モーターサイクル・リポート

40回記念大会となる鈴鹿8耐、いよいよチケット発売開始[PR]

  • 河野正士
  • 2017年5月12日

2016年の鈴鹿8耐では、218周を周回したヤマハ・ファクトリーレーシングチームが2連覇を達成。2位はカワサキのファクトリーチーム/チーム・グリーン、3位はヨシムラスズキ・シェルアドバンス

 7月最後の週末、今年も「“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース」、通称“8耐(はちたい)”が開催される。5月13日(土)から鈴鹿サーキット内のモビリティステーション窓口で、14日(日)から鈴鹿サーキットのオンラインショッピングサイト、各種コンビニなどでチケット販売がスタートする。今年は、いつもの8耐より熱くなりそうだ。

◆“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース
http://www.suzukacircuit.jp/8tai/

◆鈴鹿サーキットのオンラインショッピングサイト
https://online.mobilityland.co.jp/SelectCategory.aspx

「2016-2017FIM世界耐久選手権最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース/第40回記念大会」の公式ポスター。39台の歴代8耐優勝マシンがデザインされている

 その理由のひとつは、今年、8耐は開催40回の記念大会を迎えることだ。初開催は1978年。60年代半ばには、オープンしたばかりの鈴鹿サーキットを舞台に18時間耐久レースや24時間耐久レースが行われていたことからも分かるとおり、鈴鹿サーキットは生まれながらにして耐久レースの舞台だった。

 また70年代中盤からヨーロッパでは、大排気量市販二輪車をベースにした耐久レース選手権が始まり、人気が高まっていた。そのヨーロッパの耐久レースで“浮沈艦”と呼ばれる強さを誇っていたのが、ホンダの耐久レース専用レーシングマシン「RCB1000」だ。

 市販車のCB750をベースにDOHCシリンダーヘッドを搭載したそのマシンは、デビュー年の76年にヨーロッパ耐久選手権のタイトルを獲得。翌77年には6戦全勝し、うち五戦で1-2フィニッシュを飾るほどの強さをみせた。

ヨシムラとタッグを組み、第一回大会と第三回大会で優勝したウェス・クーリー選手。今年の8耐には、このクーリー選手が来場。トークショーやデモ走行を行う予定だ

 そして鈴鹿8耐初開催となる78年。誰もがRCBの優勝を疑わなかったが、勝利したのはヨシムラ。コンストラクターがファクトリーチームを破ったのである。翌79年の第二回大会はホンダが威信をかけて優勝をもぎ取ったが、8耐が耐久レースの世界選手権に組み込まれた第三回大会は再びヨシムラがホンダを抑えて優勝を飾った。以降8耐は、ファクトリーチーム対コンストラクターという、他に類を見ない構図のレースとして知られるようになった。

 またそうした構図に加え、ロードレースや耐久レースの世界選手権を戦うトップライダーが数多く参加することも8耐の特徴だ。鈴鹿サーキットを知り尽くした、全日本選手権を戦う日本人ライダーたちがそれらを迎え撃つ。8耐は、耐久レースでありながらロードレースに勝るとも劣らない、ハイスピードのレースが展開されることでも知られ、数々のドラマを生む要因となっている。

さまざまなイベントが開催される「GPスクエア」では、8耐に参戦した歴史的レーシングマシンを展示する「8耐ヒストリー“メガ”ミュージアム」を開催。写真はそのなかの一台。1990年型ヤマハYZF750/資生堂TECH21レーシングチーム・ヤマハ

 さらに今年は、8耐が世界耐久選手権を構成する一戦となって以来初めて、シリーズを締めくくる最終戦として開催される。これは世界耐久選手権を管理するFIM(国際モーターサイクリズム連盟)および同選手権を運営すると同時に放映権を持つメディアカンパニー/ユーロスポーツイベントたっての希望。ほとんどのスポーツイベントが暦に合わせてスケジュールが組まれるが、7月末に開催される8耐を最終戦とするため、現在進行している今シーズンのシリーズ戦は「2016-2017世界耐久選手権」となり、その開幕戦となるボルドール24時間耐久レースは、昨年9月に行われた。

