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変化を恐れず、多彩な改革を進行中 創立140周年以降の専修大学とは 専修大学 学長 佐々木 重人×タレント 上田まりえ

学部・学科の新設、新校舎の誕生、さらに新たな仕組みまで…。日本でも屈指の伝統を持つ専修大学が、2020年の創立140周年を前に大改革を進行中。昨年に引き続き、上田まりえさんが、専修大学の改革がどこまで進んでいるかを聞くため、佐々木重人学長のもとを訪れました。

イメージから変わりゆく専修大学

佐々木重人
佐々木 重人学長

上田 2019年に開設する経営学部ビジネスデザイン学科と、文学部ジャーナリズム学科、共にワクワクするような内容ですね。

佐々木 ビジネスデザイン学科は、独創的な発想や創造性がキーポイントになる学科ですので、そういった部分において、学生に期待させるようなプログラムを豊富に用意しています。例えば、企業と共同で課題解決のための提案をしたり、地方自治体などが行っているビジネスプランのコンテストに応募したり…。そういったことに積極的に参加し、学生たちの創造力を刺激します。また、ジャーナリズム学科には、現場の経験が豊富な先生が多くいらっしゃいます。そういった先生方から、いかに正しい情報を届けるかというプロセスと共に、最終的に情報を受け取った人々がそれをどのように受け止めたのかという検証も含めて学べるようにしていきます。

上田 新しい学びだけでなく、神田キャンパスの新校舎も着々と工事が進んでいるようですね。

佐々木 大学のホームページからでもリアルタイム配信で工事の様子を見ることができますが、実は私もスマホから見ることを想定したホームページをひっそりと立ち上げておりまして…。

上田 学長自らひっそりと?それは一般公開されていないということですか?

佐々木 一般公開はしていますよ。ただし、全て英語です。このホームページには、私が撮った写真などを載せています。例えば、学長室から見た四季ごとの風景とか。

上田 まるでインスタグラマーのようなことをされているのですね。それは、ひそかにしないでどんどん前向きに発信していきましょう(笑)。昨年お話を聞かせていただいた時も感じましたが、学長ご自身が新しいことにどんどん取組んでいらっしゃいますよね。昨年は、桜や音姫の話、おしゃれなカフェを学内に作りたいというお話もありました。

佐々木 実は、昨年の記事を読まれたのかどうかはわからないですが、神田キャンパスの横にスムージー屋さんができたんですよ。あのとき、上田さんから提案のあった、専修カラーのグリーンスムージーまであるんです。商売というものはおもしろいですね(笑)。

上田 それはスゴイですね!

佐々木 ですから、専修大学のカフェは質と価格、雰囲気で勝負しようかなと思っています。場所は新校舎の1階、吹き抜けで既存の校舎の通り抜けのルートにもなっているところ。教室などはないので、当初はそこに事務室などを置こうと思っていたのですが、学生たちの休憩場所の確保を重視し、すべてカフェにすることにしました。かなり大きな面積が確保できるので、椅子を配置してオープンテラスで気軽に休憩できるスポットにする予定です。

上田 隠れたオアシスのようですね。ぜひ、その様子も撮影してホームページにアップしてください。あとは、黒門前に建設中のもう一つの新校舎はどうなりますか?

佐々木 新しい学部ができ、既存の校舎の改修工事を行っていくと、教室の確保のために事務室や保健室などをほかへ移す必要が出てきたりします。そのなかで、悩みを抱えた学生たちが自由に相談できる相談室も確保する必要があるのですが、そういった場所はプライバシーの問題がありますので、なるべく分散させずに集約した方がいいだろうということで、黒門前の建物に集中させることにしました。そして、その建物はプライバシーを守るために、窓から外の人間と目が合ったりしないよう、わざと窓の位置をずらして目隠し的な機能をもたせました。このようにかなり凝った構造になっており、実用的で見た目もおしゃれな建物になっています。

上田 昨年も思いましたが、専修大学=おしゃれなイメージが世の中に浸透していないと思うので、こういうことをきっかけにおしゃれなイメージが定着するといいですね。

佐々木 おしゃれという言葉は男子学生が使うより、女子学生が使う方がいいと思いますので、女子学生に本当にそう思っていただけるようにしなければなりません。ですから、女性らしい細かな配慮を取り入れながら、イメージを変えていこうと思っています。

