そうじょう大学

急速なグローバル化や、AI、IoT技術などの進展により、社会のあり方が変容しつつある現代、「社会に必要とされるプロフェッショナルの育成」を目指す崇城大学。従来型の教育体制から脱却し、多彩な教育プログラムやサポート制度、活きた英語を身につけられる英語学習施設「SILC(シルク)」などを通じて、学生のやる気と好奇心を引き出す取り組みを推進中だ。

中山峰男学長

個性を才能に。夢を現実に。
「学生の心に火をつける」

課題を見つけ解決する姿勢を
入学初年次から身につける

中山峰男学長

 「将来、何をしたいのか。そのために、どんな学びや研究が必要なのかといった“将来設計図”を作り、それに向けて邁進するのが、大学の4年間です」と語る、崇城大学の中山峰男学長。そのための環境を提供するためにキャリア教育の手法を見直し、基礎教育課程の初年次から導入教育を実施。その後、分野別のキャリア教育を履修するカリキュラムを策定している。学生の「学び」をデータ化し、教員と共有しながら指導を受けられる「eポートフォリオ」も導入。「中学・高校の延長である“受け身”の学習姿勢を、『自ら学ぶ・課題解決する』姿勢に切り替えることが、本学のキャリア教育の特徴と言えるでしょう」(中山学長)。

 「自ら課題解決する」能力の育成は、2年次からさらにレベルアップ。企業・組織が抱えている問題を地元企業などから提示してもらい、その解決法について、学生たちはグループで検証・検討するのだ。もちろん、考案した課題解決案は企業側にフィードバックし、評価を受ける。「これら実践的なキャリア教育を通じて、卒業後は各分野の第一線で活躍できる人材を育成するのです」と中山学長。

起業家精神(アントレプレナーシップ)を学ぶことで
レベルの高い思考力を養う

英語学習施設SILCで学生をサポートする外国人講師陣

 AIやIoT、その基盤となる情報通信技術が急速に進歩している。現在の高校生が大学を卒業する2020年代後半頃には、単純な仕事の多くが機械化されていることだろう。「そんな時代を生き抜くためには、総合的な思考力と想像力、課題解決能力を駆使して、機械では代替できない業務を遂行する力が必要です」と、中山学長は力を込める。

 そこで同大学は、キャリア教育と併せて「アントレプレナーシップ教育」にも注力。「アントレプレナーシップ入門」「ベンチャービジネス」「イノベーション入門」などの科目を履修することで、実際に起業を目指している学生はもちろん、就職希望の学生も起業するつもりでテーマを探し、問題点を抽出・解決する力を養う。また、ブレーンストーミングや「KJ法※」を積極的に導入し、複数人で知識を出し合い刺激し合うことで、よりレベルの高い思考力を養えるよう配慮している。そうした取り組みが結実し、17年度、内閣府などが後援する「キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」で、同大学の学生が文部科学大臣賞及びテクノロジー部門大賞を受けるという、誇らしい実績を残した。

※/ブレーンストーミング等で得られた発想を整理し、問題解決に結びつける手法。

ネイティブ教員陣による教育は
コミュニケーション重視の英語

大学で唯一エアラインパイロットを国内一貫養成

 グローバル化が急速に進む現代、英語力も必須。同大学は英語の必修科目講義を「SILC(シルク)」という英語学習施設内で行っている。現在17人のネイティブ教員が、会話を中心とした独自のプログラムによる教育を行っている。さらに、スキルアップを目指す学生のため、英語の教材としての雑誌やDVD、マンガなどを備えた「SALC(サルク)」という自律学修センターも併設。空き時間に英語でフリートークも可能だ。これらの英語教育が奏功し、17年度の「全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」において、同大学の学生が「文部科学大臣賞」を獲得した。

 なお、教育施設としては昨年4月、「IoT・AIセンター」を新設。情報学科を「未来情報コース」「知能情報コース」「電子通信コース」の3コース制として、デジタル新時代を支える人材の育成体制が整えられている。

 また、生物生命学部は、1学科に改組して学びの幅を広げる予定。工学部内には、エアラインパイロットを養成する国内唯一の自前一環教育を備えるなど、自身の夢を実現できる教育プログラムとサポート体制が揃っている崇城大学。

 「私たちは、一人ひとり異なる個性を持っています。その個性を伸ばし、社会で活かせるようになれば、個性は『才能』に変わると、私は考えています」。学生個々の才能を見出し、それを引き出す教育が必要と中山学長は話しを結んだ。

