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08月26日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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自分を過小評価せず自信を持って挑戦を

ワークショップ形式の学びも多い「キャリアデザインプログラム」

 Before(入学前)とAfter(卒業後)の君自身の変化を楽しみにしていてほしい――。こんな言葉をかけられて、奮起しない学生がいるだろうか。東京経済大学の堺憲一学長は常々、大学時代の4年間は大きな成長のチャンスに満ちていると語る。

 「人の能力は、わずか18年ほどの人生で評価が定まるものではありません。大学という場で、授業やゼミ、サークル、海外留学など、たくさんの“はじめて”にどんどんチャレンジしてください。その経験が、これからの人生を力強く歩む力と自信をくれるはずです」

 学生一人ひとりの潜在能力を最大限引き出すために、東経大には、個々の意欲や到達度に応じた多種多様な教育システムが整う。

 まずベースとなるのが、社会で通用する基礎力と総合的な学力を3層構造で養う「TKUチャレンジシステム」だ。第一に、全ての学生が「ベーシックプログラム」で日本語力や数的思考力、IT活用力、コミュニケーション力などの基礎を鍛える。第二に、学部や学科等のカリキュラムで専門分野の学びを深める。そして第三に、選抜制の「アドバンストプログラム」でより高度な資格・語学力を身につけることもできる。会計、金融、法律、英語をはじめ六つのプログラムがあり、在学中に公認会計士合格を果たすなど、たしかな実績を残している。

 “ゼミする東経大”と積極的に発信しているゼミ活動も特徴的だ。経済・経営・コミュニケーション・現代法学部の専門ゼミには2~4年生が所属し、15~20人ほどの少人数体制で様々な研究に励んでいる。例えば、企業と連携して実際の市場データを分析しプロモーション提案を行ったり、有識者を招いたシンポジウムを企画・運営したり、全国の大学が競う「日銀グランプリ」で敢闘賞を獲得したりと、その活動内容は実に意欲的で幅広い。

 「入学当初、要点をまとめて発言したりレポートを書いたりすることすらままならなかった学生が、4年生になる頃には下級生の指導を安心して任せられるまでに成長します。ゼミ研究報告会や学外のイベントで堂々と発表する姿も大変頼もしいですよ」

 スポーツや課外活動も「学びの宝庫」だという。「体育会の学生には、練習メニューを組み立てる、テクニックを言語化し人に伝える、チームマネジメントをするといった日々のあらゆることが論理立てて物事を考える訓練なのだと指導します。ほかにも、例えばアルバイトをしている学生には『職場の問題点を見つけて、その改善点を考えてごらん』と促します。ただ漫然とその場にいるか、自分の頭で考えて行動するかで、得られるものは大きく変わりますからね。こちらがヒントやきっかけを与えるだけで、学生は見違えるほどぐんぐん伸びていくものです」

学部選びは2年から 新プログラムが始動

 この春、第1期生となる新入生を迎えたのが「キャリアデザインプログラム」だ。学内外の注目を集めるこの新プログラムは、1年次に全学部の基礎を学び、2年次から学部を選択するというこれまでにない学びのスタイル。4年間を通じたキャリア教育や、学部横断型の履修ができる点も特徴で、長期的な視野に立ち自らのキャリアを主体的に切りひらいていく人材の育成を目指している。

 「社会科学分野を幅広く知ってからじっくり専門分野を選びたい、自分の将来像について深く考えたい、といった向上心のある人は、ぜひ挑戦してみてください。明確なビジョンのもと、高いモチベーションで4年間をより有意義に過ごせると思いますよ」

高度な資格を目指す"学内ダブルスクール"

「どんな学生も、素晴らしい人生経験や強みを持っているものです」と堺憲一学長

 東経大生の学習意欲を刺激する仕組みはほかにもある。簿記や公認会計士、税理士、公務員、司法書士などの専門学校の資格対策講座をキャンパス内で受講できる、いわば"学内ダブルスクール"だ。この仕組みである「キャリア・サポートコース(CSC)」は、大学と専門学校を行き来する移動時間のロスがないうえ、受講料もリーズナブル。成績に応じたさらなる経済支援もある。所属学部の学びとの両立は決して楽ではないが、「約1600人の新入生のうち、例年1000人以上が説明会に集まる」ほどの人気だという。

120周年に向けてより魅力ある大学へ

 ゼミ研究に励む、語学の習得を目指す、資格取得に挑むなど、それぞれの目標に向けて地道に努力を重ねる学生と、それを強力にバックアップする大学のカリキュラム。前身の大倉商業学校の創立者で明治・大正期を代表する実業家・大倉喜八郎が唱えた「進一層(しんいっそう)」の精神――一歩前に出て道を切りひらくチャレンジ精神――は、そのかたちを変えながら着実に現代に受け継がれている。

