西南学院大学

1916年、アメリカ人宣教師C・K・ドージャーによって創立された西南学院。「西南よ、キリストに忠実なれ」を建学の精神とする西南学院大学では、長きにわたり、豊かな人間性と国際性を兼ね備えた人材を世に送り出してきた。今年度からは、新たに外国語学部や国際寮もスタートさせるなど、地域や国際社会の未来を担う「真の国際人」の育成に拍車がかかっている。

地域と国際社会に奉仕する心豊かな人材を

人間愛にあふれる人格を
育むキリスト教教育

チャペル

 教育の現場において、今もっとも求められているのが「心の教育」ではないだろうか。キリスト教の教えを教育の基本理念とする西南学院大学では、人間愛にあふれる人格形成と地域及び国際社会に奉仕する創造的な人材の育成に力を注いできた。「キリスト教学」や「チャペルアワー」という独自の教育プログラムが、その基盤となっている。
 学生全員が必修で受講するキリスト教学では、キリスト教への知的理解を深めることにより、学生一人ひとりの人格の形成に寄与することを目指す。また、欧米のキリスト教主義文化の原点を知ることで、国際社会に貢献する場合に直面する課題への理解を深めることにもつながる。
 チャペルアワーは、大学チャペルで週3回、テーマに基づいた講話を中心にキリスト教の礼拝形式で行われる。講話の内容は、個人の人格形成、人生と社会の諸問題など、実に幅広い。学生たちは、聖書を倫理的な基礎とし、さまざまな角度から提供される話題を通して、社会生活の基盤と人生観を身に付けていく。
 現在、新型コロナウイルスの影響により大学チャペルへの立ち入りが制限される中、同大学ではYouTube配信でチャペルアワーを実施している。大きな困難が立ちはだかる今こそ、自分の生き方を考える時間を持つべきなのかもしれない。

学内留学を叶える
国際色豊かなキャンパス

学内での国際交流の拠点となっているグローバル・スチューデント・ラウンジ

 国際教育において長い歴史をもつ同大学では、1971年、全国に先駆けて海外の大学との交換留学をスタート。現在、世界33カ国・地域の102大学と協定を結び、多彩な国際交流プログラムを提供している。
 派遣留学先の授業料が免除され、単位も取得できる海外派遣留学制度では、応募資格を満たした学生の約9割が合格(2019年度選考試験)を果たし、4~10カ月の長期留学を経験した。そのほか短期語学研修、海外でインターンシップやボランティアを体験するキャリアアップ海外研修などを通じ、年間およそ600人が海外へ渡っている。
 キャンパスでの国際交流も盛んだ。同大学では、世界33カ国から150人を超える留学生が学んでおり、国際色豊かな雰囲気に満ちている。また、3号館1階にあるグローバル・スチューデント・ラウンジでは、国内外の学生がさまざまなイベントを通じて国際交流を楽しんでいる。
 今年4月からは、三つの学生寮が「混住型国際教育寮(インターナショナルハウスⅠ、Ⅱ、Ⅲ)」として新たに生まれ変わった。各寮では日本人学生と多様な国籍・文化をもつ留学生がともに生活を送り、その環境はまさに「留学」そのもの。日々の生活を通して、将来海外で活躍するために必要な「語学力」や「コミュニケーション力」、「異文化理解力」などを自然に身に付けることができる。

大手企業への
就職率もトップクラス

キャリア支援セミナーの様子

 グローバル社会に欠かせない語学力や国際性、そしてキリスト教教育による豊かな人間性は、就職においても大きな実りをもたらしている。
 その証しが、大手企業への就職率の高さだろう。資本金100億円以上の巨大企業への19年度の就職率は30.1%にのぼり、学生の国内外での幅広い活躍が期待されている。全体の就職率も96.2%(就職者1625人/就職希望者1690人)と高い水準をキープしており、質量ともに充実した就職実績となっている。
 就職率の高さを支えているのが、4年後をしっかりと見据えた早期からのキャリアサポートだ。1年次から開催される「キャリア形成支援プログラム」では、適性診断の受検などを通じて「自分を知る」ことからスタート。明確な目標を描いたうえで、インターンシップや企業セミナー、OB・OG懇談会、社会人基礎力養成講座など多彩なイベントを経て、望む進路への就職に結びつける。現在、新型コロナウイルスの影響により対面での支援が制限される中、キャリアアドバイザーによるWEBでの相談やチャット機能を使ったライブ配信での相談イベントを実施し、就職活動生をバックアップしている。
 関東圏への就職が多いのも同大学の特徴で、JR東京駅に直結するビル内にある東京オフィスがその支援に大きな役割を果たしている。就職活動中の情報収集の場として活用できるほか、東京地区キャリアアドバイザーによる就職相談などの手厚い支援が受けられる。

