荻原博子の闘う家計術

指紋認証時代で「ピース」写真にご注意!

  • 文 荻原博子
  • 2017年1月12日
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 最近、キャッシュカードでお金を引き出す時によく使われる指紋認証。部屋に入る時にも、鍵や暗証番号ではなく指紋や声、顔など、本人しか持ち得ないもので認証するというケースが出てきています。

 さらに今年は、こうした面がさらに普及しそうで、年初に三井住友フィナンシャルグループが、大手IT企業と組んで「生体認証サービス」の新会社を設立するというニュースがありました。パスワードを盗まれたり、サイバー攻撃に悩まされたりしている銀行としては、本人にしかないもので認証してもらえたら最大の防衛策になります。

 もちろん、銀行業務だけでなく、通販やロック解除、予約など、あらゆる分野で生体認証は広がっていく可能性を秘めています。余談ですがH.I.Sの澤田秀雄氏が世界に展開して行こうとしている「変なホテル」でも、顔認証で部屋のロックが解除されるようになっています。

 ただ、この生体認証には、意外な落とし穴もあるようです。みなさんは、写真を撮る時に、ピースサインをしませんか?

 実は、今のスマホは高画質で、ピースサインをした写真などをインターネットにアップすると、3メートル以内で撮られたものなら、指紋がばっちり映っていて、これを本人になりすまして悪用できる可能性があるのだそうです。また、写真なども、やたらにアップしていると、いつか顔認証で悪用される可能性が出てくるかも。

 そこまでいかなくても、スマホの指紋認証というのは、意外と危ない。たとえば本人が寝ている間に、同居人が指にスマホをピッとあてて中を見てしまうという可能性もあります。

 便利な世の中ですが、これからは、思いもしないところで注意が必要になるかもしれませんね。

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PROFILE

荻原博子(おぎわら・ひろこ)

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1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実践的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学研パブリッシング)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。「隠れ貧困 中流以上でも破綻する危ない家計」(朝日新書)が好評発売中。

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