熊本学園大学

1942年の創立以来、約9万7000人の卒業生を輩出してきた熊本学園大学。その前身は語学専門学校であり、早くから積極的に国際交流に取り組んできた。地域と連携した教育プログラムや、充実した海外留学制度、高い就職率など、数多くの特色を有している。「新1号館 みらい」や開発エリア「クマガクスマイリア」など、新たな学習環境の整備も進む。

文系総合大学として地域を創造する人材を育成

特色ある5学部の学びで
地域に貢献できる人材を輩出

「新1号館 みらい」と「クマガクスマイリア」

 熊本学園大学の建学の精神は、「師弟同行」「自由闊達」「全学一家」。熊本県内の社長数は同大学出身者が最多であり、地域に必要な人材を数多く輩出することで〝クマガク・ネットワーク〟を築き上げてきた。
 5学部を擁する文系総合大学で、商学部には商学科とホスピタリティ・マネジメント学科があり、商学科は2年次から流通やマーケティングなどを学ぶ「商学専攻」と、企業の経営管理や経営組織を学ぶ「経営学専攻」に分かれる。ホスピタリティ・マネジメント学科では「おもてなしの心」を育成し、サービス業などで役立つ専門知識と技能を学ぶ。
 経済学部には経済学科とリーガルエコノミクス学科があり、経済学科は2年次から「現代経済専攻」「国際経済専攻」「地域経済専攻」に分かれて専門性を高める。リーガルエコノミクス学科は「行政・公共政策分野」と「市民・ビジネス法分野」の2領域で学びを深める。
 外国語学部には英米学科と東アジア学科があり、英米学科では英語とそれに関連した分野の科目を、また東アジア学科では韓国語と中国語、それに関連した分野を学ぶ。それぞれの外国語の運用経験を積み、その背景にある社会や文化についても深く学ぶ。
 社会福祉学部第一部には社会福祉学科、福祉環境学科、子ども家庭福祉学科、ライフ・ウェルネス学科の4学科、第二部(夜間部)には社会福祉学科がある。すべての人の「幸福」(ウェルビーイング)を目指し、協働して地域を創る福祉マインドを持った人材を育成。一人ひとりの豊かな生活の実現に向け、課題解決を図る社会福祉のプロを養成する。いずれの学部からも、地域社会に貢献できる人材を多数輩出しているのが、同大学の強みである。

地域の課題を解決する
実践的なカリキュラム

ロアッソ熊本の公式戦で集客向上の企画を実践

 地域貢献型のプログラムも充実している。商学部商学科では、地域の企業が抱える課題の解決を「商学」の視点から考えるカリキュラム「くまもと未来創造科目」を設置。フィールドワークや課題解決型学習(PBL)で実践的な学びが得られる個性的なカリキュラムである。その一つ『地域とスポーツビジネス』では、プロサッカーチーム「ロアッソ熊本」の運営企業の課題解決に向け、学生たちが「スタジアムを満員にする」企画を立案。6400人を超える観客動員を記録した。
 ICTを活用した地域課題解決について研究する、経済学部経済学科の境章ゼミでは、学生が熊本市西区池上校区の地域おこしグループ「味生池周辺エリア振興協議会」とともに2019年7月に地域活性化に向けたプロジェクトをスタート。以前より西区が抱える鳥獣被害の課題にジビエ(食用の野生鳥獣肉)としての活用を提言していたゼミ生が、特産品ネーブルを使用して、ジビエもおいしく味わえる商品の開発を提案。20年2月に焼肉のたれ「味生池 龍伝説のたれ」として商品化され、地元百貨店で販売されている。

充実したキャリア教育で
高い就職率を実現

GSA合宿型集中研修では企業の人事担当者による模擬面接も

 キャリア教育や就職サポートに力を入れている点も大きな特色だ。同大学は高い就職率で知られ、2019年度の就職率は94.9%(就職者826人/就職希望者870人)、同大学への求人件数は6330件にのぼる。
 就職専門アドバイザー2名を含む12名の就職課スタッフで構成する就職課は、同程度の規模の大学としては九州屈指の就職支援体制。各学部と連携しながら学生一人ひとりのニーズに合った多様な就職サポートを実施している。
 全学部で1年次から学ぶキャリア教育科目「キャリアデザイン論」では、同大学独自の「就業力マップ」をもとに、自分を知り、成長につなげる学びを通して積極的に行動する力を習得。キャリア教育を通して自主性を高め、就業力を育んでいく。
 就職内定を獲得した4年生が学生就職アドバイザー(GSA)となり、3年生を指導する「合宿型集中研修」も実施。就活マナーや就活時の心がまえなどを後輩たちに伝授する。九州で同様の合宿を行っている大学は、同大学を含めて3校のみ。充実した就職支援により、学生をサポートする体制が整っている。

