神戸・三宮の地下街「santica」(さんちか)のラーメンエリア「麺ロード」に出店する4店が10月から、関西の4大学と共同で「女子大学生が大切な男性(ひと)と食べたいラーメン」を発売する。「食」を研究する女子大生が考案したレシピをもとに、各店が腕を振るうオリジナルのラーメンだ。麺ロードは「これぞ神戸という味を発信したい」と意気込んでいる。

 麺ロードは、関西を中心にラーメンチェーン店を展開する「北海」(本社・神戸市灘区)が2011年に開業。店舗の出店者に業務委託する形式で、最も売り上げが低い店は強制的に入れ替える、といったイベント要素を加えた独自の企画で人気を集めてきた。今年2月からは神戸市内に本店を置く4店が集結。「神麺(しんめん)創生」をテーマに、神戸から新たなラーメンを発信しようというプロジェクトを始めている。

馬場奈津子さん。「瀬戸内のイメージを生かそうと考えて、タイの風味やうまみを含んだラーメンが生まれました」

 その一環で、麺ロード側が食文化学部、家政学部といった「食」を研究テーマに持つ大学などに「若い女性らしい発想で」と声をかけた。参加するのは、神戸学院大、神戸女子大、大手前大、梅花女子大。

 「売値は800~千円」「原価率は30%」「チョコレートラーメンなど奇抜すぎるメニューは不可」などの条件のもと、各大学の女子大生がレシピを考案。これを踏まえて店側が「プロの発想」を盛り込んで試作を重ね、高い商品性を持つ自信作を作り上げた。

刀削麺(とうしょうめん)で知られる「福龍門」と神戸女子大が作った「バジル香る豆乳イソフラボン仕立て~特製味噌(みそ)を添えて~」。880円

 麺ロードの広報担当者は「札幌や博多などは独自のスープで全国区の人気を得ている。それがない神戸は逆に何でもありの可能性を秘めている。ぜひ一度、味わって」と話している。

 10月6日から来年1月31日までの期間限定。また、インターネットの「クラウドファンディング」(https://www.makuake.com/project/menroad/)を活用し、全国に向けて、肉まんなどのおまけがつき、4店すべてのラーメンが食べられるチケットを3500円から販売をすでに始めている。(秋山惣一郎)