幕末に北海道開拓を夢見たという坂本龍馬の遺徳をしのぶ「龍馬祭」が11日、函館市で開かれた。龍馬と、交流のあった西郷隆盛の子孫が「幕末と未来」をテーマに語り合い、子孫ならではのエピソードなどを披露した。

 今年は大政奉還と龍馬没後から150周年で、同市末広町の北海道坂本龍馬記念館が2大英傑の子孫によるトークセッションを企画した。歴史ファンら約60人が興味深げに耳を傾けた。

 龍馬は北海道に足を踏み入れることはなかったが、おいの坂本直寛が開拓の遺志を継いだ。その直寛の子孫で郷士坂本家10代目の坂本匡弘さん(52)は、暗殺された龍馬を悼む勝海舟の書を初公開。「欧米列強から日本を守り抜いた知恵をいま一度振り返り、不透明な未来に生かすことが大切だ」などと呼びかけた。