西南学院大学

「西南よ、キリストに忠実なれ」を建学の精神に、西南学院では100年以上の長きにわたり、地域および国際社会に奉仕する創造性豊かな人材の育成を使命としてきた。そして今、急速に変化する世界に対応するため、外国語学部の創設や国際交流の強化などに取り組み、グローバル社会における人間教育の先駆としての存在感をいっそう高めている。

photo: harigane yousuke

世界に飛躍する人間性と国際性を育む

全大陸を視野に入れた
国際交流プログラムが充実

G.W.バークレー学長

 開学時から数多くの外国人教員を擁し、1971年には全国に先駆けて海外の大学との国際交流をスタートさせた西南学院大学。現在、世界29カ国97大学と交流協定を結び、多種多様な国際交流プログラムを提供している。
 授業料免除による交換留学をはじめ、短期語学研修や海外でインターンシップなどを経験するキャリアアップ海外研修などを通じ、年間およそ600人が海外へ渡っている。
 「南米の大学との協定締結も進行中で、実現すれば地球のすべての大陸に交換留学先ができることになります」。国際交流のさらなる広がりに、G.W.バークレー学長は笑顔を見せる。
 また、海外留学が難しい学生のために、学内での国際交流にも力を入れている。海外から同大学への交換留学生は過去最多の24カ国117人を数え、キャンパスの多国籍化がさらに加速。
 昨年オープンしたグローバル・スチューデント・ラウンジでは、日本人学生と留学生がランチをしたり、情報交換をしたり、日常的に交流を楽しんでいる。来年4月からは、今ある三つの学生寮がすべて「混住型国際教育寮」になり、学内留学を可能とするインターナショナルな環境が整う。
 国際教育の長い歴史から「語学の西南」と称される同大学だが、優れているのは語学教育だけではない。多様な価値観の中で活躍できるグローバル人材の育成こそが、この大学の真価といえるだろう。

地域や社会の問題に
豊かな人間性で取り組む

熊本地震でのボランティア活動

 G.W.バークレー学長は語る。
 「私たちが学生に望むのは、自分が将来どうなりたいのかを考えて自発的に学び、夢を実現していくことです」
 この教育目標達成のために、国内外の大学や企業、自治体などと連携した実践的なプロジェクト教育を取り入れ、実社会で活躍する力へつなげている。
 プロジェクトには「宗教と平和」「異文化」「地域連携」など各学部・学科・専攻の特色を活かした広範な分野が用意されている。経済学部で昨年度から始まった「国際キャリア演習」は、世界各地で現地の企業を訪問し、実社会を経験するインターンシップや、さまざまな国や地域で生じる諸問題に取り組むボランティアなど、キャリア形成を視野にいれた海外研修プロジェクトだ。ボランティア活動では、選考で選ばれた学生が、タイやカンボジアなどで現地が抱える問題に肌で触れ、国際的な視野を広げる経験をした。
 ボランティア活動は、建学の精神(西南よ、キリストに忠実なれ)の具現化および社会貢献の一つに位置付けるもので、プロジェクト教育以外でも多くの活動を支援している。被災地や海外でのボランティア活動は、思いやりや博愛の精神を体得する貴重な機会であり、学生の人間的な成長にも大きく役立っている。

早期からのキャリア支援で
一人ひとりを希望の進路へ

東京オフィス(JR東京駅直結のサピアタワー10階)

 AIが労働の主流となっていくであろうこれからの時代、企業が若者に求めるのはチャレンジ精神やコミュニケーション能力といわれている。人間教育を重視した同大学には、未来のビジョンを明確に描く大手企業からの求人が多く寄せられ、資本金10億円以上の大企業への就職率は2018年度実績で51.5%にのぼっている。全体の就職率も97.6%(就職者1601人/就職希望者1640人)と九州の私大では群を抜いているが、「質」の高さも抜きん出ているのだ。
 就職の質の高さを支えているのが、「何のために働くか」を見据えた早期からのキャリアサポートだ。同大学では4年間を通して得た知識や能力、関心の延長線上に進路選択ができるよう1年次から「キャリア形成支援プログラム」を開催。まずは自分を「知る」ことからスタートし、インターンシップや企業説明会などの企業研究を経て、望む進路への就職に結びつける。
 関東での就職活動の拠点となる東京オフィスの存在も大きく、近年は関東圏での就職率も高まっている。九州から全国へ、世界へ。豊かな人間性と国際性を兼ね備えた学生が輝けるフィールドは限りなく広い。

