を大きく成長させたい人、将来本気で世界を変えたいと考えている人に広く門戸を開いている。そのファーストステップとして、21年度から「世界を変える」資質と能力を持った人材を選抜する入試を実施すると発表した。
 世界が急速に変化する中、最新の知識はすぐに陳腐化してしまう。そこで重要となるのが「基礎的な資質・能力と自分の頭で考える力」だ。APUでは、文章や情報を正確に読み解く力、自分の考えや意思を的確に表現し論理的に説明する力や数理的思考力など、しっかりとした力を身に付け行動することで「世界を変える」ことのできる人材を育てたいと願っている。
 なかでも特徴的なのが、ロジカル・フラワー・チャートと呼ばれるツールを活用した「世界を変える人材育成入試」(日本語基準)だ。ロジカル・フラワー・チャートとは、自分なりの「問い」を立て、自分なりの「方法」で自分なりの「答え(最適解)」を立証してアウトプットするためのAPU独自の「探究型学び」のツールである。これを活用して作成した小論文などを評価の一つに加えることで、APUの多文化環境で学び成長できる可能性を判定し、大学での初年次教育につなげていく。
 ロジカル・フラワー・チャートの活用の仕方は、オープンキャンパスで紹介されるので、気軽にチャレンジしてはいかがだろう。

VOICE[在学生より]

在学生
アジア太平洋学部 アジア太平洋学科 4年
森原 崇弘さん
APUだけにしかない「多様性」が
素晴らしい化学反応を引き起こす

 私の夢は、高校の英語教員という職業を通じて、「人の人生を本当の意味で変えることのできる人材になる」ことです。その実戦経験のようなことを大学内で行えるのが初年次教育のTA(ティーチングアシスタント)です。何人かの1回生を受け持って授業の運営をするのですが、具体的な目標を持っていない学生も多いので、彼らのこれからの人生に向けて一緒に考えることができると感じています。
 APUには、起業したい、NGOで働きたい、世界を相手に活躍したい人などさまざまな夢を持って頑張っている学生が集まっています。国際学生が多いだけじゃなく、こうした「多様性」によって素晴らしい化学反応が起き、他の大学では学べないこと、ふれることができないものがある。それがAPUの一番の魅力ではないでしょうか。

在学生
国際経営学部 3年
エステル ロ アン チーさん
さまざまな国の人たちとの出会いで
自分の思いを「立体化」できた

 会計と金融を学ぶために、マレーシアから国際学生として入学しました。日本語を学びたかったので、国際学生と日本人学生が一緒に生活するAPハウスに入ったとき、「私は日本語、日本人の方は英語で話しましょう」と提案したのです。一緒に暮らしながら勉強しあうことで、語学の上達はもちろん、互いの絆を深めることができました。
 昨年は、大学生を対象とした金融の知識やスキルを問う世界的な大会の日本代表としてアジア大会に出場し、多くの知識や自信を得ることができました。卒業後は日本で金融系の企業に就職するのが夢です。APUでは、さまざまな国の人との出会いを通じて自分の進む道を探すことができます。自分が思い描く世界を「立体化」することが、APUの掲げる「Shape your world」の意味だと私は思っています。

●立命館アジア太平洋大学(私)

【創 立】 2000年
【学 部】 アジア太平洋学部、国際経営学部
【学生数】 5,830人 [国際学生]2,906人 [国内学生]2,924人
【教員数】 教授59人、准教授38人 ※約半数が外国籍
【高校からの評価、総合評価】 九州・山口・沖縄3位
【高校からの評価、国際化に力を入れている】 九州・山口・沖縄1位
【外国人留学生 学部総数】 全国1位
【外国人教員の比率(規模別) 学生数3000人以上】 全国1位
【国際ボランティアの参加学生 2014~2017年度(累計)】九州・山口・沖縄2位
(いずれも『大学ランキング2020版』より)
〒874-8577 大分県別府市十文字原1-1 
☎0977-78-1120(アドミッションズ・オフィス)
http://www.apumate.net/

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