大阪府松原市で当時3歳の長男=堺市北区に住民票=を死なせ、遺体を山中に埋めたとして、傷害致死、死体遺棄などの罪に問われた梶本卓(36)、千穂(33)両被告の裁判員裁判の判決が6日、大阪地裁堺支部であった。真鍋秀永裁判長は、卓被告に懲役7年、千穂被告に懲役3年の実刑判決を言い渡した。

 判決によると2015年12月、卓被告は、寝付かなかった長男樹李(たつき)ちゃんの頭部を平手でたたき、壁に打ち付けるなどして翌日ごろに死亡させた。千穂被告も卓被告の暴行を止めず、放置した。遺体は両被告が昨年5月、同府千早赤阪村の河原に埋めた。卓被告はその後も樹李ちゃんが生きているように装い、児童手当をだまし取ったとされる。

 公判で千穂被告は傷害致死には関与していないと主張。判決も「卓被告に寝かし付けを頼んだからといって、暴行の意思連絡があったとは言えない」と述べたが、「卓被告が暴行を加えることを阻止する義務があった」として、傷害致死の幇助(ほうじょ)にあたると認定した。