東日本大震災で被災した岩手県沿岸部を走る三陸鉄道に14日、女性運転士がデビューした。地元宮古市出身の宇都宮聖花(せいか)さん(23)。同社の女性運転士は2人目で11年ぶりの乗務となる。沿線住民の復興への願いも乗せ、走り出した。

 「責任の重さを改めて感じる。お客様に信頼され、愛される運転士になれるよう努めたい」。宮古駅で乗車前、宇都宮さんはこう話し、午前9時18分発の久慈行きの列車に乗り込んだ。

 宮古市田老で生まれ育った。震災で中学時代の同級生を失った。「街の姿も失われてしまい、本当に悲しかった」