中部大学

学園創立から80年
変革と挑戦を続け
「不言実行、あてになる人間」
をこれからの社会へ

文系・理系の融合を実践する
幅広い学びを提供

宇宙航空理工学科の教育研究拠点として2018年12月に竣工した工学部新棟(15号館)。

 中部大学は2018年に学園創立80周年を迎えた。総合大学となった現在も先のニーズを捉えた教育を実践し続け、文系・理系共に次の時代に必要とされる知識を獲得し、応用できることを目指している。
 2018年4月には工学部の改組が行われ、電気電子システム工学科と宇宙航空理工学科が誕生。先端的な教育研究環境の拡充も進み、12月には宇宙航空理工学科の教育拠点、15号館が完成した。
 充実した学部教育の一方、自主活動も活発だ。宇宙航空理工学科第1期生の女子8名がプロジェクトチーム「スペースガールズ」を結成し、宇宙に関わるコンテストの上位入賞を目指して活動している。
 年間を通して盛んに行われる行事も魅力だ。例えば「全学学科対抗スポーツ大会」は、全天候型グラウンドで行われ、毎年学生・教職員を合わせ約3000人が参加し、今年で17回目を迎える。ワンキャンパスに全ての学部学科が揃う中部大学ならではの行事で、上級生と下級生、学生と教職員の団結力が深まる機会となっている。
 一方、地域との連携・交流の場として、地元・春日井市と連携した「地域創成メディエーター」を目指した報酬型インターンシップなどの正課外教育活動により、キャンパスだけでは得られない交流や経験ができる。自らが身につけた知識や経験をまとめ、学内で発表することにより、他の学生はもちろん、下級生に引き継ぐことで知識の共有も図られている。
 文系・理系を融合させる学びの場が豊かなのは、ワンキャンパスの総合大学ならではの強み。さまざまな活動・行事・交流を通して文系・理系の学生が集い、これからの社会に求められるデジタル化社会、IoT化社会に必要な知識と、それを活用できる人材の育成の場が中部大学にはある

世界的研究者と共に、
新たな学術の創発をめざす

数学の面白さ・楽しさを発信する「数学キャラバン」の開催風景。フィールズ賞受賞の森重文先生も講話者として登壇する。

 研究面においても、中部圏を代表する大学として成長している中部大学。さまざまな研究組織が置かれる中、学内外に開かれた高度な研究の場になっているのが「中部大学創発学術院」だ。ここは、世界トップレベルの卓越した研究者を学内と国内外から集めた、国際連携および先端研究を萌芽させるための組織。京都大学高等研究院と連携し、学生や研究者の自由な交流、情報の交換や共有、共同研究などを可能にしているのも特徴だ。
 活動の中心は、新しい学術の創発に向けた研究の推進。2018年度には重点課題として「数学」「野生動物学」「心の先端研究」の各専門部会を発足し、それぞれの研究の発展と同時に分野の融合を目指している。
 また、「大学という場では、優れた研究こそが最良の教育」という考えから、大学院生や学部生、さらには高校生・中学生も含め、まだ教科書にも載っていないような最先端の学問に触れられる機会を設けている。
 学内の誰でも参加できるのが、国内外の講師を迎えて多彩なテーマで開催される「創発セミナー」。世界的研究者と直に語り合えるチャンスでもあり、学生や教員という立場も、分野の垣根も越えた交流が繰り広げられている。
 その他にも高校生を主な対象とするのが「数学キャラバン」。最先端の数学研究者が、数学の面白さや楽しさ、そして数学と社会とのつながりを伝える講演会で、中学生や一般も参加できる。国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)によるプロジェクトの一環として全国各地で行われており、東海圏では唯一且つ初の開催として、2017年から同院が実施。2019年度は7月13日、名古屋市・鶴舞駅前の中部大学名古屋キャンパスで開催される予定だ。

THE世界大学ランキング
2019にランクイン

毎年ノーベル賞候補として名前が挙がる山本尚教授をはじめ、国際的評価の高い教授陣の研究成果がランキング入りにつながった。

 2018年9月に発表された「THE世界大学ランキング2019」で、中部大学は初めて1001+にランクインした。同ランキングはイギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education」が毎年発表。今回ランクインしたのは、世界中にある高等教育機関約2万3000のうち86カ国の1258大学、上位約5%だ。日本からは103大学で、中部大学は国内の私立大学の中で18位だった。
 評価は、5分野について13の指標でスコアが算出される。分野と比重は「教育(30%)」「研究(30%)」「被引用論文(30%)」「国際性(7.5%)」「産業界からの収入(2.5%)」だ。
 「研究」は、発表論文数や研究費収入などが指標となる。中部大学は科学研究費の配分額が中部圏トップクラス。2018年度は2億7690万円で、東海エリア私立大学の第2位※1だ。採択課題は新規と継続合わせて115件で、広範囲をカバー。研究支援の専門部署も置かれるなど、体制も強みだ。
 2018年度にノーベル化学賞候補に挙がった山本尚教授、澤本光男教授をはじめ、ノーベル賞候補となる教員が毎年複数いることは、「被引用論文」にも関係してくるだろう。多様な研究の成果を社会に還元していることは「産業界からの収入」につながる。
 また、24カ国・地域の54大学・機関と交流し、多彩な共同研究、留学・研修プログラムを展開しており、オハイオ大学との学術交流協定は46年目を迎える。国連から2007年に「中部ESD※2拠点」として名古屋大学と共に認証され、その教育活動も続けている。
 こうした活動や成果が認められたのが今回のランキング入りだ。

※1 文部科学省「平成30年度科学研究費助成事業の配分について」より
※2 Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育

HOT NEWS

名古屋グランパスの活動を支援、
実践的な学びの場に
 中部大学では、課外活動でも実践的な学びの場を豊富に用意している。その一例が、オフィシャルパートナー契約を結ぶJリーグサッカーチーム「名古屋グランパス」の活動支援。生命健康科学部の医療職を目指す学生が参加し、グランパスのホームゲームで救護ステーションの運営、場内巡回や救護活動を行う。
 巡回は、もしもの時に備えてAED(自動体外式除細動器)を携行する。病人やケガ人が出た場合は、スタッフ間で連絡を取りながら的確な対処を行い、迅速に救護室へ搬送する。多くの人が集まり混雑するゲーム中のスタジアムで、できるだけスムーズに活動するため、連絡方法や役割分担など、自分たちで考えた工夫も取り入れている。観客から「ありがとう」と声を掛けられることも活動の原動力となっている。こうした活動は、地域社会への貢献になり、何より、学生自身にとっても有意義な機会となっている。時には重疾傷病者にも対応することもある救護ボランティアを通じ、講義や学内の実習では得られない判断力や対応力など、実践的な多くの力を身につけている。
救護ステーションの運営を担当したスポーツ保健医療学科の学生。

PROFILE

中部大学

1938年認可の名古屋第一工学校を起源に、工科系大学として1964年に開学。改革を重ね、今日では7学部26学科4専攻・6研究科19専攻体制の総合大学へと成長。春日井市の緑豊かな丘陵に広がる約43万㎡(東京ドーム8.6個分)のキャンパスに、約1万1000人の学生が集い、ワンキャンパスのメリットを生かした領域を超えた学びや交流を展開。また、中部を代表する「知の拠点」として、社会に貢献する教育・研究を推進している。
https://www.chubu.ac.jp/

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