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じゃらんポイント統合、旅館業界反発「手数料の負担増」

2010年11月23日7時53分

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 大手インターネット宿泊予約サイト「じゃらんネット」を運営するリクルート(東京)と旅館・ホテル業界がサイトの特典ポイントを巡って対立している。リクルートは来年4月以降、飲食や美容情報サイト「ホットペッパー」のポイントと統合して新制度を導入する方針。業界は「手数料の実質引き上げだ」として反発している。

 現在の制度はサイトを通して予約して泊まると、宿泊プランの5%分のポイントが付く。無料宿泊券や料金割引としてポイントを利用できる旅館・ホテルで客がポイントを使うと、その宿泊施設が相当額を負担する仕組みだ。

 新制度は、まず付与時に旅館・ホテルがポイント分をリクルートに支払い、客がポイントを使った宿泊施設にリクルートが相当額を払うようにする。割引などポイントを使ったサービスを広げるのがねらいだ。ポイント付与率も2%に引き下げ、一度に最大3万円分まで使えるようにも改める。

 これに対し、国際観光旅館連盟近畿支部(大阪市、加盟約200軒)は10月下旬、リクルートに新制度撤回を文書で求めた。

 支部は「加盟施設のポイント使用率は36%で、残りは死蔵。宿にとって新制度は手数料率アップと同じだ」と指摘。さらに「統合すれば宿泊でたまったポイントが飲食や美容に流れる」とも懸念する。

 リクルートは「統合でポイントの規模を拡大し、宿泊施設への送客力を強化できる」と強調する。ライバルの楽天トラベルはポイントを楽天の買い物サイトやネット銀行で利用でき、リクルートの新ポイント制は楽天に対抗するねらいもあるようだ。

 旅館・ホテルの間からは予約サイトを牽制(けんせい)する動きも出てきた。大分県旅館ホテル生活衛生同業組合(別府市)は加盟宿泊施設64軒に2人以上で計5泊した客に純金1グラムでできた感謝状を贈るキャンペーンを12月から始める。

 対象はサイトを通さず、宿に直接予約した人だ。組合の堀精治事務局長は「ほかのサイトも追随して手数料を上げかねない。手数料がかからない直接予約を促したい」と話している。(阿部彰芳)

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