京都大は25日、架空の出張旅費や日当名目で大学側から計約1124万円を不正に受給したとして、京大防災研究所(京都府宇治市)の浜口俊雄助教(49)を懲戒解雇にしたと発表した。

 京大によると、浜口助教は2007~16年、計155回にわたり、出張したとする虚偽の書類を大学側に提出し、旅費などを不正に受け取っていたという。書類には他大の研究者名を挙げ、打ち合わせや調査のために会ったとするうその説明を記していた。

 浜口助教は大学の調査に不正受給を認め「正式な手続きで物品を購入する煩わしさを避けたかった」と説明したというが、備品購入の領収書などは確認されておらず、京大は私的流用があったと判断。浜口助教を近く刑事告訴する方針という。

 京大の湊長博副学長は「研究者の倫理としても、公的資金の使い方としてもあってはならないことで、申し訳ない」と陳謝した。