大麻とみられる植物片を押収したのに、捜査せずにトイレに捨てたとして、福岡県警は17日、行橋署の男性警部補(38)を証拠隠滅などの疑いで書類送検し、停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。「捜査しても被疑者は判明しないと思った」「手続きが面倒だった」と話しているという。

 監察官室によると、警部補は田川署刑事2課員だった1月13日、福岡県田川市内で見つかった、大麻とみられるポリ袋入りの植物片を署に持ち帰った後、中身をトイレに流し、袋はごみ箱に捨てたという。8月に匿名の通報が県警に寄せられ発覚した。

 県警は、警部補に適切な指示をしなかったとして、上司で田川署刑事2課長だった男性警部(55)=現・中央署=も戒告処分にした。近藤康徳・首席監察官は「指導教養を徹底し、再発防止に努めます」とコメントした。(小野大輔)