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「若者やコスト意識の高い層に乗ってほしい」 格安エアアジア、羽田に

2010年9月21日17時15分

写真:クアラルンプールまで片道5千円のキャンペーン料金を発表した格安航空会社(LCC)のエアアジアの記者会見=21日午後、都内のホテル拡大クアラルンプールまで片道5千円のキャンペーン料金を発表した格安航空会社(LCC)のエアアジアの記者会見=21日午後、都内のホテル

写真:羽田―クアラルンプール便の概要などについて説明するエアアジアXのアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)=21日午後、都内のホテル拡大羽田―クアラルンプール便の概要などについて説明するエアアジアXのアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)=21日午後、都内のホテル

写真:羽田便に就航する予定のエアアジアX社のエアバスA330−300=エアアジア提供拡大羽田便に就航する予定のエアアジアX社のエアバスA330−300=エアアジア提供

写真:エアアジアXのエコノミークラスの座席=エアアジア提供拡大エアアジアXのエコノミークラスの座席=エアアジア提供

写真:LCCでは初めてというフルフラットのプレミアム席=エアアジア提供拡大LCCでは初めてというフルフラットのプレミアム席=エアアジア提供

 アジアで急成長中の格安航空会社(LCC)のエアアジアの羽田空港への12月からの就航が正式に発表された。記者会見した傘下のエアアジアXのアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)は、若者や小さい子どものいる家族層、コスト意識の高い旅行者に必ず満足してもらえると自信をのぞかせた。当面は羽田からクアラルンプールへ週3便の運航となるが、今後は大阪(関西)、福岡、札幌(新千歳)、中部などへの就航も視野に入れ、日本での顧客獲得を目指すという。(アサヒ・コム編集部)

 新規路線は12月9日に就航。機材はエアバスA330―300を使用し、当面は火・木・日の週3回、羽田を午後11時45分に出発、クアラルンプールには午前6時30分に到着するフライトを予定している。

 就航の目玉となる片道5000円のキャンペーン運賃は365席あるエコノミーシートのうち15%〜20%程度を販売。残る座席は需給状況に応じて1万4千円から6万8千円で販売してゆく計画。

 低コスト化をはかるため、機内食や手荷物の預け入れといったサービスは有料。機内食は700円程度で事前に予約する。羽田便に関しては日本食も準備する方針。

 会員向けのラウンジも高コストにつながるとして設置しない。また現在、大手エアラインで主流となっている個人向けのエンターテインメントメニューの提供も、座席ごとへの配線が機体重量を重くするため設定していない。希望者には携帯型のDVDプレーヤーを1000円程度でレンタルすることを検討している。

 一方、エコノミークラスの座席の間隔も31インチと大手並みを確保しているほか、LCCとしては初めて、フルフラットシートのプレミアム運賃も設定した。羽田―クアラルンプール便では12席あり、運賃は4万8千円から9万円程度を予定している。

 オスマンラニCEOは運賃を安く抑えている要因として(1)所有している機材のほとんどがエアバス社の機体年齢の若い機体で燃費がよいこと(2)空港での駐機料金を抑えるため着陸してから折り返し便が出発するまでの時間を60分〜75分程度に設定(3)発券のための事務所などを設置せずオンライン販売に特化することで人件費を節約――などをあげた。

 これまで航空運賃が高く日本への旅行をあきらめていたマレーシアの若年層や小さい子どもを抱えている家族層、また、海外旅行離れが進んでいるとされる日本人の若者にも魅力的と思える運賃設定をしたと強調した。「航空運賃を抑えて滞在費などに使いたいといったコスト意識の高い層に乗ってほしい」lという。

 とはいえ、日本市場への新規参入のため当面はオンライン販売で日本人の客を獲得するには限界があるとして、旅行業者と組んだ格安のパッケージツアーの販売なども企画したい、としている。

 日本市場への最初の空港として羽田空港を選んだ理由については、国内線への乗り継ぎが多様に選択できることと、貨物の取扱量と受け入れ態勢がしっかりしている点を挙げた。

 今後はLCC専用ターミナルの建設と着陸料の値引きを検討している関西空港などを中心に2012年までには日本便を2路線程度増便したい考え。また、羽田空港の毎日運航についても引き続き航空行政当局等と協議してゆきたいという。

 羽田―クアラルンプール便のチケットは日本時間の23日正午からオンラインで発売が始まる予定。

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