話しかけた言葉を人工知能(AI)が理解し、音楽やニュースを流したり、テレビなど家電製品を操作したりする「スマートスピーカー」が、相次いで売り出される。先行する米国で人気が高まっており、日本市場でも「成長株」とみて利用者の取り込みをはかる。

 グーグルは米国で販売する「グーグルホーム」(税抜き1万4千円)を、6日から家電量販店などで売り出す。大きさは1リットルの牛乳パックほど。無線でインターネットとつながり、「東京の明日の天気は」と話すと、ネット上の情報を検索して「曇りのち雨」などと音声でこたえる。AIの学習能力で利用するほど性能は高まるという。手のひらサイズの「ミニ」(同6千円)も23日に発売する。本体を買うと、自社の音楽配信サービスを無料で3カ月間使えるようにする。

グーグルの「グーグルホーム」=東京・六本木、上地兼太郎撮影

 無料通信アプリの「LINE(ライン)」は、「クローバ ウェーブ」(税込み1万4千円)を売り出した。LINEの送り先やメッセージを声で吹き込んだり、メッセージを読み上げてもらったりできる。音楽聞き放題サービス(月額960円)を1年間無料にするキャンペーン販売も実施する。

 アマゾンは2014年から米国で販売している「エコー」を、ソニーも自社開発した製品を、それぞれ年内に売り出す。年末商戦に向け、スマートスピーカーをめぐる各社の競争が激しくなりそうだ。(上地兼太郎)