ノジュール

<第47回>佐渡島へ ~落ちそうで落ちない「岩」からフォトジェニックな昔町まで

  • 文 田村知子(『ノジュール』編集長)
  • 2017年5月1日

例年6月上旬にトビシマカンゾウが咲く、佐渡島きっての観光地・大野亀

  • 新鮮な海の幸は、島旅の楽しみ

  • 宿根木の集落には、「三角家」はじめ古い板張りの家が残る

  • 金銀産出の繁栄を担った、北沢浮遊選鉱場跡

  • 下相川の浜にある「弁慶のはさみ岩」

  • 定期購読誌『ノジュール』5月号は発売中。写真は、干潮時に“天使の散歩道”が現れるエンジェルロード(香川県小豆島)。撮影:中田浩資

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 近年「ひとり旅」人気が高まっていますが、少し慣れてきたら島へ出かけてみませんか。日本には島が6800余りあり、そのうち人の住んでいる有人島も400以上あります。まずは、「どの島を選ぶか」が問題になります。島に限らずですが、ひとり旅のビギナーであれば、公共交通手段(島の場合は船便)が比較的充実していて、飲食店やコンビニエンスストアが適度にある「町」があり、観光地もある(観光の受入体制がしっかりしている)場所を選ぶと安心。『ノジュール』では、そんな島をいくつか紹介していますが、ここでは日本海に浮かぶ、佐渡島をめぐります。

 佐渡島は、観光で行ける離島のなかでは日本で最も面積が大きく(約855平方キロメートル)、いわゆる「島」のイメージをもっていくと少々印象が異なるかもしれません。かつて、この島を訪れた太宰治も「内地と変わらぬ」「何の興もない」と言ったといいます。ただ、その大きさゆえに、さまざまな顔をもち、新鮮な魚介はもちろん、日本ジオパークに認定されたダイナミックな自然、北前船で栄えたむかし町、金銀が大増産された時代を偲(しの)ぶ産業遺産など、島の各所にみどころが点在します。初めてであれば、主なみどころをコンパクトにめぐれる定期観光バスが便利です。もちろん、運転ができれば、きままな海岸線ドライブで、島ならではの景色を存分に楽しむのもいいでしょう。

 ひとり旅ならではの街歩きには、島南部の「宿根木」や、金銀山で栄えた島西部の「相川」などがおすすめです。いずれも、昔の面影を随所にとどめており、宿根木は吉永小百合が出演したJR東日本のCMで注目を集めた場所でもあります。また、相川の町から少し北に進んだ海岸には、落ちそうで落ちない「弁慶のはさみ岩」があり、こちらも最近注目を浴びています。少しわかりづらいので、見逃さないようにしてください。

 『ノジュール』5月号では、さまざまな島旅プランのほか、一度は泊まってみたい極上の島宿から、目的別の島選び・島旅の心得など島旅に関するノウハウまでを大特集。これからの開花シーズンが楽しみな「雲上の花畑」や爽快な雲上テラスなどの、おでかけ情報が満載です。

■ノジュール:鉱物学の専門用語で硬くて丸い石球(団塊)のこと。球の中心にアンモナイトや三葉虫の化石などの"宝物"が入っていることがある。

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