名古屋女子大学

大正時代の1915年創設の名古屋女学校を源流に、1964年開学。「よき家庭人であると共に社会的に自立する女性の育成」を目指し続け、幼稚園から大学院までを擁する総合学園の中核を担う。2015年、学園創立100年には教育研究環境の充実を図り、大規模なキャンパス整備を実施。その環境は今も進化中だ。また、随時しなやかな教育改革を行っており、2019年には新学部・学科の設置により4学部体制となる予定。

女子教育一世紀以上の
伝統を基盤に、
未来に向かって
力強く歩む女性を育成

女子教育と共に100余年

「衣食住」の分野で専門知識を学ぶ家政学部などを展開。2015年の学園創立100年には、新しい教育研究拠点を整備した。
大正、昭和、平成
時代を超えて女子教育をリード
学園訓「親切」を核に、
次の100年を切り拓く

 社会に女性の力が強く求められる今日。その道筋を先導してきた、中部地域における女子教育の草分け的な存在。それが名古屋女子大学だ。
 前身の名古屋女学校が名古屋市東区葵町で創設されたのは、1915(大正4)年。良妻賢母教育の時代に、その建学の精神は「高い教養を身に纏(まと)った職能人としての女性の育成」という革新的なものだった。
 なお、同時に定められた学園訓「親切」は、現在も教育の核となっている。簡潔な一言には、人間愛や友愛の精神に加え、学問への情熱やその研鑽(けんさん)、さらに、自分を支えてくれる人への感謝の心を持ち、それを社会への貢献を通して還元するということまで、広く深い意味が込められる。
 1921(大正10)年には名古屋高等女学校に昇格し、1935(昭和10)年に瑞穂区汐路町へ移転。これからは女性にもより高い教育が必要との考えから、1950(昭和25)年に名古屋女学院短期大学が、1964(昭和39)年に家政学部を置く4年制大学が開校された。その後、家政学部への児童学科設置と同時に、天白区に付属幼稚園を設立。同校地に文学部、大学院が設置され、総合学園となった。
 創立100年を迎えた2015年、天白校地にあった文学部を汐路校地へ移し、「知の交流拠点」として、全学の教育研究施設・設備を集約したキャンパスを形成。整備は以降も続き、2017年9月には「新本館校舎」が完成した。ここには学園の中心的機能を担い、学生サービスを行う学生支援センターや、各学科の実習室などが置かれている。省エネガス空調などを導入するエコな校舎でもある。また、さらなる校舎建設の計画も進んでいる。
 大正、昭和、平成と時代を超える女子教育100余年の歴史を礎に、躍動は続く。

新学部・学科の誕生

看護学科では、「食」を軸にした健康管理を追求し、チーム医療の現場で多様なケアを担える職能を育成する。
2019年度、女性活躍の可能性を
一層拡大する
健康科学部 健康栄養学科・看護学科を
開設 〈設置認可申請中〉

 女性の可能性を広げる教育を行ってきた名古屋女子大学。今またその可能性を拡大するため、2019年4月に健康科学部 健康栄養学科・看護学科を開設する予定だ。
 新学部では、栄養管理や看護の立場から危機管理能力を身につけ、他の職種と共に課題解決やよりよいケア、サポートに取り組める管理栄養士と看護師の育成を目指す。医療や福祉にチーム力が求められているなか、互いの領域を理解し、チームで協働する力を自然に育むことが大きな特長だ。
 健康栄養学科は、家政学部食物栄養学科が改組されるもの。従来の教育内容をベースに、幼児からの食育支援、高齢者への食支援といった医療系専門職能の養成を強化し、看護・医療・福祉職との連携が図れる管理栄養士を養成する。
 看護学科が目指すのは、“身近に寄り添い・行き届く看護”を実践できる専門看護職の養成。チーム医療の中で多様なケアを担える職能を育て、特に臨床の場での「食」を反映した健康管理を追求し、管理栄養士らとの連携が図れる看護能力を身につける。母子健康保健教育に役立つ実践能力も養成する。社会医療法人名古屋記念財団との相互協力協定により、情報提供や助言、実習施設の確保や充実のための連携が行われるのも強み。また、実習室や演習室などを配する新校舎が2019年2月に竣工予定だ。
 実は本学での看護学科の起源は古い。前身の名古屋高等女学校の補習科で1929(昭和4)年、創設者の越原春子が全国に先駆けて看護学を開講。小学校への配置が進められた学校看護婦の資格と教員資格の2つを併せ持つ人材の輩出を可能にし、当時の新聞でも「全国で初の試み」「注目される新しい試み」と取り上げられた。
 それからちょうど90年、節目の年である2019年に看護学科が誕生することになる。

