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10月21日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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就職率98・0%が実証する質の高い学び

旭化成株式会社・本夛礼圭さん(理学研究科生命理学専攻修了)

 立教大学の2017年3月卒業生の就職率は98・0%(※1)。女子については90・2%(※2)が男女同待遇の総合職に就いている。

 立教大学では、単に就活のテクニックを磨くのではなく、入学後の早い段階から学生に動機づけを行い、卒業後を見据えてキャリアを考える学びのスタイルを導入している。注目に値する就職力の高さは、その学びの質が企業などから高く評価されていることの証左といえそうだ。

 大学院理学研究科を経て旭化成株式会社に入社した本夛(ほんだ)礼圭さんは、現在、医療機器の企画販売を担当している。「自分が医師にどんな情報を提供したか、機器についてどんな改良提案をしたかが治療を左右することもある、責任の重い仕事です。でも、人を助けることにつながるのでやりがいがあります」

 大学時代のテーマに合わせて手順を組み立て、友人と議論しながら実験を進めていった経験が、今の仕事に役立っていると感じる。また、製薬企業でのインターンシップに参加したことで、企業のコスト意識や組織のなかで働く意味を学んだ。「自分が本当にやりたいことは何か、きちんと向き合う機会になりました」

 地方出身の本夛さんにとっては、そもそも立教大学に進学すること自体、大きなチャレンジだったという。「友人は県内大学への進学者が多いなか、私は多様な背景を持つ人たちと一緒に学んでみたいと東京の大学を選択。サークルはジャーナリズム研究会に所属し、文系の友人との交流からも多くの刺激を受けました」。彼女が今の会社を目指した理由も、多様な分野のプロが集う環境に魅力を感じたからだ。

 専門性を生かして人の役に立つことの大切さ。多様な人たちと協力しながら目標を達することの面白さ。立教大学で学んだことが、彼女を今も支えている。

※1 就職希望者3810人中、就職決定者3735人
※2 就職決定者2087人中、総合職1882人

英語力を身につけ「世界」を目指す

三菱地所株式会社・三村翔さん(経済学部経営学科〈当時〉卒業)

 三菱地所株式会社に勤務する三村翔さんは、立教大学の一番の特長は自由な校風にあったと語る。「自由というのはすべて自己責任で決定しなければならないということ。どんな授業を取り、どれほど深く学ぶか。主体性が求められる環境でした」。体育会フェンシング部の活動に明け暮れる毎日だったが、周囲は学びへの努力を怠らない人ばかりで、疲れてつい手を抜きたくなるときも仲間の存在が刺激になったという。

 入社後に社内制度に合格し、ニューヨーク大学への留学というチャンスをつかんだ三村さん。しかし意外にも、高校までは英語が苦手科目だったという。「立教では1年次から英語の授業が週4、5回ありました。徐々に英語力が身についていったのは、そのおかげだと思います」。留学先では欧米の不動産市場の大きなポテンシャルを感じた。いずれはこんなビジネス環境で勝負してみたい。英語が苦手だったころには考えもしなかった目標ができた。

 「現在は社内の新事業創造を担う部署に属し、都市木造プロジェクトを進めています。日本の不動産の将来を変える意気込みです」。ディベロッパーという仕事に欠かせない、人の和を重んじる精神。そして、その上に立脚するリーダーシップ。三村さんの原点は、大学時代の学びにある。

「ブレない軸」を築く充実のキャリア教育

キャリアセンター部長・佐々木宏教授

 一生のうちに複数の企業や職種を経験することが特別でなくなり、国境を越えて活躍の場を求める人もますます増える流動化の時代。立教大学キャリアセンター部長の佐々木宏教授は、「ブレない軸」を持つことが重要だと語る。「仕事・職業を含めた、自立した個としての自分らしい人生の歩み方。それが『キャリア』です。私たちは、4年間の学びのなかで学生たちが自らのキャリアを主体的に考え、行動するための手助けをしています」

 入学後、スムーズに大学での学びに移行していけるよう、それぞれの「居場所づくり」をサポートすることもキャリアセンターの仕事。企業での実地体験などを通じて仕事や社会への理解を深める「スタディツアー」は1年次から参加できる。学生たちの相談を受けるキャリアカウンセラーは21人在籍。年間で開催されるキャリア・就職支援プログラムは492回に上るなど、手厚い支援を行っている(2016年度調べ)。

 今年度は、卒業生や社会人とのつながりを強化するシステム「VISITS OB」を運営する株式会社VISITS WORKSとの業務提携を締結。学生たちのキャリアに関する志向や行動特性などのビッグデータを解析し、支援に役立てる仕組みを共同で開発する。将来的には全学生2万人の「VISITS OB」利用を目指しており、詳細なデータを基にした充実のシステムが実現することが期待されている。

 「さまざまな価値観が交差し、地球規模の課題が山積している時代、立教大学でキャリアの土台を築き、高い使命感を持って卒業していく学生たちをとても頼もしく思っています」

データで見る高い就職力
有名企業400社に多くが就職
有名企業400社への就職率ランキング
※2015年卒業生対象。卒業生3,000人以上の大学。大学通信調べ。
※データは各大学発表による。大学によっては一部学部・キャンパスのみの場 合あり。実就職率は、就職者÷〔卒業(修了)者-大学院進学者〕で算出。
 立教大学の実就職率は、1,201人÷(4,476人-210人)=28.1%

 高い実就職率に加えて、立教大学で特徴的なのが、就活生に人気の高い企業や上場企業に就職する人の多さ。2015年3月卒業生の有名400企業への就職率で、立教大学は全国9位、私大で5位という結果に(卒業生3,000人以上の大学で比較)。実績を残している。

「GLAP」今春スタート
真のグローバルリーダーを育てる

 創立以来のリベラルアーツ教育の伝統を生かしながら、これからの時代を担う新しいグローバルリーダーの育成をめざす「Global Liberal Arts Program(GLAP)」がスタートした。1学年20人程度と少人数のGLAP生は、入学後1年半の留学生との寮生活を経て、2年次秋学期から1年間は全員が海外に留学する。帰国後はさらに専門性を高めていく。

 募集は春季と秋季、年2回の「国際コース選抜入試(GLAP)」のみで実施。秋季入試出願者は返還不要の入学前予約型奨学金(年額120万円)に申請可能。その他、海外留学のための奨学金などがある。

入学前に申請可能な奨学金
返還不要で学生生活をサポート

 経済的援助が必要な学生に対して、学業継続の機会を保障するための入学前予約型奨学金。一般入試または大学入試センター試験利用入試を受験などの条件あり。

【立教大学自由の学府奨学金】
・首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県)以外の高等学校などの出身者
・年額50万円(理学部は70万円)を4年間継続で給付(継続審査あり)
・採用候補者は約500人

【立教大学セントポール奨学金】
・首都圏(上記)の高等学校などの出身者
・年額40万円(理学部は60万円)を4年間継続で給付(継続審査あり)
・採用候補者は約250人