森秀光 お金のセオリー

投資信託ってなに? 購入するときの注意点は?

  • 森秀光
  • 2017年4月5日
  •   

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 「投資信託(ファンド)」とは、「広く一般の投資家から集められたお金を、まとめて多くの株式や債券などに投資し、その成果が投資額の割合に応じて投資家に分配される仕組みの金融商品」のことです。日本の公募投資信託は6000本以上もあり、一般的な金融商品として定着していますが、まだ購入したことがないという方もいらっしゃるかと思います。

 投資信託のメリットは、少ない投資金額でも資金運用ができることです。ある会社の株式を購入しようとすると、最低数十万円必要となることがありますが、投資信託の場合は多くは1万円程度から購入可能です。

 また、投資のリスクを分散できることもメリットの一つです。ある一つの銘柄だけに投資していた場合、企業が倒産したり、株価が値下がりしたりすると、その影響をそのまま受けてしまい、大きな損失が生じる可能性があります。投資信託であれば複数の銘柄に資金を分けて投資をするため、こうしたリスクを分散・軽減することができます。

 そして、最大のメリットだと思えるのは、個人では投資が難しい地域や資産に簡単に投資できることです。投資信託の投資対象は、株式、債券をはじめとして、国内外の株価指数、不動産など多岐にわたります。投資技術の進歩によって、個人投資家には投資が難しかった発展途上国の株式や債券などを投資対象とした商品が多く出てきています。

 投資信託は、主に証券会社と銀行、郵便局で買うことができます。扱っている投資信託の種類が多いのは証券会社です。いつでも自由に購入・売却ができるタイプと、募集期間や運用期間があらかじめ決められているタイプがあり、一定期間売却ができない(クローズド期間)ものもありますので、購入前によく確認しておく必要があります。

 注意点は、預貯金と違い、株式や債券など値動きのある証券に投資するため、元本の保証がないことです。ただし、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)など、安全性の極めて高い債券等に投資することによって、預貯金のような安全性を確保するようにつくられている投資信託もあります。

 もう一つの注意点は、コストがかかることです。投資信託は、運用のプロに任せて投資を行うため、運用者などに対して費用を払う必要が出てきます。コストに見合った運用成果が出るとは限らないため、どの銘柄を選ぶかによって成果が大きく変わってくることがあります。

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PROFILE

森秀光(もり・ひでみつ)

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1966年生まれ。一橋大学経済学部卒業。1990(平成2)年に野村證券(株)入社後、主に個人富裕層向けの資産運用アドバイス、企業オーナー向けのコンサルティング業務に従事。2011年より森オフィス(株)代表取締役として個人向け資産コンサルティング業務に従事。中立的な立場から、有価証券だけでなく、不動産、自社株、相続・事業承継など、多様な側面から資産の分析を行い、最適な解決策を提供することを目指している。主な著書に「超低金利・大増税時代の資産防衛戦略」

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