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知識を未来につなげる、具体的な“道筋”が学べる

 単に「専門知識を得る」だけではなく、知識を地域貢献や新しい技術開発に結びつける研究が揃っている点も、崇城大学の強みの一つだ。例えば、生物生命学部・西園祥子教授の専門である「食品化学」。食材に含まれる様々な栄養素や成分のうち、特定の成分が持つ保健機能を科学的に立証することで、これまでにも数々の「機能性表示食品」を開発した。いずれも、九州内の農産品を原料に地元企業とのコラボで作り上げる点が特徴。直近では本年6月、桑の葉にイソマルトデキストリンという糖や脂質の吸収を抑える機能性関与成分を加え、「健桑茶」(F762)という製品を市場に出した。機能性表示食品以外にも、県内の老舗製粉会社とコラボして米粉を使ったグルテンフリー食品を製品化。「離乳食から介護食まで、小麦アレルギーを持つ人たちが生涯にわたって利用できるようラインナップを工夫していきたい」(西園教授)。

■健康茶
熊本県合志市で栽培されている桑の葉を原料にした、食後の血糖値・中性脂肪の上昇をおだやかにする効果がある「健桑茶」

 工学部宇宙航空システム工学科では航空機の設計・開発に必要な知識を学ぶことができる。谷泰寛教授の研究室では「流体力学」をベースとして、次世代の航空機に向けた新技術を研究中だ。その一つが、「アウターロータ型モータ」を推進機に用いる「電動航空機」。一般的なモータとは逆に外側(磁石側)が回転するモータを多重化することで、小型で大きなパワーを発生。これにプロペラを装着すれば、全く新しいコンセプトの航空機が設計可能だ。「航空宇宙技術を習得することで、自動車や様々なジャンルの機械設計にも応用可能な知識と革新的な発想力を身につけてもらいたいと思います」(谷教授)。

■「アウターロータ型モータ」を推進機に用いた「電動航空機」
アウターロータ型モータを多重化して、外側に回転翼を装着することで、こういう形状の航空機デザインも可能になる

VOICE[在学生・卒業生より]

在学生
工学研究科 応用生命科学専攻
博士後期課程3年
古賀 碧さん
熊本県立人吉高等学校卒
産廃だった焼酎粕を
地元の“宝”に変える

 「頑張る学生の挑戦を全力でサポートしてくれること」が、崇城大の魅力だと思います。私は現在、学内ベンチャー(株)Ciamoの代表として、光合成細菌を大量培養するキットの研究・開発・販売を手がけていますが、大学からのサポートがなければ起業は難しかったかもしれません。「起業部」での活動を通じて、ビジネスプランコンテストなどに出場する際も多くのサポートを受け、人前で発言することが苦手だった性格が、「失敗しても経験から学べることがある」と考えられるようになりました。
 農・水・畜産業をはじめ、様々な分野での活用が期待されている光合成細菌ですが、購入すると高価です。Ciamoは、これを球磨焼酎の粕で大量培養する技術を開発し、近年中には東南アジアへの販路も確立する計画です。従来、産廃として捨てられていた焼酎粕を地元の「宝」に変える目標が、崇城大の応援のおかげで実現しようとしています。

卒業生
トヨタ自動車株式会社 車両技術開発部
岡田 歩実さん
2018年 工学部
宇宙航空システム工学科卒
「もっといいクルマ」を作る仕事で
崇城大の学びが活かされています

 現在、トヨタ自動車で「衝突安全」を向上させるための業務を担当しています。衝突時、乗員や歩行者の安全を守るため、車体の構造を最適化したり、シートベルトなどの性能を向上させる研究です。車体や乗員拘束装置に用いる材料や構造を検討する際、崇城大学で学んだ「材料力学」の専門知識が活かされています。今でも、在学時に使用していた教科書や資料を参考にしているほどです。
 アメリカ支社の人たちと話す機会もあるのですが、そこでも崇城大のSILCでの学びや、国際交流センターを活用したシンガポール留学の経験が活かされています。社会が急速にグローバル化する中で、英語は自身の専門性を活かすためのコミュニケーションツールの一つです。これから入学する皆さんも崇城大での学びを通じて、「挑戦する力」を磨いて下さい。

そうじょう大学(私)

【創 立】 1967年
(2000年に「熊本工業大学」から改称)
【学 部】 薬学部、生物生命学部、工学部、情報学部、芸術学部
【初年度納付金(私大)安い】工、理学部 九州・山口・沖縄 4位 薬学部 九州・山口・沖縄 4位
(いずれも『大学ランキング2022版』より)
〒860-0082 熊本県熊本市西区池田4-22-1 
☎096-326-6810(入試課)
https://www.sojo-u.ac.jp/

掲載大学一覧[九州・山口・沖縄]

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