CLOSE UP[注目情報]

来年4月、文学部が外国語学部に生まれ変わります

 半世紀以上にわたり「語学の西南」を牽引してきた文学部が、2020年4月「外国語学部」に生まれ変わる。新しい学部が目指すのは、単に語学のスキルアップだけではない。高い語学力を活かし世界とつながるコミュニケーション能力を持った人材の育成である。
 その目標を具現化するのが、特徴的な教育システムの数々だ。
 特徴の一つとして、「グローバルコミュニケーションスタディーズ科目群」「英語研究科目群」「フランス語研究科目群」の三つの科目群を配置する。学生はこの科目群から、自分の興味や関心に応じて横断的に科目を選択履修することができる。
 「グローバルコミュニケーションスタディーズ科目群」は、グローバル社会で求められる外国語の運用能力を高めるため、講義は英語、フランス語で実施される。また、ディスカッションやプレゼンテーションなど創造的な対話力を段階的に学び、国際問題の解決に寄与する思考力を養うことができる。
 「英語研究科目群」は、英語を言語と文学・文化の面から探求し、理解を深めていく科目群だ。同時に、「異文化理解」の授業を受け、国際感覚も養っていく。
 「フランス語研究科目群」は、実践的なフランス語運用能力を鍛えると同時に、フランス語圏の文化・社会・歴史などを総合的に学ぶプログラムを提供する科目群だ。外国語学部はこのような専門性の高い学びを活かして、国際社会に貢献できる人材を育成していく。

少人数クラスにて討論や対話を多く取り入れた授業を展開していく

VOICE[在学生・卒業生より]

在学生

 
国際文化学部 国際文化学科 4年
植田 博子さん
 
数々の国際交流を通じて
人間的に成長できました

 自分の成長を最も感じたのは、ハワイ大学への1年間の交換留学でした。文化も考え方も違う人たちとゼロから人間関係を築かなければならない環境のなか、受け身だった態度が「自分で状況を変えていく」という考え方に変わりました。ネイティブの学生たちの前で、あきらめず自分の考えを英語でスピーチできたことも大きな自信につながりました。また、英語サークルや在福岡アメリカ領事館との合同授業で行ったディベートでは、自分と異なる意見を受け入れる力をつけることができたと実感しています。
 西南学院大学に入学して一番よかったのは、自分のやりたいことに気づけたこと。それを実現するためのチャンスがたくさんあったことです。卒業後は大学生活で得た知識や経験を活かし、仕事を通して社会に貢献していきたいと思います。

卒業生
西日本鉄道株式会社 国際物流事業本部
東日本輸出営業部 京浜統括 品川営業所
安達 拓郎さん
2014年 文学部 英文学科 卒業
アメリカでの留学経験が
今の仕事に活かされています

 国際物流の営業担当として、海外に輸出をするメーカー様や商社様の荷物を、航空・海上輸送を通して海外へ送り届ける仕事をしています。物の動きは経済状況を反映しているので、世界情勢や通関事情等に幅広くアンテナを張り続ける必要がありますが、そのぶん学ぶことが非常に多いといえます。
 今の仕事の中で活かされていると感じるのが、在学中のアメリカでの留学経験です。価値観や人種、宗教など多様性に富む環境のなか、語学力はもちろんのこと、他者に対する寛容な姿勢や他者を巻き込む積極性を学ぶことができました。また、英語でのスピーキングやプレゼンテーションの授業で鍛えられたおかげで、仕事でも自信をもって人前で話すことができます。西南学院大学で磨いた語学力と国際感覚を財産に、これからも仕事に励んでいきます。

●西南学院大学(私)

【創 立】 1916年(私立西南学院[男子中学校]として創立)
【学 部】 神学部、文学部、商学部、経済学部、法学部、人間科学部、国際文化学部
【資格、採用試験ランキング 国家公務員採用、国税専門官】九州・山口・沖縄1位
【キャビンアテンダント採用者(2014〜2018年)】九州・山口・沖縄1位
【国際ボランティアの参加学生 2014〜2017年(累計)】九州・山口・沖縄1位
【アナウンサーの出身 男性・女性】九州・山口・沖縄1位
(いずれも『大学ランキング2020版』より)
〒814-8511 福岡市早良区西新6-2-92 
☎092-823-3248(広報・校友課)
http://www.seinan-gu.ac.jp/

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