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WEBを活用した学生サポートでウィズコロナに対応

 新型コロナウイルスとの共生が求められる〝ウィズコロナ時代〟に備え、熊本学園大学ではインターネットを活用した学生サポートに全学体制で取り組んでいる。
 就職課では、合同企業説明会の開催中止や延期が相次ぐなか、就職に関する相談やインターネットを使った面接練習などを行う「WEB面談」を実施している。就職課の担当者や就職相談員が対応するもので、WEB上での企業説明会や選考に学生を慣れさせ、例年とは違う就職活動に対する不安の解消を図ることが目的だ。利用した学生からは「面接での挨拶の仕方など、実際に練習したからこそわかることがあった」と喜びの声が寄せられている。
 同学は、初年次のサークル加入率が70%を超える(2019年度実績)など、学業だけでなく課外活動が盛んなことでも知られる。新型コロナの影響で中止となったサークル勧誘についても、主に新入生を対象としたWEB版特設ページを開設。サークル情報の閲覧はもとより、入部手続きまでオンラインで行える体制を整えた。
 また、ビデオ会議アプリ「Zoom」を利用し個別相談ができる「オンライン入試個別相談」もスタートさせた。パソコンやスマートフォンなどからアクセスでき、学科での学びや入試制度、学生生活、奨学金のことなど何でも気軽に相談できる。受験を考えている高校生はもちろん、保護者や高校教員からの相談も受け付けており、遠方に住む人にとっても便利なサービスといえるだろう。

オンライン入試個別相談も随時受付中

VOICE[在学生・卒業生から]

在学生
商学部商学科 経営学専攻 3年
森山 初さん
熊本県立鹿本高等学校卒
一人ひとりの状況に応じて
学びの支援をしてくれる大学

 学びの幅が広く、サークル活動が活発で、さまざまな課外講義が行われている点がクマガクの魅力。一人ひとりの状況に応じて学びの支援をしてくれる大学です。講義によっては課題解決型学習(PBL)などで企業との協力のもとに学ぶことができます。大学生活で力を入れているのは資格・検定の勉強です。商学部の学びと関連する簿記検定、マナーを学ぶ秘書検定、英語検定や第二外国語のドイツ語検定などに力を注ぎました。
 プロサッカーチーム「ロアッソ熊本」とのコラボ企画では、企画を実現することの難しさを痛感しました。大学生の視点で良いと思うものと、実際に幅広い世代が良いと思うものの違いを学び、理想に近づくまでの計画性や想像力など、自分に足りないものに気づくことができ、自己の成長につながったと感じます。

卒業生
豊後高田警察署 地域課勤務
松田 丈司さん
2018年 経済学部 経済学科卒
クマガクだから見つけられた
地域を支える警察官になる夢

 警察官になって2年目。現在は毎日のパトロールで高齢者への声掛けなどを行っています。地域に根ざした警察官として、安全なまちづくりのために尽力したいと考えています。クマガクは学業に打ち込める環境が整い、サークル活動が充実しているなど、多くの魅力を持った大学です。2年次から「地域経済」を専攻したことで、フィールドワークを通して地域社会について考える機会に多く恵まれ、地域を支える警察官になりたいという思いに至りました。
 就職活動では、就職課から就職支援セミナーの情報や、警察官に関する資料、採用試験に関する情報収集のサポートをしてもらい、とても感謝しています。採用試験合格後は、学内のトレーニング室を利用して体づくりに取り組みました。まだ自分の夢が決まっていない人でも、クマガクならきっと見つかると思います。大学生活を楽しみながら、自分らしい夢を見つけてください。

●熊本学園大学(私)

【創 立】 1942年
【学 部】 商学部、経済学部、外国語学部、社会福祉学部第一部、社会福祉学部第二部
【公務員採用、警察官】九州・山口・沖縄4位
【国家試験合格 社会福祉士(人)】九州・山口・沖縄1位
【国家試験合格 精神保健福祉士(人)】九州・山口・沖縄2位
【社長の出身 都道府県別(企業所在地)熊本】 1位
(いずれも『大学ランキング2021版』より)
〒862-8680 熊本市中央区大江2-5-1 
☎096-364-5161(代表)
www.kumagaku.ac.jp

掲載大学一覧[九州・山口・沖縄]

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