ファッションニュース

「17年秋冬パリコレ」久々に明るくポジティブな提案

  • 2017年2月21日

右からコムデギャルソン=【1】、ルイ・ヴィトン=【2】、ランバン=【4】

 明快で、着やすく、好感度が高い服。1月に開かれた2017年秋冬パリ・メンズコレクションは、働く男の服や男女共に着られそうなデザインなど、楽しく機能的な服が目立った。米国のトランプ政権の誕生やテロへの不安など先行き不透明感が漂う中、久々に明るくポジティブな提案が見られた。

 コムデギャルソン=[1]の服には、カラフルな恐竜や車のおもちゃがついていた。端正な作りのテーラードジャケットなどに持ち込まれた意表をつく可愛らしさ、幼児性。着る人も見る人も思わずニコッとしてしまいそう。

 スーツに合わせた、リボンにも見えるラメ入りのジレは、おなかが丸見えなほど短い。丈と量感のバリエーション豊かなパンツ。スニーカーのつま先にもおもちゃが。テーマは「少年の頃」。デザイナーの川久保玲は「嫌なことがたくさんある時代。一瞬でも良かった時を思い出して、という気持ちで作った」と話した。

 ルイ・ヴィトン=[2]は、米人気ストリートブランド、シュプリームとの協業バッグで会場を沸かせた。「ニューヨークのストリート」が発想源。明るい色やポップな形は女性にも受けそうだ。

ドリス・ヴァン・ノッテン=【3】

生地にスポット

 装飾よりも生地そのものにスポットを当てたのは、ドリス・ヴァン・ノッテン=[3]。深くつながり、共に成長してきた老舗素材メーカーへの賛辞を服に込めた。スコットランドのツイード工場ラバットや和歌山県でスウェット地を編む東紀繊維など8社の生地を使い、ロゴを拡大してゆったりとしたジャケットの胸などに縫い付けた。

 ランバン=[4]も「装飾もアートもビンテージも柄もいらない」として、「NOTHING」の文字入りマフラーでアピール。パーカやチェック柄のシャツなど機能的なアウトドアウェアを、ほどよい量感やシャープなカッティングで再構築した。手掛けたルカ・オッセンドライバーは「より積極的で精悍(せいかん)な男らしさを目指した。単なるリアルクローズとは違うものへと高める作業に取り組んだ」と語った。

[PR]

この記事を気に入ったら
「いいね!」しよう

今、あなたにオススメ(PR)

Pickup!