三浦半島の景色を撮り続ける写真家、おすすめの“チル”ドライブ 鎌倉・逗子・葉山・三崎めぐり

三浦半島の景色を撮り続ける写真家、おすすめの“チル”ドライブ

三浦半島の海辺に暮らし、鎌倉や葉山を拠点に活動する写真家、猪俣博史さん。様々な景色を切り取ってきた猪俣さんが、まったり“チル”できるドライブプランをつづります。

さて、明日は何をしよう……。天気も良さそうなこの週末。特に予定はないけれど、家にいるのもつまらない。子どもだってきっと退屈がるにちがいない。

でも人が多いところは私がちょっと疲れてしまう。どうせだったら自然がいい。子どもと出かけられて、自分の疲れも癒やせる、そんな場所はないかしら……。 そんな時におすすめしたいのが、神奈川県の鎌倉から逗子、葉山、横須賀、三崎と、三浦半島の海沿いの街を結ぶ海岸線ドライブです。

小さな入り江が入り組む三浦半島突端部。直線道路の向こうに海が開ける
小さな入り江が入り組む三浦半島突端部。直線道路の向こうに海が開ける

美しい海と緑豊かな山に囲まれたこのエリアは、都内からでも車で1時間少しとアクセスもよく、気軽に足をのばす日帰りショートトリップにはぴったり。また、地場野菜や地元で水揚げされる魚もおいしく、オシャレで気の利いたカフェもいっぱい。

早起きしてお弁当の用意をしなくても大丈夫。さあ、のんびり海でも眺めながら、とっておきのスポット巡りに出かけましょう。

波のまにまにヨットが揺れる逗子海岸
波のまにまにヨットが揺れる逗子海岸

逗子海岸沿いを走り、オーガニックマフィン屋さんへ

今回のスタートは鎌倉から。三浦半島へは横浜横須賀道路でダイレクトにアクセスできますが、ここはあえて鎌倉から海を眺めながらのんびり南下するルートをとります。

観光客でにぎわう鎌倉の中心街、鶴岡八幡宮から若宮大路を抜けると、左右に大きく海の景色が広がります。波待ちのサーファー、波打ち際で遊ぶカップルやファミリー。そんな浜辺の光景を横目に海沿いの国道134号線を進むと、波打ち際のきらめきの向こうに水平線が現れる逗子海岸へと出ます。ここから少し内陸に入った川沿いに建つ、築100年近い木造平屋の店が、人気オーガニックカフェの「ビーチマフィン」です。

「ビーチマフィン」は、うっかりしていると通り過ぎてしまうほどさりげないたたずまい
「ビーチマフィン」は、うっかりしていると通り過ぎてしまうほどさりげないたたずまい

ガラスの扉を開けて店内に足を踏み入れると、ショーケースに並ぶのは「トーフモカカプチーノ」「おからバナナ」といった、個性豊かなマフィンやビスコッティ、クッキーの数々。どれも動物性の材料と乳製品を使わず、オーガニックな食材で作られたものです。

マフィンはもちろんテイクアウト可能。店内でもゆっくりと楽しめる
マフィンはもちろんテイクアウト可能。店内でもゆっくりと楽しめる

店の奥は、アンティークのテーブルやソファが置かれた落ち着きのあるカフェスペース。ここでは「ベジバーガー」、「レッドチリとライス」、「ブリトー」といったベジタリアン対応の料理のほか、「お子さま用ロコモコ」などのキッズメニューやデザートも楽しめます。

また、各種コーヒー紅茶のほか、穀物コーヒー、スムージー、ハーブティー、ココア、フルーツジュースなど、ドリンクメニューも豊富。アレルギーにも対応してくれるのも、子ども連れにはうれしいですね。

ゆったりとした時間が流れる店内。皆それぞれ思い思いの時間を過ごす
ゆったりとした時間が流れる店内。皆それぞれ思い思いの時間を過ごす

ビーチマフィン
神奈川県逗子市桜山8-3-22
https://www.beachmuffin.com/

磯遊びをしながらベーグルサンドをほおばる

逗子海岸の渚橋(なぎさばし)の交差点からいったん国道134号線を外れて、葉山海岸通りへ入ると、鎌倉、逗子の喧騒(けんそう)とは打って変わり、ゆったりとしたゆるい空気に変わります。窓を開けると流れ込んでくる心地よい海風。車窓から見える、青く穏やかな海に浮かぶ江ノ島、裕次郎灯台……。