■2016-17 世界耐久選手権/開催スケジュール

開幕戦 9月18日 フランス  ボルドール24時間耐久
第2戦 4月16日 フランス  ル・マン24時間耐久
第3戦 5月20日 ドイツ   オシャースレーベン8時間耐久
第4戦 6月24日 スロバキア スロバキアリンク8時間耐久
最終戦 7月30日 日本    鈴鹿8時間耐久

 この世界耐久選手権に、「F.C.C. TSRホンダ」と「EVA RT WeBikeトリックスター」の二つの日本チームがフル参戦。2戦を終え、TSRホンダがポイントランキング4位、トリックスターが7位につけている。今年の8耐は、この2チームはもちろんのこと、チャンピオン争いを展開する世界の耐久チームが多数参戦。それを迎え撃つ日本勢は、8耐三連覇を目指すヤマハ・ファクトリーチームやカワサキ・チームグリーン(カワサキのファクトリーチーム)、またホンダ勢は新型CBR1000RRを、スズキ勢も新型GSX-R1000を投入。さらにはヨシムラに加え、今年はモリワキが復帰するなどコンストラクター勢からも目が離せない。

参戦するライダーやチーム、またかつて8耐を戦った伝説のライダーなどが出演し、さまざまなイベントが開催されるGPスクエア

 世界のバイクファンが注目する8耐だが、より幅広いモータースポーツファンのほか、モータースポーツに興味を持ち始めた若いファンやファミリーが楽しめるイベントへと進化を続けている。

参加チームのマシンやライダーを間近で見ることができるピットウォーク。決勝前夜に開催される「ナイトピットウォーク」では、各チームが給油&タイヤ交換の練習を行っていて、その迫力ある作業は必見

 09年からスタートした、若者を対照にしたキャンペーンを拡大。バイクメーカーのウェブサイトからスマホを使って事前申し込みをすれば、16~22歳までの若者の観戦が無料になる「ヤング割0円!キャンペーン」にくわえ、観戦券を持つ大人と一緒に来場すると高校生以下の子供5名まで入場無料となる「8tai!子供と一緒に!キャンペーン」を開催。サーキット内のさまざまな場所で開催されるキッズ&ファミリーイベントに無料または割安に参加できるほか、隣接するゆうえんちモートピアやプールも割安に利用することができる。7月30日(日)の決勝レースでは8時間限定でコカ・コーラ製品が飲み放題というサービスも。サーキット観戦エリア付近には、「ミストエリア」や休憩スペースも多数用意するなどして、熱中症対策にも力を入れ、パウダールームもあり女性も安心。

イベント会場「BASE8耐」で開催される音楽イベント「8フェス」。多数のアーティストがライブパフォーマンスを繰り広げる

 さらに今年は、イベント会場「BASE8耐」に特設ステージを設け、新たな音楽イベント「8フェス」を開催。多数のアーティストがライブパフォーマンスを繰り広げ、レースの合間に音楽を楽しむ、新しい観戦スタイルを提案する。

 いよいよカウントダウンが始まった「2016-2017FIM世界耐久選手権最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース/第40回記念大会」。いまから、ココロとカラダの準備をオススメする。

◆“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース
http://www.suzukacircuit.jp/8tai/

◆鈴鹿サーキットのオンラインショッピングサイト
https://online.mobilityland.co.jp/SelectCategory.aspx

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PROFILE

河野正士(こうの・ただし)ライター

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二輪専門誌の編集部員を経てフリーランスのライター&エディターに。現在は雑誌やWEBメディアで活動するほか、二輪および二輪関連メーカーのプロモーションサポートなども行っている。ロードレースからオフロード、ニューモデルからクラシック、カスタムバイクまで好きなモノが多すぎて的が絞れないのが悩みのタネ

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