西日本工業大学

 「技術を学ぶだけの学部はもう古い」。西日本工業大学では、未来に向けての教育のあるべき姿を、そう断言する。100年以上にわたり日本の産業拠点として発展してきた北九州・京築地域を舞台に、工学とデザインを融合させた最先端の「データサイエンス×デザイン」教育を推進。日本はもとより、世界の産業界にイノベーションを起こす人材の育成に挑んでいる。

「データサイエンス×デザイン」で未来を拓く

工学とデザインの融合が
描き出す新しい時代

充実した設備でプログラミングを学ぶ学生

 インターネットの普及やAI、IoTの進展は、産業界の在り方を一変させた。性能の良い製品を大量に作って世界に供給する「技術至上主義」の時代から、最先端の情報テクノロジーを駆使して「人間を幸福にする」時代へとシフトしつつあるのだ。実際すでにシリコンバレーでは、テクノロジーにアートやデザインといった人間らしい創造力と感情を取り込んだ教育を行っており、ポスト情報時代の人材育成に取り組んでいる。
 西日本工業大学でもデザイン学部を有する強みを生かし、「データサイエンス×デザイン」をキーワードに、異質な分野をまたいで新たな価値を生みだす教育にチャレンジしている。例えば自動車業界では、人や地球にやさしい車づくりが課題となっているが、ビッグデータをベースにした高度な技術力にユーザの視点に立ったデザイン思考が加われば、自動運転やエコカーを超える画期的な車の開発も夢ではない。
 今回の新型コロナウイルスのパンデミックは、未来社会の到来を加速させると予想される。大学教育において、技術を学ぶだけの学部がもはや時代遅れであることは、まぎれもない事実なのだ。

日本有数の産業集積地で
課題解決型の学びを体験

課題解決型の学びで実践力を身につける学生

 同学が拠点を置く北九州・下関地域と京築地域は、自動車、半導体、素材・部材などを中心とした高度な産業の集積地である。一方で、少子高齢化や過疎化など日本が抱える問題が山積する地域でもあり、その課題解決に向けての実践的な学びができるフィールドともなっている。
 特徴的なのが、地元の自治体や企業と緊密に連携して行う、地域活性化や環境対策などのプロジェクトである。
 例えば、北九州の人気洋菓子店とのコラボでは、これまで3Dプリンタによる菓子の型づくりやパッケージデザインなどの共同開発を実施。昨年12月にはSDGs志向で地方創生に寄与していくことを目的に産学連携協定を結び、新商品の開発を目的とした連携授業などが進行している。
 入学してすぐに実践的な活動が行える「にじのはしプロジェクト」では、デザイン学部の1・2年生を中心とした地域活性化に取り組むグループが、工学の「技」とデザインの「知」を融合した作品を次々と発表し、地域の魅力の再発見や課題解決に貢献している。活動の一環として行った「ポイ捨てごみアート」は、着眼点のユニークさなどが評価され「2019 北九州SDGs未来都市アワード」の大学部門で、SDGs大賞の栄誉に輝いた。
 同学では、こうした実践的な学びを通じて、グローバル社会を拓いていける「自ら考え行動する技術者」を育成したいと考えている。

就職に直結する地の利と
夢へ導く就職サポート

SDGs大賞に輝いたポイ捨てごみアート

 同学は、就職において絶対的に有利な条件を二つ有している。
 一つはキャンパスが日本有数の産業拠点に立地していることだ。学生時代から実習やプロジェクトを通じて地元企業との結びつきが強く、インターンシップがそのまま就職に直結することも少なくない。もちろんこの地で身に付けた実践力を生かし、九州各県や都市圏などに就職することも可能である。
 二つ目は、新型コロナウイルスの影響による就職難で、理系有利の傾向がますます強まることだ。とりわけ、工学とデザインの両方を兼ね備えた同学の学生の付加価値は高いといえる。
 同学の2019年度の就職率は、98.7%(就職者235人/就職希望者238人)。第一志望の企業への就職率も高く、多くの学生が望む将来への切符を手に入れている。もちろん、手厚い就職活動支援が根底となっていることはいうまでもない。
 早期からのインターンシップでは、実際の企業でものづくりの面白さにふれ、エンジニアとしてのキャリアアップを目指す。また、100社以上の企業を招いての学内企業セミナーや、就職指導員、卒業研究担当教員、キャリア支援室による三位一体のサポートなど、全学一丸となって学生一人ひとりの就職を成功に導いていく。

