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01月23日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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公徳心を備える学びと特色あるカリキュラム

倉田信靖理事長・総長

 高度経済成長期さなかの1965年、東京国際大学は「新たな時代を牽引(けんいん)する“真の国際人”の養成」を掲げ、産声をあげた。およそ50年の間に、商学部のみの単科大学から5学部10学科の文科系総合大学に発展。創学当時から貫いている、少数精鋭の「手厚い教育」が今、国内外で高く評価されているという。緑豊かなキャンパスに集うのは、8人に1人が留学を経験するなど海外志向が強い日本人学生と、59の国や地域からやってきた留学生だ。多国籍の学生が学内の様々な場所でフランクに語らう姿が見られるのも、特徴の一つだろう。

 垣根のない学びの場で養われる「真の国際人」とは、どのような人材なのか。倉田信靖理事長・総長は「ビジョン(大志)」「カレッジ(勇気)」「インテリジェンス(知性)」と、人類の普遍的な価値観に立ち、「公(おおやけ)」のために貢献する「公徳心」を備えた人物と説く。

 「世界情勢が不安定になっていますから、物事を俯瞰(ふかん)する〈ビジョン〉と、違いを認め合いながら関係を構築する〈カレッジ〉を持つことが欠かせません。そのうえで自分のフィールドで役割を果たすための〈インテリジェンス〉を磨くことが必要になります。本学のカリキュラムは、この3要素を引き出し、伸ばしていくためのものと位置付けています」

 手厚い教育は、4年間のグランドデザインを描くことから始まる。1年次は「初年次ゼミ」として、学部をこえたコミュニケーションの機会を設ける。この授業でのディスカッションとプレゼンテーションを通じて、一人ひとりに自主性と明確な学修イメージを持たせる。2年次からは専門分野の学びが本格化。知識の応用段階にあたる3・4年次には、専門ゼミや国内外のスタディツアー、インターンシップなどで実践力を養うというのが大きな流れになっている。

グローバルコースを新設 留学プログラムも多数

 母語レベルでの英語の習得を掲げるなか、象徴的な授業がある。独自の英語教育組織「GTI(Global Teaching Institute)」によるアメリカ直輸入のプログラムだ。10人程度の少人数制クラスで大学院の英語教育プログラムを修了したネイティブ教員の授業を受講するもので、ワンランク上の英語を目指し、同一教員の授業を継続して履修する。東京国際大学の語学教育は国内大手企業の研修に採用されるなど、異文化理解に基づいたコミュニケーションをかなえる授業として定評があり、授業の質には並々ならぬこだわりがある。GTIの授業を履修した多くの学生は手応えを感じ、より積極的になるという。

英語学習の拠点、English PLAZA

 このGTIの授業が、2017年に開設された「グローバルコース」によって、全学的なプログラムとして拡大された。グローバルコースでは、2年次にアメリカオレゴン州にある姉妹校・ウィラメット大学の一員として学ぶ1年間の留学プログラムASP(American Studies Program)に参加。互換制度により修得した単位は最大40単位まで東京国際大学の単位として認定されるため、帰国後はそのまま進級することが可能。3年次からは長期留学、もしくは世界の留学生と共に英語で学ぶE-Track(English Track Program)を選択することができる。洗練されたグローバル人材の育成が期待されている。

 このほかにも、日本では8大学が加盟する世界的交換留学組織「ISEP(International Student Exchange Program)」を通じて北米を中心におよそ320の大学への派遣に対応。独自の留学制度も充実し、派遣先や期間、奨学金制度が豊富にそろえられていることもポイントだろう。

 キャンパス内のEnglish PLAZAには、GTI教員が常駐。開放的な学習空間として学生に活用されているという。こうした施設と合わせて海外に偏重しないバランス感覚を養うべく、日本文化を深く学ぶための施設も備える。

 「日本の学生にもぜひ母国・日本について改めて学んでほしいですね。古くからわが国で重んじられてきた公徳を体感することができる場です」

国内最高レベルのスポーツ環境を整備

箱根路をわかせる機会も増えた駅伝部

 「公徳心」に触れ、考える教育に重きを置く東京国際大学。この教えはスポーツにも生かされている。埼玉県坂戸市のキャンパスには、約17万平方㍍の総合グラウンドがあり、野球場やサッカー場ほか国内の大学施設としてはトップレベルの環境が整備されている。ここでは世界で活躍した一流指導者の下で、学生たちが日々研鑽(けんさん)している。

 「育成しているのは世界を舞台に戦う人材です。競技者、そしてこれからの社会での健康づくり、スポーツ文化の発展などに寄与できる人材を送り出しています」

 二十歳前後のかけがえの無い数年間を、意義ある学びの時間とするために。東京国際大学は、学生一人ひとりを、まばゆい輝きと強さを備えたダイヤモンドとして磨きあげていく。

 「私たちは、世界に自信を持って踏み出すためのスキルとチャレンジ精神の獲得、そして興味の幅を広げる手伝いをします。ぜひ本学で、自分自身の可能性を感じてください。意欲あふれる皆さんとの出会いを楽しみにしています」

第6回国際シンポジウム
日本と世界Part3

 外交問題やアジア情勢など世界の動きを捉える国際シンポジウムを今年も開催。6回目となる今年のテーマは「日本と世界Part3 ~日本と世界の在り方を問う~」。衆議院議員の高村正彦氏、ハーバード大学教授のジョセフ・ナイ氏、外交評論家でMIT国際問題研究センターのシニア・フェローを務める岡本行夫氏を迎える予定だ。今年も熱い議論が期待される。シンポジウム概要

シンポジウム概要

〈日時〉10月26日(木)13:00~16:00

〈場所〉パレスホテル東京(東京・丸の内)

〈対象〉学生および一般の方

「THE世界大学ランキング日本版」
国際性で3位にランクイン

 海外の著名な調査の一つ「THE世界大学ランキング日本版」が発表され、東京国際大学は「国際性」で3位に選出された。主な評価ポイントは、外国人学生・教員比率について。

 また東京国際大学は2年前に発表された『週刊ダイヤモンド』による「最強大学ランキング」でも「教育力」分野で29位にランクインし、国内外の指標で評価を得ている。

グローバルコース開設
学部横断プログラム

 「グローバルコース」は、ネイティブ教員によるレベル別少人数の対話型授業、姉妹校ウィラメット大学での1年間の留学を経て、ステップアップしながら英語を学ぶプログラム。高度な英語力と専攻学部の専門知識を身につけることができる。グローバルコース入試での入学者を対象とするプログラムで、出願時に一定の英語スコアが必要になる。学費補助制度も。