入試での不正な得点操作が指摘されている東京医科大学が、今年と昨年の入試で受験者計19人について、ほかの受験者に説明せずに1次試験で不正な加点を行っていたことが関係者の話でわかった。前理事長らが在宅起訴された汚職事件を受けて、同大が委託した弁護士がまとめた調査報告書で指摘する。同大は7日午後、文部科学省に調査結果を報告した。その後、会見して調査報告書を公表する見通し。

 同大によると、医学科の一般入試の受験者数は今年が計2614人で、昨年は計2832人。最終合格者は今年が171人で合格倍率は15.3倍、昨年は131人で21.6倍だった。

 関係者によると、同大では今年の入試の1次試験で、文科省前局長、佐野太被告(59)=受託収賄罪で起訴=の息子ら計6人に10~49点を不正に加点。昨年の入試でも1次で計13人に対し、8~45点を加えていた。今年の入試で加点を受けた6人のうち佐野前局長の息子以外の5人は、同大卒業生の子どもらだった。1点の差では、数人から数十人の順位が変わる可能性があるという。