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「福岡市災害ボランティアセンター設置に関する協定」を締結

 西南学院大学は、建学の精神「西南よ、キリストに忠実なれ」の具現化および社会貢献の一つに位置づける取り組みとして、学生、教職員によるボランティア活動を推進している。
 西南学院は3月16日、福岡市、福岡市社会福祉協議会と「福岡市災害ボランティアセンター設置に関する協定」を締結した。福岡市災害ボランティアセンターは、大規模災害の発生時に全国から集まるボランティアの方々がスムーズに被災した現場に入れるように、その受付・集合場所などの活動拠点として福岡市が設置・開設し、福岡市社会福祉協議会が運営を担うものである。
 本協定は、福岡市が実施する災害ボランティアセンター設置候補地複数化の第一弾として締結された。協定締結により、大規模災害が発生した際、被災住民へのきめ細かな支援並びに被災地の復旧及び復興に寄与するために、同大学が災害ボランティアセンターの設置候補地となり、また、災害ボランティアセンターの運営支援に学生の参画が可能になる。
 同日行われた締結式では、西南学院のG・W・バークレー理事長が出席し、高島宗一郎福岡市長、吉村展子福岡市社会福祉協議会常務理事(谷川浩道会長代理)の3者が協定書を取り交わした。高島市長は「今回の協定締結によって、幅広く設置場所を確保できると同時に、西南学院大学の学生の皆さんに運営を補助していただけることは、大変心強い」と述べ、G・W・バークレー理事長は「災害ボランティアセンターのスタッフとして、本学学生を受け入れていただけることに心から感謝する。万一、災害が起きた場合は、互いに協力して活動を行っていきたい」と挨拶した。

締結式でのG.W.バークレー理事長(写真右)

VOICE[在学生・卒業生から]

在学生

法学部
国際関係法学科 3年
中橋 亨さん
国際的な視点が養えて
自分が成長できる環境があります

 西南学院大学は〝国際〟要素を付加して学べる学科があり、国内外で活躍するために必要不可欠になりつつある国際的な視点を養えることが、一番の魅力です。また、図書館や世界の言語を学習できる言語教育センターなど、大学の施設も充実しています。
 大学生活でもっとも印象に残っているのは、Vis Moot(ビスムート)という国際模擬商事仲裁大会の活動に参加したことです。最終的には日本大会に出場し、チームとして優勝することができました。また、1年間のオーストラリアとアメリカへの留学や大学生協での学生サポーターとしての活動など、さまざまなことに挑戦しました。常に貪欲に挑戦し続ければ、自分の居場所を見つけることができる。そのための環境や支援体制が、西南学院大学には整っています。

卒業生
RKB毎日放送株式会社 制作局
アナウンス部所属
武田 伊央さん
2017年 文学部 外国語学科 卒業
報道の仕事を志すきっかけを
与えてくれたパリへの派遣留学

 スタジオでニュースを伝えたり、取材やイベントの司会など、仕事内容は多岐にわたり、毎日が挑戦の連続です。私が報道の仕事を志したのは、パリへの派遣留学がきっかけでした。留学中に「パリ同時多発テロ」が起きた際、いち早く正確に分かりやすく情報を届けてくれたのがテレビだったのです。私も生まれ育った福岡で、緊急時はもちろん、うれしいニュースや地域ならではの情報を届けたいと思うようになりました。
 西南学院大学では、一人ひとりにいきわたる丁寧な授業が行われ、日々語学力の向上を感じることができました。フランス語のスピーチコンテストや留学プログラムなど次々と大きな目標に挑戦し、達成感を得ることができたのも、こうした環境があったからです。思い描いた目標の実現へ向け、大きく後押ししてくれた母校に感謝しています。

●西南学院大学(私)

【創 立】 1916年(私立西南学院[男子中学校]として創立)
【学 部】 神学部、外国語学部、商学部、経済学部、法学部、人間科学部、国際文化学部
【資格、採用試験 国家公務員採用、国税専門官】九州・山口・沖縄2位
【国際ボランティアの参加学生 2018年度】九州・山口・沖縄1位 全国12位
【アナウンサーの出身 男性・女性】九州・山口・沖縄2位
(いずれも『大学ランキング2021版』より)
〒814-8511 福岡市早良区西新6-2-92 
☎092-823-3248(広報・校友課)
http://www.seinan-gu.ac.jp/

掲載大学一覧[九州・山口・沖縄]

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