 「2020年、東京経済大学は創立120周年を迎えます。大きな節目を迎えるにあたって今年、教学ビジョン『東経大チャレンジ2020』を策定しました。『エデュケーション』『キャリア』はもちろん、生活・経済支援などの『サポート』、環境や地域と連携した快適な『キャンパス』という四つのクオリティを、今後さらに高めていきたいと思っています」

将来を見据えた丁寧な就職サポート

キャリアセンターでは1年次から学生を手厚くサポート

 「世の中に、面白い仕事とつまらない仕事という区別はありません。ただし、『面白く仕事をする』『つまらない気持ちで仕事をする』という区別はあるでしょう。自分なりの課題・目標を決めて努力し、仕事の面白さを自ら見いだしてください」

 今年3月の卒業式で、堺学長が卒業生に贈った言葉だ。人生の大きなウェートを占める仕事に誇りとやりがいを持ってほしい、そしてその第一歩となる就職活動を納得のいくものにしてほしいと、東経大では4年間を通じて学生のキャリア設計をきめ細かくサポートしている。

 例えばキャリアセンターでは、1年次から全員を対象にしたグループ面談を実施。年間約8500件にも上る個別相談にも親身に応じる。また、企業説明会やガイダンスなどの就職支援行事は年間約800回。授業の一環にもなっているインターンシップには、年間約200人の学生が参加し、キャリア設計の一助としている。

 さらに、大学の同窓会「葵友会(きゆうかい)」の全国支部や、マスコミ・流通・金融・公認会計士・税理士などの業界別の卒業生組織が、講演会や情報交換会を実施するなど、後輩の就職活動をあたたかく見守っている。

 「就活には、悩みや苦労も多いでしょう。でも考えてみてください。人類700万年の歴史において、自分の望む生き方を選べるようになったのはごく最近のこと。迷い考え選べるということは、実はとても素晴らしいことなのです。皆さんには“人生の主人公”として生きられる喜びを感じながら、前向きに日々を歩んでほしいと願っています」

 8月には、オープンキャンパスも開催される。体験授業や相談会など盛りだくさんの内容に、何度も通いつめる高校生や保護者もいるという。

 「面倒見のよい教職員、程良い規模ゆえの互いの顔が見える人間関係、武蔵野の豊かな緑や湧水(ゆうすい)、快適な校舎や図書館……。足を運んでもらえれば、きっと本学の魅力を感じてもらえるはずです。ぜひ一度、東経大へお越しください」

気軽にOPEN CAMPUSへ
8月は1・2・26・27日に開催

 毎年多くの来場者でにぎわう東経大のオープンキャンパス。今年も8月1日(火)・2日(水)・26日(土)・27日(日)に、国分寺キャンパスで開催される。各日10時から15時まで、予約不要・入退場自由。さらに、11月3日(金・祝)・4日(土)は、大学祭「葵祭(あおいさい)」との同時開催となる。

 オープンキャンパスでは、大学紹介や学部説明会はもちろん、体験授業や入試・就職のガイダンス、キャンパスツアー、クラブ活動紹介など多数のコンテンツを用意。学食体験や女子限定イベントなどの一風変わったプログラムも予定している。教職員のほか、在学生とも気軽に触れあえる雰囲気が毎年好評を得ている。詳しくは大学のホームページへ。

創立120周年に向けて
教育・研究のより一層の充実を

 2020年、前身の大倉商業学校創立から120周年を迎える東京経済大学。教育・研究のさらなる充実と、そのための施設の整備を計画中だ。

 現在、教学ビジョン「東経大チャレンジ2020」に基づく改革のほか、国分寺キャンパスの整備、120周年史の制作などを予定している。さらに、在学生の成長の記録を追って映像化するというユニークな試みも実施する。節目の年まであと3年、歴史と伝統を大切に守りつつ「チャレンジする学生」の育成をさらに推し進めていく。

充実の特待生制度
最長4年間、授業料が免除に

 優秀な入試成績を収めた学生のための特待生制度が充実している。一般入試・センター利用入試300人+若干名が対象で、1年次の授業料免除(最長4年間の継続が可能)のほか、“学内ダブルスクール”で資格取得を目指す「キャリア・サポートコース」を4年間無料で受講できる(一部対象外の講座あり)。「アルバイトに追われることなくやりたい勉強に集中できる」「親に頼らず自力で大学に通える」など好評だ。

 多様な入試制度にも注目。来春2期生を迎える「キャリアデザインプログラム」では、グループ討論を主としたAO入試を実施する。ほかに、簿記や英語などの資格・検定、スポーツでの実績などを利用した入試、自己推薦入試などもあるので、大学のホームページで確認を。