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新幹線もうすぐ開業 鹿児島VS熊本、PR合戦が白熱

2011年2月5日11時45分

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写真:法被姿の鹿児島県職員らに見守られながら、薩摩料理に挑戦する参加者=1月28日、大阪府豊中市、小河写す法被姿の鹿児島県職員らに見守られながら、薩摩料理に挑戦する参加者=1月28日、大阪府豊中市、小河写す

写真:吉本新喜劇の舞台に出演し、豪快にコケて見せた熊本県の蒲島郁夫知事(右から2人目)。知事の左はタレントのスザンヌさん=よしもとクリエイティブ・エージェンシー提供吉本新喜劇の舞台に出演し、豪快にコケて見せた熊本県の蒲島郁夫知事(右から2人目)。知事の左はタレントのスザンヌさん=よしもとクリエイティブ・エージェンシー提供

 山陽・九州新幹線の直通運転スタートまで1カ月あまり。高速鉄道で直結する関西の観光客を取り込もうと、鹿児島、熊本両県のPR合戦が熱を帯びてきた。鹿児島が料理教室やホテルでご当地料理を振る舞えば、熊本は知事や県出身の芸能人が乗り出し愛敬をふりまく。沖縄県も修学旅行生をつなぎ留めようと参戦した。

 先月末、大阪府豊中市内の料理教室では、地元の主婦ら20人あまりが黒豚を薩摩焼酎で蒸す鍋料理や桜島大根を使ったブリ大根、奄美大島の名物「鶏飯」など、薩摩料理5品に挑戦していた。

 調理台の脇には「かごしま一直線」と書いた法被姿の男性が控え、料理の合間に「鹿児島は日本一の名物がいっぱい。豊かな食を求めお越しください」と売り込んだ。

 企画したのは鹿児島県だ。大阪ガスと提携し、1月に大阪、京都、神戸で10回開き、約240人集めた。

 薩摩料理を前面に出し、味にうるさい関西人を呼び込む作戦だ。3月には大阪と神戸の二つの百貨店で物産フェアを開くほか、大手スーパーの各店舗に鹿児島の農産物の専用コーナーを設けるなど、徹底して食で攻める。

 熊本県も負けていない。

 1月29日、大阪・なんばグランド花月。吉本新喜劇の舞台に、蒲島郁夫知事と「県宣伝部長」のタレントのスザンヌさん、熊本のゆるキャラ「くまモン」が上がった。

 観光誘致の協力を求めて知事らが阿蘇の温泉旅館を訪ねたという舞台設定。知事が「関西のお客さんには特別サービスをお願いします」と依頼。旅館の主人は渋るが、スザンヌさんに懇願され態度を急変。知事は豪快にコケて見せた。

 くまモンは観光PRの「特命全権大使」として昨秋から関西に長期出張中。連日、各地の商店街や公園、イベントに出没し、1万枚を超える名刺を配りまくった。くまモンのツイッターの登録者は関西を中心に6千人近くに上る。

 両県の争いに心穏やかでないのが沖縄県だ。近畿2府4県からの修学旅行生は年間約9万4千人(2009年)。沖縄を訪ねる修学旅行生のおよそ4分の1を占める。

 「南九州に修学旅行先を変えようという雰囲気が広がっており、油断できない」と、沖縄観光コンベンションビューロー大阪事務所の担当者は気を引き締める。「いまが踏ん張りどきです」

 先月25日には仲井真弘多知事が上京し、日本航空と全日空の本社を訪れ修学旅行用の団体運賃の値下げを要望した。修学旅行生向けの事前学習用の小冊子も改訂。ページ数を1.5倍の75ページに増やし、写真やイラストをふんだんに使い装いを一新した。(小河雅臣)

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