キャンピングカーで行こう!

キャンピングカーにぜひ備えておきたい! 小物&ツール8選

  • 文 渡部竜生
  • 2017年5月17日

仲間との旅なら、アドバイスしてもらったり、ツールを貸してもらったりできるかもしれない。が、一人旅だったら、さあ大変。いざという時のために、最低限のツールは準備しておこう

  • これがレベラー。快適な安眠は、まず「水平」から! 低くなっているタイヤに、このようにかませることで、バランスを調整できる

  • 防振ジャッキの一例。2カ所ほどセットするだけで、かなり振動が抑えられる。手動式の場合、傾きを調整する機能はないが大型キャンピングカー用の電動や油圧式だと自動で傾きを調整してくれるものも

  • テスターの一例。多機能ではなくとも、直流・交流の電圧が測れれば十分だ。最近は見やすいデジタルディスプレーのものが多い

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 走っていればクルマ。止まっているときは家。それがキャンピングカーです。クルマ部分については、特に国産車は非常に優秀ですし、最近は素人が手出しできるようなものでもないので、ディーラーさんにお任せしておけば大丈夫でしょう。

 困るのは「家部分」の不具合です。旅先での「困った!」に対応できる、あると便利な小物やツールをご紹介しましょう。

快適な睡眠のために……

 「家」としてのキャンピングカーで、最も重要な役割は「眠ること」でしょう。今日は海、明日は山と、好きな場所へ出かけて行って寝泊りできるのが最大の魅力ですが、少しでも質の良い睡眠を得るための便利なグッズがあります。

■水平器

 快適な睡眠には、平らな寝台が不可欠。それも、可能な限り水平であることが望ましい。ですが、人間の感覚とは意外とアバウトなもので、感覚だけでは水平か、傾いているか、判断できないこともあります。多少傾きがあったとしても、頭を上にして寝られればよいのですが、逆に頭が低かったりすると、安眠できなかったり、身体に負担がかかったりすることも。

 そこで、簡単なものでいいので水平器を用意するのがおすすめです。水平器とは、小さくて透明なアクリルのケースに液体と気泡が入っているもの。前後左右、どちらに対しても水平なら、気泡は真ん中に来るはずで、どちらかに傾いていれば、気泡は高い方に寄ってしまう、というものです。

 ホームセンターのDIYコーナー(大工仕事に使うため)などに売られていますし、最近ではスマホのアプリにもありますので、インストールしておくのもよいでしょう。

■レベラー

 上記の水平器で計測してみて、水平でなかった場合、どうするか?

 そんな時、役に立つのがレベラーです。ベッドの頭方向が高い場合、困らない程度ならそのまま寝てもいいかもしれませんが、頭の方が低かったり、四つの車輪のうち、どこか一か所だけが高い・低い、などの場合、このレベラーが便利です。

 レベラーとは、大きなくさび型の板のこと。スロープ状になっていて、タイヤの下に敷いて使います。要するに、水平になるように車輪にかませて高さを調節するもので、高さは3段階程度。どのタイヤに履かせればよいか、水平器で判断して、クルマを少しバックさせ、高さを足したい車輪の下にレベラーを置いて、その車輪だけを乗り上げさせればOKです。

■防振ジャッキまたは床束

 キャンピングカーに乗り降りする際、実は結構揺れるものです。誰かが先に寝ていて、別の誰かが後部の戸口から入って来ると、ぐらりとして目が覚める、ということもままある話。そんな時に便利なのが防振ジャッキです。

 防振ジャッキはキャンピングカー専用品で、クルマの下にセットして高さを調節して、キャンピングカーを支えるようにできています。ただし、支えるとは言っても、タイヤ交換で使うジャッキのように車体を持ち上げられるほどのものではありません(油圧式で完全に持ち上げるほどの能力のあるジャッキが装備された車両も、輸入車にはありますが)。あくまで「揺れにくくする」ものではありますが、それでもかなり効果はあります。

 また、防振ジャッキほど便利ではありませんが、なるべく安価に済ませたい、という方には建築用の床束(ゆかづか)がおすすめです。DIY用品や素材系の充実したホームセンターなら扱っているでしょう。防振ジャッキほど扱いやすくはありませんが、同様の効果は期待できます。

■耳栓

 断熱材がしっかり組み込まれているキャンピングカーは、断熱効果に加えて防音効果も高いもの。ですが、やはり外の音が気になるという方には耳栓がおすすめです。

 高速道路のSAやPA、一般道の道の駅などで仮眠するときなど、周りが静かな環境であるとは限らないことがあります。特に大型車用駐車場にいると、巨大なトラックやバスが隣に来てしまうと、エンジン音がやけに耳についてしまうことがあります。キャンピングカーと違って、冷暖房をつけたまま仮眠するにはエンジンがかけっぱなしになるため、長時間、アイドリング音に悩まされることも。ウレタン素材の耳栓はドラッグストアにもありますので、常備しておくといいですよ。

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PROFILE

渡部竜生(わたなべ・たつお)キャンピングカージャーナリスト

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サラリーマンからフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、各地キャンピングカーショーでのセミナー講師、テレビ出演も多い。著書に『キャンピングカーって本当にいいもんだよ』(キクロス出版)がある。エンジンで輪っかが回るものなら2輪でも4輪でも大好き。飛行機マニアでもある。旅のお供は猫7匹とヨメさんひとり

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