オトコの別腹

師匠から教わった軟らかく爽やかな黒豆の味 豊竹呂太夫さん

  • 「岸澤屋」の黒豆甘煮
  • 2017年5月17日

「岸澤屋」の黒豆甘煮

  • 豊竹呂太夫さん

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 僕、普段は甘いもの食べないんですよ。でもこれだけは別。軟らかくて爽やか。有名な丹波の黒豆ですよ。

 この黒豆を教えてくれたのは、師匠の四代目竹本越路太夫です。東京のお客さんが喜ぶからって。もう40年以上前から、東京で公演がある時には、必ず30個くらい大阪から劇場に送っておいて、お得意様に渡しています。

 内弟子をしていた頃は、師匠の冷蔵庫に入っていたのを、内緒でそーっと瓶を開けて、二つか三つパッと口へ。またあれがおいしかったな。

 ウイスキーや日本酒などお酒にも合うので、お正月にはシャンパンで。シャンパンの泡と黒豆が口の中でころころっと転がって最高です。おつゆがまた宝です。蜂蜜も入っているから、うがいするとのどの調子が良くて、最後まで大事に大事にしているんです。

 今年4月で70歳、入門して50年目です。去年くらいからやっと何か見えてきたものがあるんです。舞台がようやく楽しくなってきたんですね。そんな時に六代目の襲名です。今年が本当のスタートですね。

    ◇

 とよたけ・ろだゆう 人形浄瑠璃文楽太夫。13~29日、東京の国立劇場で襲名披露狂言「菅原伝授手習鑑」の「寺子屋の段」を語る。共著に「文楽・六代豊竹呂太夫 五感のかなたへ」(創元社)。

 ◆「岸澤屋」の黒豆甘煮 心斎橋店 大阪市中央区心斎橋筋1の3の6(電話06・6271・5044)。290グラム、1620円。午前9時~午後5時。原則日曜、祝日休み。地方発送可。帝塚山店も。

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