森秀光 お金のセオリー

お金が2倍になる年数が分かる「72の法則」

  • 森秀光
  • 2017年3月22日
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 アインシュタインは「人類最大の発明は複利である」との言葉を残したといわれます。元本に対してのみ利子がつく場合を「単利」、元本のほかに「利子にもまた利子がつく」場合を「複利」といいます。

 例えば、100万円を年利3%で運用した場合、1年後には103万円となります。これを次の年も年利3%で運用した場合、1年後には106万円でなく106万900円になります。1年目についた利子3万円にも利子がつき、これが900円になるためです。

 複利の効果は、短期的にはそれほど大きくありませんが、長期になるほど大きくなります。例えば、上の例では、10年後には130万円でなく134万3916円になり、20年後には160万円でなく180万6111円になります。貯蓄や運用を行う場合、少ない金額でも、利子や配当を再投資していけば、長期的に大きな金額になることがわかります。

 また、複利の効果は、金利が高いほど大きくなります。例えば、年利が5%の場合、10年後には150万円でなく162万8895円になり、20年後には200万円でなく265万3298円になります。

 ところで、金利が複利であることを前提として、お金が2倍になる年数がすぐにわかる「72の法則」と呼ばれる便利な算式があります。

 72÷金利=お金が2倍になる年数(概算)

 例えば、金利3%でお金を複利運用した場合、72÷3=24ですので、24年で元のお金が2倍になることがわかります。同様に、金利6%の場合は、12年と計算されます。ちなみに、現在の「個人向け国債変動10年」の最低保証金利は0.05%ですので、この金利で元のお金が2倍になるには、なんと1440年もかかることになります。

 逆に、「72÷年数」を計算すれば、元のお金が2倍になる金利がわかります。例えば、20年でお金を2倍にするためには、72÷20=3.6ですので、年利3.6%で運用する必要があることがわかります。

 「72の法則」を使えば、資産運用の期待利回りと、それよって形成される資産額の関係がイメージしやすくなります。資産形成のプランニングや、金融商品を選択する際に活用してみてください。

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PROFILE

森秀光(もり・ひでみつ)キャピタル・ソリューション(株)代表取締役

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1990(平成2)年大手証券会社に入社後、個人富裕層向けの資産運用アドバイス、上場法人向けのコンサルティング業務等に従事。2014年より現職。有価証券だけでなく、不動産、自社株、相続・事業承継等、多様な側面から顧客資産の分析を行い、最適な解決策を提供することを目指している。資産運用のプロフェッショナルとして、幅広く講演、研修、セミナー等を行っている。キャピタル・ソリューション(株)公式HP:http://www.c-solution.jp/

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