学校法人「加計学園」の獣医学部の予定地がある愛媛県今治市の菅良二(かんりょうじ)市長は10日、市役所で記者会見し、「獣医学部新設は『構造改革特区』のころから続く市の長い年月の努力が反映されている。ゆがんでいるのは『岩盤規制』の方だ」と述べ、「行政がゆがめられた」と主張する前文部科学事務次官の前川喜平氏を批判した。

 菅市長は「市は不屈の闘志で頑張り、『やっとここまで来た』との強い思いがある」と強調。「来春に開学を迎え、大学が末永く歩んでもらえるように全力で取り組みたい」と設置認可に期待を込めた。

 開学時期については、「千葉県成田市での医学部新設の日程を参考に『最短なら平成30(2018)年4月』と市が希望し、国へ伝えてきた」と説明し、適正な手続きだったと強調した。

 閉会中審査に参考人として出席した加戸守行・前愛媛県知事が今治市での獣医学部の必要性に触れたことについては、「私たちの思いを代弁してくれた」と述べた。(直井政夫)