上田 イメージといえば、入試広報のポスターやチラシのキャッチコピーなども攻めていますよね。例えば、オープンキャンパスなどのチラシを見ても「専大は裏切らない」「専大をみくびるな」「専大一隅のチャンス」などのコピーを見て、すごくびっくりしました。

佐々木 専修大学は全国から学生が集まってきますが、やはり関東の学生が多いようです。そのため、関西方面の学生にもアピールをしたいのですが、彼らはユニークな発想や変わったことに敏感ですので、ちょっと思い切ったコピーを打ち出してみました。

上田 受験生の反応はいかかですか?例えば、オープンキャンパスなどでは…。

佐々木 参加者は昨年比で20%ほど増えました。私は商学部出身で、さらに2020年4月に商学部が神田キャンパスへ移転予定としていることもあり、商学部志望の受験生の動向に興味をもって見ていたのですが、東京・神奈川以外からも多くの参加者に来場いただきましたので、期待しております。

専修大学を変える、新たな試みと新たな学部

上田まりえ
上田まりえ

上田 専修大学は、日本の大学の中でもトップクラスの歴史と伝統をもっていますよね。そして、硬派なイメージもあるのですが、最近は卒業生が驚くようなイメージチェンジがあり、変化を実感します。個人的には野球部のユニフォームが変わったときにびっくりしましたが、いい意味でのサプライズがあり、それが専修大学の魅力にもなっているような気がします。

佐々木 人を驚かせるのが大好きなんです(笑)。例えば、私立大学にとって大きな財源の一つである、寄付金の制度も少し変わったアイデアを考えています。専修大学は年配の卒業生ですと寄付をしてくださる方が大勢いらっしゃるのですが、若い卒業生の方にも寄付に関して、もっと意識をもっていただきたいと思っています。

上田 私も正直なところ、寄付はしたことがないです。そういう話を聞くと耳が痛いですね(笑)。

佐々木 やはり寄付をしたくなるような仕組みが必要だと思うんですよ。そこで考えたのが、寄付の見える化。要するに、太平洋にコップ一杯の水を注いで、その水の行方を追うような感覚では、寄付のしがいがありませんよね。そのため今回、16階建ての新校舎ができるのに合わせて、教室に設置する椅子や備品の調達に協力いただくチェア募金というものを始めました。

上田 それは、寄付した人がこっそり椅子の裏に名前を彫ったりしていいというものですか?

佐々木 当初はスマホをかざすと寄付した方の名前が出てくるようなものを考えました。しかし、調べていくと思った以上にコスト高だったので、あきらめました。その代わり一口一万円をクレジットカードから振込める仕組みを整え、寄付していただいた方には「何番教室の椅子に使いました」というチェア募金報告書を出すことにしました。

上田 それはよい試みですね。OBやOG、大学が一緒になって在学生のために大学を作り上げていくという伝統が、これから先も積み重なっていくとよいですね。また、2020年に向けて、新しい学部ができるそうですね。

佐々木 国際コミュニケーション学部の開設を構想中です。設立母体は文学部で、学科構成は2つ。日本語学科と異文化コミュニケーション学科を予定しています。また、経済学部でも学科再編を考えています。

上田 国際系の学部で日本語学科ですか?

佐々木 不思議に思われるかもしれませんが、海外の人たちとしっかりとしたコミュニケーションを図るには、やはり日本語や日本の文化をしっかり理解していることが必要不可欠です。そのため、自分たちの言葉や文化をしっかり理解したうえでコミュニケーションがとれるような、国際的教養人を育てることを目的としています。
また、日本語は私たちの母国語である前に、世界の言語の一つでもあるという意識が前提にあります。海外には日本文化や日本語に興味をもち、日本語を学びたいという人がたくさんいます。国内でも外国人のお子さん向けの日本語教室がたくさんありますので、しっかりした日本語を教える先生が必要です。しかし、そのためには外国語の知識はもちろん、日本語を教えるという技能も必要です。国際コミュニケーション学部の日本語学科は、そういう人材を育てることも一つの目的としています。
一方、異文化コミュニケーション学科は、外国語の運用能力に特化した形で異文化理解を図る学科で、2年生の前期6か月間は外国へ留学をします。その留学前の教育は、実践的な語学力の向上を目的として、事前研修に定評がある語学スクール等と提携することを計画しています。そして、帰国後は外国語で議論したり、外国語でコミュニケーションをとるような講義を豊富に用意していきます。

上田 入学前の段階で英語力が不十分な学生でも受験して大丈夫ですか?

