日本福祉大学

日本福祉大学美浜キャンパス。

地域に根ざした教育・研究を通じ
日本の「ふくし」を世界に届ける

地域と、世界とつながる学び

ベトナムのハノイ大学日本語学部でのインターンシッププログラム。

 日本福祉大学では、2016年に策定した国際化ビジョンのもと、研究・教育のグローバル化に取り組んでいる。留学生や海外派遣学生が着実に増え、連携協定を結ぶ海外の大学も18まで増加。2019年にはウスター大学(イギリス)とパジャジャラン大学(インドネシア)が連携協定校に加わった。
 海外交流事業にも多くの学生が参加している。2020年1月にはスィーパトゥム大学(タイ)との学術提携による国際的な教育活動の一環として「国際合同建築・都市設計デザインワークショップ」を実施。16名の学生がタイの学生と協働してバリアフリー問題の解決に取り組んだ。また、日本語教育センターが「地域日本語教室スキルアップワークショップ」を開催するなど、地域連携活動にも力を注いでおり、2019年度は愛知県立半田高等学校との交流事業でネパール人留学生が自国文化を紹介した。
 2020年度からは「日本福祉大学グローバル化ビジョン2020-2024」のもと、その流れを加速させる。「グローバル人材の育成・輩出」「世界トップレベル大学との協定締結に基づく事業展開」「多文化共生社会の推進」「日本語教育の世界展開」を4つの柱として、世界で活躍できる人材に必要な語学力、コミュニケーション能力、論理的思考能力、他者との協調力を養成。学術交流や共同研究の推進、海外フィールドワークの拡充を通して、大学のブランド力向上を目ざす。

広がる多職種連携教育

 日本福祉大学は「ふくしの総合大学」として、多領域の学部構成(8学部・10学科)で現代社会の諸課題に対応できる人材を養成している。地域が抱える課題の解決には、所属・職種を越えて連携し、知恵を出しあう力が必要との理念から、全学部を挙げて地域連携教育と多職種連携教育に取り組んでいる。
 多職種連携教育とは、専門職・職業人として多くの職種の人々と連携する力を育むこと。所属学部の専門教育と並行して、複数学部の学生が共に学ぶ科目を開講している。多様な専門性を持つ学生が互いを理解し、尊重しあう体験を重ねることで、さまざまな人と協働できる人材を育成する。また、学生が積極的に地域社会に出て、現場の課題を感じ取る機会となる地域志向科目を全学教育センターが設置。地域連携教育と多職種連携教育を連動させながら、社会で求められるチームワーク力、コミュニケーション力、課題解決力などの修得を目ざしている。
 さらに、地域課題の解決に求められる多職種・多分野連携のあり方や、その中での各主体の役割などを学ぶ科目として、全学教育センターが「ふくしフィールドワーク実践」を開講。「ふくしスポーツを核にした地域の関係づくり~子どもの異年齢間交流を通じて~」「一人の暮らしを皆で支える地域包括ケア」「いきいき暮らせるまちを育む地域デザイン」をテーマに、学部を横断した全学的・実践的教育が展開されている。

「ふくし・マイスター」の養成

亀崎建築ものづくり塾の学生による地域の方々とのベンチづくり。

 少子高齢化が進み、格差や孤立といった問題が深刻化している地域社会。日本福祉大学では、持続可能な「ふくし社会」の構築に向けて、地域に関心を持ち、主体的に課題解決に携わることができる人材「ふくし・マイスター」の養成に取り組んでいる。
 「ふくし・マイスター」とは、多領域が関連・連携しあう広義の「ふくし」の視点から、リーダーシップを発揮し、地域住民と協働して課題解決に当たることができる人材のこと。地域への関心力や理解力、地域に関わり働きかける力が求められ、学部科目と全学共通科目により体系化された地域連携教育を通じて、学生は「地域を創造する力」を磨いていく。
 全学部の1年生を対象にした演習「ふくしコミュニティプログラム」では、地域を知る、調べる、地域と関わる、学習を深める、成果をまとめる、という5つのステップで地域をフィールドにした学びの基礎を修得。その後に、全学教育センターが開講する多彩な地域志向科目で、地域に関する基礎知識を身につけ、多職種・多領域連携に関する実践的な学びを進める。実際に現場に足を運び、体験を通じて学ぶことで4つの力(日本福祉大学の学生が共通して身に付ける、伝える力、見据える力、関わる力、共感する力)が磨かれていく。
 地域に関わる学習を重ね、各学部で指定される地域志向科目を10科目・20単位以上取得し、学びのふり返りをした学生は卒業時に「ふくし・マイスター」の認定を受け、それぞれの専門性を活かして「ふくし社会」の実現に貢献する。

TOPICS[注目のトピック]

大学院修士課程に「看護学研究科」を新設
 2020年4月、大学院に5つ目の研究科となる「看護学研究科(修士課程)」が誕生。新しい看護学創造への探究と、社会還元のための実践的な学びがスタートした。
 看護学研究科は、「看護方法学」「成人看護学」「精神看護学」「地域看護学」「老年看護学」「ウィメンズヘルス看護学」「小児看護学」の7つの看護学専門領域で構成。複雑で多様な社会環境から発せられる保健・医療・福祉におけるさまざまな健康にかかわるニーズに対して、日本福祉大学が目ざす〝ふつうのくらしのしあわせ〟(Well-being for All)をふまえ、看護学の専門的探求を通じて、学問的根拠をもって応えることができる研究力や教育力を有する看護人材の育成を目ざす。
 また、スポーツ科学部から初の卒業生が誕生する2021年4月には、6つ目の研究科として「スポーツ科学研究科」の開設を予定している。スポーツ科学に関わる理論の探求と研究により学際的かつ実践的な研究成果を構築し、スポーツ科学の発展に寄与できる高度専門職業人の養成を目ざす。
※設置計画は現在認可申請中(設置構想中)。設置計画は予定であり内容に変更があり得る。

TOPICS[注目のトピック]

2020年4月、「教育・心理学部」が始動
 2020年4月、子ども発達学部から名称を変更した「教育・心理学部」が始動。新学部は「子ども発達学科」と「心理学科」の2学科で構成される。子ども発達学科には、臨機応変に専門性を駆使できる保育者を養成する「保育・幼児教育専修」と、学校教員を養成する「学校教育専修」がある。学校教育専修は、子どもや青年の発達を指導・支援・援助できる小・中学校(社会)の教員を養成する「学校教育コース」と、特別支援学校の教員・特別支援教育に精通した小学校教員を養成する「特別支援教育コース」に分かれる。
 心理学科は、社会で活躍する「こころ」のプロフェッショナルを養成。心理学の基礎を学んだ上で、専門性を高められる「3ユニット制」(生きづらさを抱える人を支援する「臨床心理ユニット」、人の発達と生活に寄り添う「発達・福祉ユニット」、社会の中で心理の学びを活かす「応用・社会ユニット」)を採用。ユニットごとに履修モデルが示され、自分に必要な科目を効率的に学べる。
へきなん保育園でのフィールドワーク。現場で学ぶ機会も多い。

PROFILE

日本福祉大学

日本で最初に四年制の社会福祉学部を開設した大学として1957年に設立された「ふくしの総合大学」。学部構成は8学部10学科。暮らしのあらゆる領域へ福祉を広げる理念のもと、「健康・医療」「福祉・経済」「教育・発達」など各分野に人材を輩出。知多半島を中心に4つのキャンパスがあり、全国から学生が集まる。社会福祉士国家試験をはじめ、資格取得で全国トップレベルの実績を誇る。
https://www.n-fukushi.ac.jp/

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