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スカイマーク、A380で国際線参入へ 14年度めど

2010年11月9日3時4分

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写真:羽田空港に初めて飛来したA380=10月15日羽田空港に初めて飛来したA380=10月15日

 スカイマークは8日、2014年度をめどに国際線に参入すると発表した。それに向けてエアバスの世界最大の旅客機「A380」6機を、国内勢としては初めて導入する。オープンスカイ(航空自由化)を機に、当初は成田空港と欧米の3都市を結ぶ長距離路線での運航を目指す。

エアバスA380を写真で

 国際線参入は、1954年の日本航空(旧日本エアシステムを含む)、86年の全日本空輸に続いて3社目。

 西久保慎一社長は同日、朝日新聞のインタビューに、欧米路線参入の狙いについて「アジア路線はコスト競争が厳しいが、欧米路線は価格が比較的高止まりしていて、格安航空会社の参入もない。大手よりも安くできる確信がある」と述べた。経営再建中の日航や国際線を拡大中の全日空には脅威になる。

 国際線参入を決めた背景には、政府が米国と結んだオープンスカイ協定が他国との間でも広がる見通しであるのに加え、成田や羽田の発着枠が14年度までに約1.5倍に増えるという環境の変化がある。就航先にはロンドン、独フランクフルト、米シアトルなどの名が挙がっている。また、来年には新千歳、神戸、福岡、那覇の国内4空港と成田を結ぶ国内線も就航させる計画だ。

 A380は総2階建てで、最大800席を確保できる。スカイマークは、まず14年度から3年間をかけて2機ずつ導入。さらに9機を追加購入する構想もある。

 スカイマークは98年に新規参入した。使用機体をボーイングの小型機「737」だけにして運航や整備のコストを節約。運賃を大手の半額程度に抑えて集客力を上げ、事業を拡大してきた。02年からは韓国やグアムに国際チャーター便を飛ばし、定期便に強い意欲を示していた。

 ただ、スカイマークは安全上のトラブルを相次いで起こし、今年4月に国土交通省から業務改善勧告を受けている。小型機に特化した運航態勢を短期間で超大型機に広げるため、管理が追い付くかどうか不安も残る。

 さらに、豪カンタス航空のA380は今月、飛行中にエンジンを破損する事故を起こし、同社は運航を停止中。西久保社長は「機体の信頼性は高い」と指摘した。(澄川卓也)

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