「未来を創る力について語ろう」 作家・池井戸潤×野村ホールディングス株式会社 グループCEO・永井浩二

【第3回】「“今”以上の“未来”」を目指し、ひたむきに

野村ホールディングス

日本経済のこれまで、そして現在の問題点を踏まえ、どんな将来像を描くべきかーー。作家・池井戸潤さんと野村ホールディングス・グループCEOの永井浩二さんの対談も、今回が最終回。金融機関が取り組める、多様な未来のかたちづくり、その可能性について模索します。

池井戸 地方活性化というテーマで、大きく成長するジャンルとして注目しているのが農業です。

永井 そうですね。当社グループでも2010年からアグリビジネスを手掛けています。地方で営業活動をしていて、喫緊の課題である農業の近代化、活性化を実現するにはどうしたらいいのか? というご相談をたくさんいただいたことから、コンサルティング会社を設立したのがスタートですね。

池井戸 私が課題に感じるところもまさに同じで、過疎化、高齢化により離農者が増加する現状をどう救うか? ということ。準天頂衛星「みちびき」(18年より運用開始予定)によるGPSの精度アップによって、無人農機具を動かす時代になりつつあります。

永井 確か、数センチ単位くらいで動かせるようになるんですよね?

池井戸 そうです。今は道路交通法の問題があるんですが、技術的には、納屋からトラクターやコンバインが自動で出ていって、仕事をして自動で戻ってくることが可能になった。こうすれば、少ない人数でも農業の規模拡大が可能になり、世帯の収益も格段に上がるでしょう。東京の会社であくせく働くより、農業に転向したいというサラリーマンも、少しは増えるんじゃないかと(笑)。

永井 確かに。我々も、最初はコンサルティングのみだったんですが、現在は北海道と千葉の農業生産法人で、社員が実際にトマトやホワイトコーンといった農産物を、ハウス栽培で手がけています。実際に体験してみて発見することも多く、お客様へのアドバイスに活かしています。社員たちも「農業ってすごくいいですよ!」とやりがいを持って取り組んでいます。

池井戸 ハウスはコストが高いと聞きました。お金のあるところしかできない(笑)。

永井 将来に向けて、夢は広がりますね。そして、夢といえば、変革と挑戦に取り組む日本の金融機関として、我々は2020年の東京オリンピック・パラリンピックも応援していきたいと思います。長くデフレに苦しむ日本経済再生の契機となる大会を、ゴールド証券パートナーとしてサポートできることに誇りを感じています。

池井戸 ゴールドパートナーは、何社くらいあるんですか。

永井 全部で15社ですね。若手から幹部、そして外国人社員も含めた多くの社員が、これだけ「やりたい!」と声を上げたことは、なかったんじゃないかと思います。そして、池井戸さんがお好きなゴルフでは、今年2017年から、プロゴルファー・松山英樹選手のサポートを開始しました。

池井戸 松山選手は間違いなく、世界のトップを狙えるプレーヤーだと思います。

永井 ええ。もともとは、我々のお客様と親和性の高いスポーツということで注目していたゴルフですが、グローバルなステージを目指し、常にひたむきに前進する松山選手は、まさに今以上の未来を目指す我々の思いを体現する存在。東京2020オリンピックでの活躍も含め、今後のさらなる飛躍に期待しつつ、我々も松山選手とともに、新しいステージに向けて変革と挑戦の歩みを続けていきたいと思っています。

池井戸 潤(いけいど・じゅん)
1963年岐阜県生まれ。98年に『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、『下町ロケット』で直木賞。作品に半沢直樹シリーズ(『ロスジェネの逆襲』ほか)、花咲舞シリーズ(『不祥事』ほか)、『空飛ぶタイヤ』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『アキラとあきら』『民王』『陸王』など。

永井 浩二(ながい・こうじ)
1959年東京都生まれ。中央大学法学部卒業。81年に野村證券株式会社に入社。豊橋支店長、岡山支店長、事業法人一部長、京都支店長などを歴任し、03年に取締役、07年に常務執行役、09年に代表執行役兼専務、11年に代表執行役副社長兼Co-COO。12年より野村ホールディングス株式会社代表執行役グループCEO。

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