天皇陛下の退位日が決まった。新しい元号はどう決まるのか。皇位継承に向けた行事や儀式、退位後の陛下の暮らしについても、検討が始まっている。

 政府は今後、新元号制定に向けた準備を本格化させる。いつ公表し、どんな元号になるかが焦点だ。

 今回の改元は天皇逝去に伴うものではなく、天皇陛下が退位し、皇太子さまが即位する「慶事」として受け止められる側面が強い。時期があらかじめ分かるメリットを生かし、新元号は「事前に発表すべきだ」という声が強い。政府は、改元に伴う官民のシステム改修やカレンダーなどの印刷業者に配慮し、来年中には発表する方向だ。

 政府関係者の間では「早ければ来春にも発表を」との声がある一方で、「早く発表し過ぎて新元号への批判が出るリスクを避けたい」との声も根強い。

 「昭和」から「平成」への改元は、昭和天皇の逝去に伴うものだった。新元号の準備はその約10年前に始まっていたが、発表されたのは1989年1月7日朝に昭和天皇が逝去した約8時間後だった。