荻原博子の闘う家計術

カードローンの“リボ払い”にはご注意!

  • 文 荻原博子
  • 2017年4月13日
[PR]

 自己破産が13年ぶり増加に転じ、銀行のカードローンの増加が背景にあるとの指摘が出ています。

 カードローンについて注意すべきなのは「リボルビング」という返済方法。これは、あらかじめお金を借りられる枠を設けておいて、その枠内でならいつでもお金が借りられるというもの。返済額は毎月一定額もしくは支払い残高に応じた一定割合の額でいいというものが多いです。特に支払い残高が増えても毎月の返済額が変わらず、支払期間が延びていく定額方式は、いつ支払いが終わるのか分かりにくいといった指摘があります。

 たとえば、50万円の枠があり、この範囲内で月々1万円返せば、常にその枠いっぱいのお金を借りることが可能というタイプで見てみましょう。50万円を金利14%、月々1万円の返済額で借りると、総返済額は75万4720円で76回返済になります。つまり、高い利息を払いながら延々と6年以上も返済を続けるということ。

 しかも、6年の間にまたカードで簡単に50万円まで借りられます。そうすると、さらに完済までの期間が延びて、万年借金に陥りやすい。

 仮に、50万円の枠内で常に目いっぱいお金を借り続けたら、利息は年間7万円。これを8年くらい続けると、利息だけで借りた50万円を上回ってしまいます。

 さらに気をつけたいのが「無利息」という誘い文句。「最大30日間は無利息」とか、中には「5万円以下なら最大180日間無利息」などというものもあります。

 「無利息」ということは、その間はローン会社のもうけがゼロということ。なぜこんな利益にならないことをするのかと言えば、これまで借金したことがないガードの固い人などにも借りてもらって、顧客を増やすためです。

 くれぐれも、カードローンの使いすぎには気をつけて!

この記事を気に入ったら
「いいね!」しよう

PROFILE

荻原博子(おぎわら・ひろこ)

写真

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実践的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学研パブリッシング)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。「隠れ貧困 中流以上でも破綻する危ない家計」(朝日新書)が好評発売中。

今、あなたにオススメ(PR)

Pickup!