葉山海岸通り横の小さな浜辺にて
葉山海岸通り横の小さな浜辺にて

葉山マリーナ、森戸海岸、一色海岸と続く美しい海岸線を通り抜け、葉山御用邸前で再び国道134号線と合流。ここから長者ヶ崎を抜けて西海岸通りをさらに南下、半島の突端方面へと車を走らせます。

長者ヶ崎を越えた先は横須賀市。国道134号線は別名の「西海岸通り」に
長者ヶ崎を越えた先は横須賀市。国道134号線は別名の「西海岸通り」に

「みやがわベーグル」は、そんな三浦半島突端部のひっそりした入り江にある宮川港という小さな港のすぐそばで、土日だけオープンする週末限定のベーグル屋さんです。

ポリカーボネートが貼られた外壁から自然光が差し込むサンルームのような空間
ポリカーボネートが貼られた外壁から自然光が差し込むサンルームのような空間

地元三浦の人気パン屋「充麦(みつむぎ)」特製のベーグルに、カラフルなフィリングがトッピングされたベーグルサンドは、見た目も美しくやさしい食感。

ベーグルはスタッフの手でひとつひとつ丁寧に作られる
ベーグルはスタッフの手でひとつひとつ丁寧に作られる

ビーツとにんじんのラペをサンドした「ピンク」、ホウレン草を練りこんだクリームチーズに切り干し大根を乗せた「グリーン」など、使われるユニークな食材はすべて地元三浦産。ジンジャーエールやレモネードなどのドリンクの材料もすべて三浦産というこだわりようです。

青空の下で味わうベーグルの味は格別
青空の下で味わうベーグルの味は格別

メニューはすべてテイクアウト可能。天気がよい日は、目の前の海で磯遊びや釣りをしながら食べるのがおすすめです。

みやがわベーグル
神奈川県三浦市宮川町11-28
http://m-bagle.jp/

目の前の宮川港では釣りや磯遊びができる
目の前の宮川港では釣りや磯遊びができる

三崎港を眺めながらいただく、まぐろのコンフィサンド

「みやがわベーグル」から車で10分ほど走ると、三浦半島南端の、マグロで有名な三崎漁港に到着します。近年三崎周辺は、カフェやB&Bの宿などが続々とオープン。古くからの漁師町に新たな風が吹き込まれ、注目を集めています。
そんな三崎に、2013年にオープンした「雀家(すずめや)」は、アウトドアコーディネーターで、レシピ本の著作も多い小雀陣二(こすずめ・じゅんじ)さんが営む週3日だけ営業するカフェ。かつて洋品店だったという築50年の建物の2階から、三崎港を一望できる素敵な空間です。

白壁のシンプルな外観。三崎の中心地のロータリー前に建つ「雀家」
白壁のシンプルな外観。三崎の中心地のロータリー前に建つ「雀家」

「三崎まぐろのコンフィサンド」といった名物メニューのほか、小さなスキレットのまま出てくる「焼きカレー」などアウトドア気分も味わえる楽しげな料理は雀家ならでは。

三崎まぐろのコンフィサンド
三崎まぐろのコンフィサンド

これからの暑い時期、2階カウンターに置かれている双眼鏡で港の景色を眺めながら、冷たい自家製シェークを飲むと、ちょっと早めの夏休み気分を満喫できるかもしれません。

三崎港を見下ろす2階からの眺め
三崎港を見下ろす2階からの眺め

雀家
神奈川県三浦市三崎3-6-11
https://www.facebook.com/suzumeya/

そして、締めくくりは、なんといってもサンセット。浮かび上がる富士山のシルエットの向こうに沈む夕日を眺め、気分も新たにリフレッシュ。明日からのエネルギーをチャージしましょう。帰り道も、のんびりセーフティードライブで。

富士山のシルエットが浮かぶ美しい夕焼けの海
富士山のシルエットが浮かぶ美しい夕焼けの海

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猪俣博史

1968年神奈川県横須賀市生まれ。慶応義塾大学商学部卒業。卒業後、カナダを拠点に世界各地を放浪。帰国後、レコード会社、広告制作会社勤務などを経て1999年にフリーに。鎌倉、葉山を拠点に、ライフスタイル系のほか、釣り系媒体なども手がけ、場の空気感をとらえた取材撮影を得意とする。本連載のほか、&travelで「太公望のわくわく 釣ってきました」の執筆と撮影を担当。神奈川県三浦半島の海辺に暮らす。

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