キャンピングカーで行こう!

キャンピングカーの『トイレ』事情

  • 文 渡部竜生
  • 2017年4月5日

こんな状況で車にトイレがなかったら……? そう考えると、必要な設備かもしれない

  • アメリカ製キャンピングカーのバスルームの一例。まるでユニットバスのよう

  • ブラックタンク式のダンプ作業の様子。パイプを接続してレバーを引くだけ!

  • カセットを車から取りだし、キャンプ場のダンプステーションで処理する様子

  • マルチルームの例。使わないときは収納スペース、ポータブルトイレを置けはトイレルームに!(画像提供:バンテックセールス)

[PR]

 キャンピングカーのさまざまな設備の中でも、一番意見が分かれるのがトイレでしょう。「トイレがなきゃキャンピングカーじゃない!」という人もいれば、「車の中にトイレなんて冗談じゃない!」まで、賛否両論な気がします。

いる、いらないをどう考えるか

 さて、私自身は「トイレは必要派」です。どんな安アパートでも「風呂なし」はあっても「トイレなし」はないですよね。「コンビニや道の駅があるから大丈夫!」という意見もありますが、悪天候や冬の夜などを考えると、どうでしょう? 急に「もよおす」こともありますし、体調のいい時ばかりではありません。

 賛成派・反対派の意見を列記してみましょう。

【賛成派】
1.いつでも行ける!
→渋滞中でも困らない。急に行きたくなったり、近くに借りられるトイレがなかったりする場合など、車についているのは安心。

2.シニアや幼児に優しい
→トイレが近い、排泄(はいせつ)のコントロールがうまくいかない……、小さなお子さんやシニアを連れて旅する人には、トイレのある安心感は非常に大きいものがあります。

【反対派】
1.スペースがない!
→軽キャンピングカーやコンパクトサイズのバンコンなど、車両のサイズが小さい場合、トイレにスペースを取られるのは厳しい。

2.臭いが気になる!
→車という狭い空間でトイレをするのはイヤ! 臭いが気になるし、家族であっても、ドアのすぐ外に人がいるのは落ち着かない!

3.後始末がいや!
→トイレタンクの処理を考えたらユウウツ。

 どちらの意見にも、うなずけるものはあります。そこでキャンピングカーのトイレについて、詳しく解説しましょう。

トイレにも種類がある

 キャンピングカーのトイレは大きく分けて三種類あります。
・ブラックタンク式
・カセット式
・ポータブル式

 どの方式でも共通しているのが「排泄物をタンクにためておいて、所定の場所で処理する」ということです。ただ、タンクにためるとはいっても、昔ながらのくみ取り式トイレとは違います。トイレ本体にシャッターなどが工夫されていますし、基本的に水洗です。また、タンクに専用の薬品をあらかじめ投入しておけば、排泄物が分解され、臭気も抑えることができます。

 各方式について、詳しく見てみましょう。

この記事を気に入ったら
「いいね!」しよう

PROFILE

渡部竜生(わたなべ・たつお)キャンピングカージャーナリスト

写真

サラリーマンからフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、各地キャンピングカーショーでのセミナー講師、テレビ出演も多い。著書に『キャンピングカーって本当にいいもんだよ』(キクロス出版)がある。エンジンで輪っかが回るものなら2輪でも4輪でも大好き。飛行機マニアでもある。旅のお供は猫7匹とヨメさんひとり。

今、あなたにオススメ(PR)

Pickup!