※5Gとは、第5世代(5th Generation)移動通信システムの略称です。※上記はイメージ図です。
あしたから使える投資のキーワード

【第1回】最近よく見る「5G」ってなに?

大野 宏央

最近ニュースでよく目にする「5G」(ファイブジー)。第4次産業革命といわれる技術革新は、 IoT(モノがインターネットにつながる)やAI等、テクノロジーの発展を通じて人々の生活や産業構造に劇的な変化をもたらすといわれ、世の中の関心が高まっています。
ここでは、三井住友トラスト・アセットマネジメントさんに、「5G」とお金にまつわる話を5回シリーズでわかりやすく教えてもらいます。第1回は、本邦初の5G関連ファンド「次世代通信関連世界株式戦略ファンド 愛称:THE 5G」を企画された大野宏央さんです。

通信速度が100倍に!3つのいいこと。

通信ネットワークの進化は、携帯電話の機能向上から実感することが多いです。音声通話が中心だった1970年代後半の1G(第1世代移動通信システム)にはじまり、現在の4G(第4世代移動通信システム)から5Gへのシフトで携帯電話のサービスレベルを超えた活用が期待されています。

このポイントは、「高速・大容量」「多数同時接続」「超低遅延」の三つです。

まず、高速・大容量。5Gの移動通信量はこれまでの1,000倍、その速度は100倍での処理が可能となるので、例えば、8ギガバイトのハイビジョン画質のダウンロードに4Gでは7分かかっていたものが、5Gでは6秒となり、瞬時に完了します。
次に、多数機器の同時接続。世界における IoT機器や装置数は足元200億個以上といわれていますが、5Gが普及すると現在の100倍、例えば自動車や家電など、身の回りのモノがインターネットに常時接続することが可能となり、まさに IoT社会の実現が可能となるのです。
最後に超低遅延。これは通信速度の遅れを劇的に解消し、自動運転のブレーキ操作や遠隔医療など、人命にかかわるクリティカルな分野での応用が期待されています。
このように5Gは、AIやIoT、ロボットといったテクノロジーの発展の中心的な基幹技術と考えられ、5Gがなければ、AI、IoT、ロボットはもとより、自動運転などの世界は実現しません。

大きな経済効果 2025年には最大1,336兆円

現在、テクノロジー分野でグローバルに技術力を競っている日本、米国、中国、韓国では、次世代を支える社会インフラとして、官民を挙げて5Gネットワークの導入ロードマップに沿った着実な整備を推進しています。例えば、日本では2020年の東京オリンピックをめどに商用化に移行する見込みです。
この導入のロードマップは、「インフラの敷設段階」から「 IoTデバイスや通信サービスの変革段階」、そして「新たなビジネスの登場段階」へとシフトしていきます。そして、この過程では5G技術に優れた多くの関連企業がグローバルに存在し、その推進段階に応じて業績向上が期待され、世界の IoT分野における経済効果は2025年には最大で1,336兆円まで拡大が見込まれています。こうした5G関連企業に投資するファンドについても、5Gの発展と推進の各段階で多様な投資機会があり、息の長い投資を実現できると考えられています。

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