リスクと保険

Vol.2 保険をどう考えるか

  • 2013年10月15日

写真:対談する野口俊哉さん(左)対談する野口俊哉さん(左)

写真:対談する山口京子さん(右)対談する山口京子さん(右)

 ギャンブルみたいなものでしょう――と思われがちな保険。しかし、保険は万が一のことが起こった時の経済的損失を回避したり軽減するための手段のひとつであり、自分や家族のリスクに優先順位をつけることで、必要な保障が見えてくるということでした。今回はもう一歩踏み込んで、「保険をどう考えるか」についてお話しいただきます。

ニーズは人それぞれ
自分の基準で保険を選ぼう

山口 昨今では、インターネットで保険の資料を請求したり、比較サイトを使ったりして、自分で保険を比較検討する人も増えてきています。

野口 便利な時代になりましたよね。以前は、職場やお住まいに訪ねてきた保険の営業員にすすめられて、保険に加入するのが一般的でした。でも、今はインターネットで申し込み手続きができる保険もあり、街中にある保険ショップで相談しながら保険を選ぶこともできるようになりました。

山口 人にすすめられて買うものから、自分で選んで買うものへ。そんな時代の流れを感じます。私のところへお越しくださるお客様の中には、かなり商品を研究されていて、2〜3の商品にまで絞り込んだけれども、最終的にどれがいいか相談したいという方が結構いらっしゃいます。

野口 気になるのは、選択肢の候補からもれてしまった商品を「ダメな保険」と思ってしまうのではないかということです。例えば、ある理由からAさんが選ばなかった保険商品でも、Bさんは別の理由からその保険を選ぶかもしれません。それは、それぞれの保険商品に良し悪しがあるのではなく、ご自身のニーズに合わない保険だったからかもしれません。本来、保険というのは良い・悪いではなく、その人に合っているか・いないかです。それは、人それぞれの考え方によると思います。

山口 結局のところ、保険選びというのはご自身の考え方や家族構成、ライフプランなど、個別事情やニーズによって決めていくものであって、唯一絶対の答えはないということですね。単純に保険料だけで選んでしまっている方もいらっしゃいますが、それも危険ですよね。

野口 おっしゃるとおりです。単純に保険料だけで選んでしまうと、自分のニーズに合わない保険商品を購入してしまうということにもなりかねません。本来、保険は比較が難しい金融商品です。例えば2つの商品を比較した場合に、片方の保険商品の保険料がもう一方よりも高かったとしても、その分保障内容が充実していたり、特別なサービスが受けられるといったこともあります。単純に保険料で比較することはできません。

>>いつでも、だれでも保険に入れるとは限らない

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PROFILE

野口俊哉

野口俊哉(のぐち・としや)

チューリッヒ生命チーフ・マーケティング・オフィサー、商品本部長兼マーケティング・コミュニケーション部長。日本アクチュアリー会正会員
慶應義塾大学理工学部卒。大手損害保険会社、生命保険会社を経て、2007年よりインターネット専業の生命保険会社の設立に参画。企画部長として商品企画・開発や広報等を担当。2012年より現職。マーケティング戦略、ブランディング、広報や商品企画・開発等において手腕を振るう。損害保険、変額年金保険、生命保険のすべての分野における商品開発ノウハウや営業経験を有する保険業界では数少ないアクチュアリー

山口京子

山口京子(やまぐち・きょうこ)

愛知県出身。2000年にFP(フィナンシャルプランナー)資格を取得。家計簿から保険、運用までお金のアドバイスをする家計管理の専門家。近著に「年収200万円からの貯めワザ生活」「嫁入り前の お金の作法」「そろそろお金のこと真剣に考えなきゃと思ったら読む本」がある


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