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10月21日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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50の国と地域からの留学生とともに学ぶ

馬場善久学長

 2014年に文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」に採択された創価大学。キャンパスの国 際化は年々進み、本年4月現在約8000人が学ぶ八王子キャンパスには、50の国と地域から約550人の留学生が学び、学生の約7%が留学生という割合だ。

 「これからの世界や社会を考えると、いろいろなバックグラウンドを持った人々とともに学ぶことは、学生にとって大きなメリットとなるでしょう。本学では教職員の多様化にも力を入れており、外国人の教員や海外での教育活動を長く続けてきた教員が多くいます。スーパーグローバル大学として採択される以前と現在では、留学生の数も倍以上に増えています。多様な考え方を認め合い、これからの平和な世界を築いていく基盤となる力をつけるためには、キャンパスの多様化は欠かせないと考えています」と馬場善久学長は言う。

 キャンパスでは英語をはじめとする様々な言語が飛び交い、学生がそれぞれの価値観を共有したり、ディスカッションやプレゼンをしたりする学びの場も整っている。その拠点が、ラーニング・コモンズ「SPACe」だ。

 「ここを利用する学生は、一日平均で延べ2500人を超えており、アクティブ・ラーニングの拠点となっています。学生たちが個人やグループで課題に取り組んでいたり、海外の学生と語学を学び合ったりする姿が、日常の光景となっています。学内の教育環境を使いこなして、これからの世界に必要な知力・人間力を磨いてほしいですね」

新たな教育システム プログラムの拡充

 創立50周年を見据え、策定された「創価大学グランドデザイン」は、その最終段階である第3ステージを迎えた。昨年度は各学部・研究科において、ディプロマ、カリキュラム、アドミッションの三つの方針を見直し、それぞれの教育の目的と特色をより明確にしてきた。その中でも特にディプロマ・ポリシーで創価大学がこれまで取り組んできた「創造的世界市民の育成」にあたり、新たに身につけるべき能力として次の四つを掲げている。それは、「知識基盤/幅広い知識と高度な専門性」「実践的能力/知識を社会に応用する力とコミュニケーション力」「国際性/多様性を受容する力と他者との協働性」「創造性/統合する力と創造的思考力」というもの。馬場学長は「これまでもそれぞれの学部や研究科でディプロマ・ポリシーやカリキュラム・ポリシーを定めていましたが、本学全体を貫く方針として、常に教職員と学生が意識できるよう、シンプルにこの四つを掲げることになりました」という。

 「知識・実践・国際・創造」を常に意識することで、学びへの目的を明確にすることができる。どう社会に役立ちたいか、価値を還元していきたいかというキャリア教育にも必要な考え方だ。創価大学では、1年次の基礎演習から4年間の計画と目標を立て、それを実行するために必要なことを考えていく。その授業にはサポートとして3年生の先輩が参加し、身近なロールモデルとして、1年生のキャリア形成を支援している。

自分が学んだ価値を社会に還元できる人に

 創価大学が提供するリソースを活用し、世界で日本で、教職員が驚くような活躍をする学生も多い。世界に目を向けるとG20の加盟国の各国から一人ずつ選出されて開催される「Girls20サミット2016」には、創価大学の学生が選 ばれている。さらに、アフリカ開発会議(TICAD Ⅵ)では「日本・アフリカ学生イノベーターズ・エクスポ」において、文学部の学生がGrand Awardに選ばれた。地域に根ざした活動では、大学コンソーシアム八王子やネットワーク多摩主催のコンテストなどに参加。米粉のパンを開発して商品化するなどの活動で地域に貢献する学生の姿もあった。

 「本学の学生や卒業生が国内外で活躍していることを見聞きするのは、何よりの喜びです。駅伝部の活躍や硬式野球部からプロの選手が誕生したなど、スポーツでの活躍もめざましいものがありました。入学時にはTOEICのスコアがそれほど高くなかったのに、学内のプログラムをフル活用して、留学はせずに、卒業時にそのスコアを900点まで上げた学生もいます。本学は、学生それぞれのやりたいことや目標を果たすため、『学生第一』を中心に据えてきました。その結果が、学生一人ひとりの力となり、その価値を社会に還元していくことで、よりよい未来へと貢献していきます」

 様々な価値観とバックグラウンドを持った学生がともに学び合うキャンパスでは、自分の常識や日本の常識を超越したところで、新たな視点や柔軟な思考が必要となる。そこで養われた柔軟な力こそが、平和な世界を築くために必要なのだろう。

国際学生寮オープン
日常で築くグローバルネットワーク

 寮内で生活することを通して、グローバルに活躍する人材の育成をコンセプトとした滝山国際寮(男子寮)と万葉国際寮(女子寮)が新たにオープン。寮室は全て机、椅子、ベッド、クローゼット、空調完備の個室でありながら8人で一つのリビングが設けられ、寮生同士がコミュニケーションを図れる間取りとなっている。さらに各寮には学習やコミュニケーションに活用できる共用ラウンジもある。

看護師国家試験合格率100%
看護学部1期生75人全員合格

 2017年2月19日に実施された第106回看護師国家試験の結果が、3月27日に発表され、看護学部から受験した75人全員が合格した。中泉明彦学部長は「学部の指針『生命の尊厳を探究する生涯学びの看護』『生きる力を引き出す励ましの心光る看護』『共に勝利の人生を開く智慧(ちえ)と慈悲の看護』を胸に、一人ひとりが臨床の現場で看護師として活躍することを心より期待しています」と述べた。

スポーツでも注目を集める
様々なフィールドで輝く

 世界中からトップのチアリーダーやダンサーが集まる「ICUチアリーディング世界選手権2017」で日本代表として出場した尾本幸一(教育学部)、松尾正樹(文学部)ペアが「ヒップホップダブルス」で2年連続の金メダルに輝いた。また、チームは「チームチア・ヒップホップ」「フリースタイル・ポムダブルス」でも世界一になった。昨年度は、硬式野球部田中正義投手が福岡ソフトバンクホークス、池田隆英投手が東北楽天ゴールデンイーグルスから指名を受け、陸上競技部駅伝部は、新春の箱根路で総合第12位という成績を残すなど、学術系・文化系のクラブとともに、スポーツで活躍する学生に注目が集まっている。