キャンピングカーで行こう!

国内販売なるか? フィアット・デュカト

  • 文 渡部竜生
  • 2017年2月15日

ジャパンキャンピングカーショーにお目見えしたフィアット・デュカト。スタイリッシュな外観

  • デュカトの荷室。一切のトリム(内張り)がないが、これが欧米では一般的。床面がフラットなことにも注目!

  • 運転席・助手席シートは180度回転。停泊時には家具としても利用できて、スペースを有効に使えるメリットが

  • 室内高は193センチ。十分に断熱を施しても、まだまだ余裕がある

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 先日開催されたジャパンキャンピングカーショーで、架装もされていないのに大注目されたのが、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)ジャパン株式会社が展示した「フィアット・デュカト」でした。今回はこの、デュカトについてお話しましょう。

とにかく広い室内空間

 フィアット・デュカトといえば、キャンピングカーのベース車両としてはヨーロッパでは実に7割以上のシェアを占めています。実際、ドイツ・キャラバンサロンではデュカト以外をベースとしたキャンピングカーを探すのが難しいほど。

 日本にも、もちろんデュカトベースの車両はたくさん入ってきています。今回のショーでも輸入キャンピングカーを扱うディーラーが、数々の商品を展示していましたが、FCAジャパンのブースに置かれていたのは、何の架装もされていない「空っぽのバン」でした。

 今回の展示車両は、文字通り「空っぽ」でした。日本ではバンでも多少内張りが施されているものですが、実はヨーロッパのカーゴバン(貨物積載用の商用バン)は、基本的に骨組みむき出しが標準なのです。

 今回展示された車両はオーストラリア仕様で、右ハンドル&左スライドドアでした。ちなみに、これまで日本で発売されていたデュカトベースのキャンピングカーは、右ハンドル車でも右スライドドアでした。

 展示されていたのはLサイズ。ヨーロッパではホイールベースの違いやエンジンの違いなど非常にたくさんのバリエーションがあるデュカトですが、FCA社が日本向けとして現在考えているのは、窓のないカーゴバンでM/L/XLの3サイズとのこと。詳しくはサイズ表にしましたので、そちらを参照ください。

 さて、そのLサイズ。国産バンコンの代表的な車種、トヨタ・ハイエースのスーパーロングと比較(表を参照)してみると、室内幅は14cm、室内高が約30cmも高く、圧倒的な広さを感じます。この広さ、ゆとりこそがデュカトの魅力なのです。

 室内長はハイエースより15cmほど長いだけですが、運転席・助手席は180度回転しますので、停泊時にはダイネットチェアとして使用可能。有効な居室スペースはハイエースをはるかに上回り2×5サイズのキャブコンに迫るほどです。

 室内を見たビルダーさんにコメントを求めたところ「シンプルでリアタイヤハウスの出っ張りも少ない。これなら内装は作りやすい」と話していました。

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PROFILE

渡部竜生(わたなべ・たつお)キャンピングカージャーナリスト

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サラリーマンからフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、各地キャンピングカーショーでのセミナー講師、テレビ出演も多い。著書に『キャンピングカーって本当にいいもんだよ』(キクロス出版)がある。エンジンで輪っかが回るものなら2輪でも4輪でも大好き。飛行機マニアでもある。旅のお供は猫7匹とヨメさんひとり。

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