佐々木 もちろん大丈夫です。ですから、入学前の教育が大事ですね。推薦入試で入学してくる学生なら12月くらいには結果が出ていますし、一般入試でも2月には結果が出ています。そうすると2か月ほどの準備期間があるわけですが、この期間を空白にするのはもったいないですよね。そこで、新学部では入学前の教育を重視しようと考えています。また、せっかく国際系の学部をオリンピックイヤーの2020年に設置する予定ですので、何かこの学部ならではの貢献ができないか、現在検討中です。

上田 では、変革が進む専修大学への入学を考えている方へメッセージをお願いします。

佐々木 近年は仕事のあり方が大きく変わる時代になってきています。私も専門は会計学ですが、例えば企業の会計を見る会計監査でもAIを使う時代になってきています。そういう時代に生き残っていく人材を育てるため、大学の学びも教室の中に留まらない教育が増えてきています。専修大学も教室の外で行う実践型の授業をどんどん展開し、教室の中においても活発に議論しあうような教育を行っていきます。そういった雰囲気をぜひ、オープンキャンパスなどで感じ取ってみてください。

上田 「専大は裏切らない」ですよね。

佐々木 はい、裏切りません!

佐々木重人上田まりえ

佐々木重人佐々木 重人(ささきしげと)
1978年専修大学商学部会計学科卒業。83年専修大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(経営学)。83年専修大学商学部助手。88年同助教授。95年同教授。2013 〜 16年商学部長。11 〜 13年税理士試験委員。専門は会計史。
最近の著書▽『近代イギリス鉄道会計史―ロンドン・ノースウェスタン鉄道会社を中心に―』(2010年、国元書房)▽共著『体系現代会計学第5巻 企業会計と法制度』(11年、中央経済社)▽共著『歴史から見る公正価値会計―会計の根源的な役割を問う―』(13年、森山書店)

上田まりえ上田まりえ(うえだまりえ)
1986年鳥取県境港市生まれ。専修大学文学部を卒業後、2009年に日本テレビにアナウンサーとして入社。2014年には“とっとりふるさと大使”に就任する。2016年2月、日本テレビを退社し、同年2月に松竹芸能に所属。タレントとして現在はバラエティ番組から、野球をはじめとしたスポーツ番組など、幅広く活動中。
主なレギュラーに、TOKYO MX「5時に夢中!」(月-木アシスタント)、NHK BS1「ワールドスポーツMLB」(土日キャスター)

Vol.11
〜上田まりえの母校訪問〜
変化を恐れず、多彩な改革を進行中
創立140周年以降の専修大学とは
専修大学 学長
佐々木 重人
タレント
上田まりえ
Vol.10
〜上田まりえの母校訪問〜
日本で初めて「ジャーナリズム」を学科名称とした
文学部ジャーナリズム学科の学びとは
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Vol.9
〜上田まりえの母校訪問〜
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Vol.8
〜上田まりえの母校訪問〜
2020年に140周年を迎える
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Vol.7
〜上田まりえの母校訪問〜
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Vol.6
〜上田まりえの母校訪問〜
スポーツに強い憧れとこだわりをもつ
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Vol.5
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専修大学文学部教授
田邉 祐司
Vol.4
現場重視のフィールドワークで、
変容する世の中を生き抜く能力を身に付ける
専修大学商学部教授
神原 理
Vol.3
学んだことを「外」の世界で試せるチャンスが
学生のキャリア意識をいっそう高める
専修大学商学部教授
鹿住 倫世
Vol.2
日本語を共通言語として海外と
ネットワーク利用共同授業
―日本文学文化学科のユニークな試み
専修大学文学部教授
板坂 則子
Vol.1
グローバリゼーションのもう一つの
側面を支える 「日本語教育」を、
海外実習を通して深める
専修大学文学部教授
王 伸子 備前 徹

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