元大手銀行員・サリーちゃんが見た「お金に好かれる人、そうじゃない人」

【第1回】 銀行の窓口ってどんなところ?

元大手銀行員サリーちゃん

「START!」読者のみなさん、はじめまして。サリーと申します。私はつい先日まで、某大手銀行の窓口で6年間働いていました、普通のOLです。「銀行の窓口なんて行ったことないよ」「働いていると銀行に行くのが難しいよね」「口座は持っているけど、窓口には行かない」といった人が、最近多くなっていますよね。
本当にもったいない!銀行の窓口には、お金に関する情報やヒントがたっくさん詰まっているのです。
窓口にいると、超お金持ちの人、少しお金持ちの人、お金持ちになりたい人、お金持ちのふりをしている人(笑)などなど、さまざまな人と出会います。このコラムでは私の窓口での経験を通して、少しでもお金や資産運用、投資に対する意識のハードルが下がればいいなあ、なんて思っています。どうぞ気軽に、末永くおつきあいください。

初回のテーマは「銀行の窓口って、どんなところ?」です。

朝9時まで、ひと勝負

まず銀行員の朝は早い!これはみなさん何となく知っていますよね。朝の5時起きは普通で、なかには4時台のつわものも…なんて、他行の友達から聞きます。早起きがめちゃめちゃ苦手な私でも、毎朝6時には起きていました。バタバタとシャワーを浴びて、朝食を食べて、ささっとメイクをして、電車に飛び乗ります。
電車の中では日経新聞を縦にして読みながら、時にウトウトしつつ、ガタンゴトンと揺られて朝8時までには支店へ着きます。
警備担当のおじさんに元気よく挨拶をして支店内に入り、ちゃちゃっと着替えて、8時半ごろから毎日朝礼があります。
朝礼では、新聞の読み合わせ(こんな記事が載っていたとか)、今日の予約人数、今日の目標額などの情報を、みんなで共有します。たまには「全体朝礼」なるものがあって、それこそ支店全員が集まって、支店長からありがたい話を聞きます、笑。
そして9時ちょうどにオープンです!

私は窓口での営業なので、基本的には相談にいらっしゃったお客様(事前予約してもらってます)の対応をします。お客様が来るまでに、「今までこんな商品を買ってもらった」など過去の取引記録や、現在の口座内容などの資料、さらには前日に考えたおすすめ商品などをまとめた資料を、ビシっとそろえて、お客様をお待ちします。

※写真はイメージです。

1日5000万円!?

私の営業トークのポイントは、お年寄りのお客様には「まるで孫のように」ふるまい、少し年配の方には「まるで子どものように」お話をうかがうことです(笑)。親身になって話を聞かれることは、みなさんうれしいものですよねー。
お客様の相談は短くても1時間、長いと2時間くらいかかります。世間話から始まって、お金のことだけでなくいろいろとお客様の悩みをうかがいます。こちらからも質問をさまざまな角度から当ててみて、お客様の本心・本音を探っていきます。

自分がすすめた商品を買ってくれたときは、「よっしゃー」とテンションが上がります!逆に狙いがことごとくはずれて、「また来るわ-」と何もなく帰られてしまうと、すごくへこみますし、おなかがすきます。。。
こんな形でお客様の相談が4~5件くらいあるのが、普通の一日です。私のチームは5人だったのですが、1日に3000万円、多いと5000万円くらいの金融商品が売れます。もちろん金額だけが評価基準ではないのですが、いいものがたくさん売れて数字が伸びると、嬉しいなあと思います。

テレアポ、だいすき

たまには朝9時の段階で、お客様の相談予約がないときもあります。そのときには、こちらからアポイントの電話をバンバン入れます。自分が担当するお客様のリストから、動きがありそうだなあ、そろそろ次の展開を考えているんじゃないかなあ、という方にひたすら電話します。相談のアポイントを取る件数にも目標があるので、まずはその件数に届くようがんばります。
メンバーがみな、自分が担当するお客様のリストをそれぞれ持っているのですが、私はだいたい1000人以上のお客様を持っていました。もちろん全員にアプローチするのはとうてい無理なので、可能性が高そうなお客様から順番に電話をしていきます。
基本的になにか商品が売れる見込みのある人にしかアポイントは取らないので、残高額がいくらなのか、どれくらいお金をアクティブに動かしているのか、そんなことを日々考えながら電話で営業します。

窓口での相談と電話でのアポイントを繰り返していると、あっという間に窓口が閉まる15時になってしまいます。忙しくて昼ご飯が食べられない日や、コンビニに頼ってしまう日も結構あります。

しめてクタクタ

窓口は15時ちょうどに閉まるので、そこから「しめ」の作業をします。出入金したお金を数えたり、金庫を閉めたり、資料をまとめたりと、これがまあ大変。よく「銀行は15時に終わっていいねえ」などと友達から言われるのですが、裏ではそのあともしっかりと働いているんです!しっかりと作業を終えると、早くても18時くらいになります。時期によっては、もっと遅くまで残業することもあります。
慣れとはいえ、お客様のお話を長時間聞くのは、楽しいけれどもなかなか精神的に疲れるものです。またそのあとの細かい作業も多いので、支店を出るときは、かなりクタクタになっています。友達と軽く飲んで家に帰ると、そのままベッドに倒れ込む。。。こんな生活を月~金で送っていました。

でも、お金のことって、一人で抱え込むんじゃなくて、誰かに相談すると、より新しい見方を見つけることも多いんですよ。だから窓口に行くのもたまにはいいですよね!最後はなんだか銀行の宣伝みたいになってしまいましたが、笑。

次回は「支店は女社会!?」を書きたいと思います。おたのしみに~。

元大手銀行員・サリーちゃんが見た「お金に好かれる人、そうじゃない人」

【第1回】 銀行の窓口ってどんなところ?

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