本物の夫婦の絆 映画『マリアンヌ』を檀れいが語る[PR]

  • 2017年2月10日

ロバート・ゼメキス監督×ブラッド・ピット×マリオン・コティヤールの映画『マリアンヌ』

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  • 「互いを思い合うがゆえの結末。切なくて胸が張り裂けそうでした」と語る檀れいさん

 ハリウッドを代表する俳優ブラッド・ピット主演の最新作。監督はオスカー監督の名匠ロバート・ゼメキス、共演は世界的な実力派女優マリオン・コティヤールという豪華な顔合わせによる映画『マリアンヌ』がついに日本上陸。愛し合う2人に降りかかる過酷な現実、試される愛に涙! 運命に翻弄(ほんろう)される夫婦の絆を描いた上質なラブストーリー。2月10日(金)から全国ロードショーとなる。愛する人に浮上した信じられない疑惑。それでも人は愛を貫けるのか。女優の檀れいさんに本作の魅力をうかがった。

■観た後は、しばらく放心状態になりました

 ストーリーがとてもドラマチックで、しかもスピーディーに展開するので片時も目が離せず、あっという間の2時間4分でした。とくに結末が衝撃的で、観(み)終えた直後はしばらく放心状態でした。

 『マリアンヌ』は第2次世界大戦中の物語。マックス(ブラッド・ピット)はイギリスの、マリアンヌ(マリオン・コティヤール)はフランスのスパイで、2人はドイツ大使暗殺というミッションを果たすため、偽りの夫婦を演じます。それが運命の出会い。すぐに恋に落ち、結婚して子どもにも恵まれ幸せに暮らし始める。そんな中、マリアンヌに二重スパイの嫌疑がかかる。そこからマックスの苦悩が始まります。彼女の動作や行動すべてが気になり出し、怪しく見えてしまうのです。

 私が大きく心を揺さぶられたのは、マリアンヌたちが自宅で開いたパーティーでのシーン。戦時下という極限状態で、お酒を飲んで騒ぎ、男女が入り乱れて刹那(せつな)の快楽を楽しんでいる。そんな中、見知らぬ男と話すマリアンヌを見かけたマックスは、彼女への疑念を最大限に募らせます。その瞬間、馬鹿騒ぎの喧噪(けんそう)から一転、楽曲「シング・シング・シング」が流れ出したのですが、ドラムのビートと彼の心のざわめきが相まって観ている私まで苦しくなりました。

■愛するがゆえの苦悩が伝わり、思わず涙

 それでもなおマックスは真実を求めて奔走し続けます。真実を知れば運命が変わってしまうかもしれないと分かっているのに。そしていよいよマリアンヌに、核心に迫る言葉を投げかけるシーンが訪れて――。マリアンヌもまた優秀なスパイだっただけに、いつからかマックスの心の揺れを敏感に察知していたはず。そんな2人の心の動きがひしひしと伝わってきて、本当にやるせない気持ちになり、幾度となく涙があふれました。

 どんなに過酷な状況でも愛を貫こうとする2人。それができたのは戦時下という生と死が隣り合わせの状況だったこともありますが、スパイという職業柄、2人とも常に緊張感の中で生きてきて、どこか不安で孤独だったから。だからこそ「愛する家族との普通の日常を守りたい」という思いがより強かったのではないかと。もちろん純粋に夫婦として愛し合っていたのも大きい。何より衝撃の結末もお互いを思うがゆえの選択ですから。なお、2人の愛の絆にこれほどまでに説得力があるのは、この物語が実話をもとにつくられているからだとも思いました。

■デートにお薦めしたい良質なラブストーリー

 この映画は、映像もファッションも美しく見応えがあります。とくに冒頭のシーンがいいんです。スパイの2人が夫婦役を演じてパーティーに出席したり、ランチに出かけたりするのですが、まさに紳士と淑女の装いで緊迫感と隣り合わせのせいかより美しく見えます。街並みもステキであの時代の香りがムンムン漂ってきました。

 女性としてはやはりマリアンヌ役のコティヤールに惹(ひ)きつけられました。スパイの時は華やかなドレスと真っ赤な口紅で、よりエレガントな強さを際立たせ、母になってからはすっぴんに近いメイクで実にキュート。彼女の美しさが本作をより魅力的にしています。

 そして何より、ピットとコティヤールの演技が素晴らしい。セリフ一つひとつ、表情一つひとつが非常にリアルで、あたかもそういう状況にある2人の出来事をそのまま見ているかのようでした。それでどんどん引き込まれ、気づいたらどっぷりと感情移入していました。ラストシーンのピットの表情がまたいいんです。何とも切ない気持ちにさせられます。

 本作は壮大なラブロマンスですが、そこに戦時下という状況やサスペンス的要素が加わることで愛の物語が厚みを増し、より心に響く作品に仕上がっています。久々に上質なラブストーリーと出あえ「いい映画だなあ」って思いました。エンターテインメント性もあり、どの世代の方でも楽しめますが、できればご夫婦で観てほしい。本物の夫婦の絆を感じていただけるはずです。(談)

ストーリー:1942年、イギリスの諜報(ちょうほう)員マックス(ブラッド・ピット)とフランス軍レジスタンスのマリアンヌ(マリオン・コティヤール)は、あるミッション遂行を通して、カサブランカで出会う。計画は見事に成功。それとともにマックスにマリアンヌへの抑えきれない感情が芽生え、やがて2人は結婚する。愛娘も生まれ、幸せな生活を送る2人。だが、マックスはマリアンヌの信じられない秘密を伝えられる。そして72時間で無実を証明できなければ、妻の命をマックス自らの手で奪うか、マックス自身が処刑されるという指令が下されるのだった。

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檀れい
1992年宝塚歌劇団入団。月組と星組にてトップ娘役を務める。退団後、2006年『武士の一分』で映画デビュー。同作で日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞など数々の賞を受賞。以降、テレビや映画、舞台、CMなどで活躍中。TBSラジオ「ISUZU presents 檀れい 今日の1ページ」(毎週月~金曜日午前6時20分ごろ~)好評オンエア中。

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