CLOSE UP[注目情報]

データサイエンス・AI活用による機械の知能化に向けて

 同学の機械工学系では、データサイエンス・AIと機械工学とのシナジーを有効活用して、機械の知能化を実現するための教育・研究を実施している。高機能・低価格なロボット、自動車、および航空機などの機械製品を製造・販売するため、売れるための商品を企画し、その後、研究、開発・設計、および製造した製品を検査して販売する。さらには、アフターサービスまで実施する必要がある。これらの流れに沿って学びながら研究できるように、同系では3コースを有している。
 機械コースで学ぶ流体力学、材料力学等で製品の基礎特性を解析し、機械設計コースで学ぶ製図、CAD、および制御工学で、実際に開発・設計および製造して、設備保全コースで学ぶ信頼性・保全性工学で、製品販売後のアフターサービスを実施する。さらに、これらの技術を支えるデータサイエンス・AIを駆使して、スペースクラフトに搭載するイオンエンジンや、SDGsを志向した廃棄プラスティック利用のマテリアルプロセスに関する教育・研究等に取り組んでいる。

スペースクラフトに搭載するイオンエンジン

VOICE[在学生・卒業生から]

在学生
大学院 工学研究科
環境システム専攻 1年
福田 美咲さん
福岡県立東鷹高等学校出身
 
ものづくりの技術だけでなく
多方面で生かせる力が身に付きました

 西工大のもっとも大きな魅力は、地域や企業と連携したプロジェクトが豊富なこと。授業で学んだ内容を実践で生かすことができるので、スキルアップにつながります。私は「北九州すごろくプロジェクト」という教育向けボードゲーム制作プロジェクトを立ち上げ、2年に及びリーダーを務めました。ゲームの設計から資金集めまで難しいチャレンジでしたが、事業化とクラウドファンディングでの資金集めを達成することができ、ものづくりの技術だけでなく、問題解決力やプレゼンテーション力など多方面で生かせる力を身に付けることができました。
 情報デザイン学科では、普通の大学では経験できないような生活を送ることができました。現在は大学院で3DCGについて研究しています。卒業後はCG業界に就職して、大学での学びを深めていきたいですね。

卒業生
北九州市役所
港湾空港局 港湾整備部
出納 奈歩さん
2018年 工学部
総合システム工学科 土木工学系卒
公務員として土木をやりたい!
インターンシップの体験が現実に

 3年生の夏に今の職場でインターンシップに参加したのをきっかけに、公務員としてこの仕事に就きたいと意識するようになりました。インターンシップで経験した港湾の仕事には海や船などいろんなことが関わってくるので、土木の奥深さを知ることができました。公務員試験合格を目指すにあたっては、教職員の方々に本当にお世話になり、市役所出身の方に面接の指導をしていただいたり、先輩にアドバイスをいただき、無事、夢が叶いました。
 現在は、港湾施設の維持や修繕に関わる工事の監督員をしています。授業で行った測量や機械の扱い等の実習が、至る所で役に立っています。卒業研究では、デザイン学部から来られた先生の指導を受けることで、デザインの考え方を学ぶこともできました。後輩には「入学して絶対に後悔しない大学」と胸を張って言いたいです。

●西日本工業大学(私)

【創 立】 1967年(西日本工業大学 開学)
【学 部】 工学部:総合システム工学科(機械工学系、電気情報工学系、土木工学系)デザイン学部:建築学科、情報デザイン学科
【大学院】工学研究科、生産・環境システム専攻(修士課程)
【初年度納付金(安い)工、理工学部】 九州・山口・沖縄5位
【保護者会への参加、参加者の倍率(入学定員を基準)】九州・山口・沖縄4位
(いずれも『大学ランキング2021版』より)
おばせキャンパス:〒800-0394 福岡県京都郡苅田町新津1-11
小倉キャンパス:〒803-8787 北九州市小倉北区室町1-2-11
☎0930-23-1491(代表)
http://www.nishitech.ac.jp

掲載大学一覧[九州・山口・沖縄]

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