輝く女性のキャリアデザイン

管理栄養士の合格率は全国トップレベル。指定養成校として50年にわたる伝統と実績がある。
独自のプログラムと
きめ細かなサポートで
キャリア形成をバックアップ、
国家試験も高い合格実績

 女性の特性を生かす教育の実現は、歴史ある女子大ならでは。キャリアサポートについても独自のキャリアデザインプログラムを実行し、的確な試験対策によって高い国家試験合格率もキープしている。
 例年、全国トップレベルの合格率を誇るのが管理栄養士。2018年(第32回)の合格率も99.3%※1で、全国平均60.8%を遥かに上回った。臨地実習では管理栄養士の専門スタッフがサポートすることで、職業としてリアルなイメージを持ちやすくしているなど、教育内容も充実。指定養成校として50年にわたって1800名以上の管理栄養士を輩出しており、蓄積したノウハウは、2019年度からは健康科学部の健康栄養学科に引き継がれる。
 文学部の児童教育学科では、現場のプロや先輩の話を通して将来を考える機会を設けたうえで、希望の進路へ導く。
 2018年3月卒業生の、児童教育学専攻の小学校教員採用試験合格率は64.2%※2。各自治体の新規学卒者の合格率は40%というなか、やはり全国トップレベルだ。また、幼児保育学専攻の公務員保育職(保育士・幼稚園教諭)採用試験合格率は79.6%※3に達している。
 家政学部では、建築士、フードスペシャリストなど、多彩な資格・免許の取得を目指すことが可能だ。情報処理関連、福祉や食に関わる資格取得も推進。いずれも中・高の家庭科教諭一種免許も取得できる。
 短期大学部の保育学科では、保育士資格と幼稚園教諭二種免許を同時に取得可能。生活学科は3コースの選択肢があり、興味を感じる分野で専門性を高めながら、枠を越えた学びや資格取得もできる。

※1 受験者137名中136名合格 ※2 受験者67名中43名合格(講師を除く) ※3 受験者98名中78名合格

TOPICS[注目のトピック]

公共機関とのコラボで地域に貢献
スイーツコンテストでグランプリ受賞
 名古屋女子大学では、地域社会とつながり、学生と地域が共に成長できる機会として、地域貢献や社会連携の事業に積極的に取り組んでいる。
 2018年で11年目を迎えたのが、総合科学研究所による「開かれた地域貢献事業」の一環である、名古屋市瑞穂児童館、瑞穂保健所とのコラボレーション事業。いずれも学生のボランティアが中心だ。
 瑞穂児童館では、恒例のクリスマスイベントを開催し、「じしゃくであそぼう」と題したサイエンスショー、「クッキー作り」や「おんがくかい」など5つの企画を実施。子どもたちの興味を引き出しながら、イベントを楽しく盛り上げた。
 瑞穂保健所では、高齢者の認知症やうつを予防する教室「若返りキラキラセミナー」を、10月から翌年2月にかけて計6日間開催。その中の「愛知の味!味噌煮込みラーメンを作ろう」は、学生が考案し、インスタントラーメンコンテストで入賞したレシピでの料理講座。「身も心も温まる」と参加者に好評だった。
 また、瑞穂区役所主催の2017年度「第3回瑞穂区さくらスイーツコンテスト」で、短期大学部生活学科食生活コース2年生(当時)の白木美穂さんの作品、「さくら風いちごギモーヴ」がグランプリを受賞した。前年に続く同コースの学生による連続グランプリ受賞の快挙だ。ギモーヴとはフルーツピューレをゼラチンで固めたマシュマロのようなお菓子で、可愛らしさや手軽さに加え、新しい素材を取り入れた点が評価されたという。作品は瑞穂区内の洋菓子店で販売され、桜の名所・山崎川のお花見でも楽しまれた。
スイーツコンテストでグランプリを受賞した作品「さくら風いちごギモーヴ」。

EVENT INFO[イベント情報]

◉サマーオープンキャンパス
7月21日(土)・22日(日)、8月18日(土)・19日(日)
◉オータムオープンキャンパス 10月13日(土)
◉進学相談会(大学祭同時開催)
9月29日(土) [時間はいずれも10:00~15:00]

◎健康科学部※1 健康栄養学科※2/看護学科 ◎家政学部 生活環境学科(建築・インテリアコース、ビジネス・情報コース) ◎文学部 児童教育学科 児童教育学専攻(小中教育コース、初等教育コース、幼児教育コース)/幼児保育学専攻 ◎短期大学部 生活学科(情報ビジネスコース、ファッションデザインコース、フードマネジメントコース)/保育学科(第一部、第三部)
※1 2019年4月設置認可申請中。予定であり、変更の場合あり。
※2 2019年4月現家政学部 食物栄養学科を改組。

〒467-8610 名古屋市瑞穂区汐路町3-40
TEL 052-852-1111
http://www.nagoya-wu.ac.jp/

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