私の愛用品

実は“文房具オタク”、田中みな実さんの相棒は、質実剛健なペンと手帳

  • 2017年6月1日

 TBSテレビでアナウンサーとしてのスタートを切り、2014年の退社後もフリーアナウンサーとして情報番組からバラエティー番組、ラジオ、雑誌連載など、幅広く活躍されている田中みな実さん。愛らしい容姿と、サービス精神旺盛なキャラクターが人気の彼女の愛用品は、実用性重視の「ペン」と「手帳」でした。さまざまな文房具を試しては使い倒す“文房具オタク”の田中さんに、愛用品へのこだわりについてうかがいました。

  

「台本に書き込んだり、印をつけたり。ペンはアナウンサーの相棒ともいえる存在」

――田中さんの愛用品、一つ目はLAMY(ラミー)の「4色ボールペン」ですね

 アナウンサーの必須アイテムは、ストップウォッチやアクセント辞典だと思われがちなのですが、ペンが基本ですね。本番のときは、必ずペンを持ってスタジオに入ります。台本への書き込みが主な用途です。例えば、担当しているお昼の生番組では、今の天候の体感的な感想や、急な台本の直しや細かい指示などを書き込んでいます。ラジオでフリートークがあるときは、思いついたことをキーワードだけ書いておいたりもします。

  

――かわいいデザインのものがお好きかと思っていたのですが、シンプルで機能性の高いアイテムをセレクトしていて、少し意外でした。

 文房具の好みは、ミニマムで、高機能なもの。シンプル・イズ・ザ・ベストです。これは番組でご一緒しているドクターに教えていただいたものです。お医者さまが使うペンは、使い勝手も書き心地もよさそうだと思い、注目していました。さらさらと滑らかな書き心地で、回転させるだけで色が選べるので、本番中に急いで書き込むときにもとても便利です。黒・青・赤・緑の4色ですが、“記憶するためには青い文字がいい”という話を受験生のときに聞いて以来、青をよく使うようになりました。台本の印刷は白黒なのですが、赤で書き込むとスタジオの照明によっては見えにくいことがあって。青だと台本の文字ともはっきり区別でき、本番中にパッと文字が目に飛び込んできます。一見、普通の1色ボールペンのように見えるスタイリッシュなデザインもポイントです。使い始めて1年ほど経つのですが、いろいろな方に勧めています。

  

――もう1本、こちらはぺんてるの「ノック式ハンディラインS」

 これは、台本の自分の担当部分、「田中」と書かれているところに引くために使います。バラエティー番組は台本通りに進行することがほとんどないので、情報が前後することがよくあります。アナウンサーは補足情報を伝える立場なのですが、そういうときに、MCの隣りで慌てて台本をパラパラめくるわけにはいかないので、テーマごとにめくりやすいように折り目をつけたり、補足情報をマーカーで引いておいたりも。ニコニコして「そうですか〜」と相づちを打ちながら、台本をパタッとめくり、ちらりと見るんです。スタジオにマーカーを持って行くときは、キャップを外す手間が面倒ですし、キャップをなくしたり、キャップが外れてインクが漏れたりもするので、ノック式のマーカーは画期的だと思いました。

  

――アナウンサーにとって、ペンはかなり重要なアイテムなのですね。

 そうですね。局アナ時代、入社して1〜2年目の頃、生放送のスタジオにペンを持たずに入ったことがありました。台本にはきっちりマーカーを引いて、ペンで補足も書いて、完璧にしていたのですが、直前で台本に変更があったのです。新人だったので焦り、ADさんにペンを借りました。そうしたら、大先輩のアナウンサーにみんなの前でこっぴどく注意されたんです。「ペンを持ってスタジオに入らないなんて、あなたアナウンサーではないよ!」と。その時は「誰かしらペンを持っているし、私も貸すことがあるし、たまたま今日だけ持っていなくても大丈夫じゃないの」と心のどこかで思っていました。でも、生放送中に臨時ニュースや災害情報が入ってきたとき、ペンがないと正確な情報を書き留められない。他の全てのことも書き留められないのです。ですから、アナウンサーにはペンが絶対に必要です。相棒です。ペンを持ってスタジオに入らないことが、いかにプロとして失格だったかが、後々になって実感できました。

  

「街の小さな文房具店は、まるでセレクトショップ」

――また、仕事になくてはならないのが手帳。DELFONICS(デルフォニックス)のマンスリータイプを愛用しているのですね。

 中学生のときに初めて手帳を買って、それからいろいろなものを使ってきました。マンスリー、ウィークリー、デイリーがついた分厚い手帳を買って、毎日書こうとしたこともあったのですが、1月はがんばって書いていても、3月以降は全然書かなくなってしまうのです。使い切らないことが続いたので、これはマンスリーだけでいいのではないかと思いました。仕事は黒、プライベートはピンク、美容関係(美容院、皮膚科、整体など)はブルーと、書き込むペンの色を変えて、1冊にまとめて書いています。あと、仕事で映画について話すこともあるので、観(み)た映画はグリーンで、さらに余白にも書き込んでいます。

  

――最近はアプリなどデジタルでスケジュールを管理される方も多いですが、手帳派なのですね。

 私はスケジュールを手帳にペンで書き込んで、変わったら消して、というアナログな方法が性に合っているようです。パッと見てわかるし、すぐに見返すことができるので。デジタルでスケジュールを共有する際の時間の間違いなどにも気がつきやすくなります。それに、手帳には、1年間使い切った後も、モノとして残る安心感がありますよね。受験生のとき、使い切ったペンの本数で自信をつけて受験会場へ行ったように、今でも使い切った手帳を見ながら“今年はこういう仕事したなぁ”と充実感を感じることもあります。

  

――ペンや手帳は、どこで買いますか?

 文房具店が好きで、ロフトや東急ハンズなどをよく訪れて、つい長居してしまいます。広くて専門的なものまで幅広く何でも置いてあるお店よりも、街の小さな文具店もおもしろいです。おばあさんがやっているお店に意外と最先端のものが置いてあったり、ロングセラー商品だけを扱っていたり、小さいお店だけれど欲しいものが何でも出てきたり。“ここのお店、こんなセレクトなんだ!”と、文房具のセレクトショップのような感覚です。街で文房具店を見つけると、洋服のセレクトショップを見つけたくらいのうれしさがあります。

――文房具店に求めることはありますか?

 たとえば“この手帳の紙に合うペンはこれ!”と、洋服のようにコーディネートで提案してくれるお店があったら楽しいですよね。やはり手帳もペンも毎日使うものなので、使いやすく、気に入ったものが見つかると、いつも持ち歩きたくなるし、自分のテンションも上がりますよね!

  

〈今回紹介した愛用品〉

LAMY(ラミー)/4色ボールペン
ぺんてる/ノック式ハンディラインS
DELFOMICS(デルフォニックス)/手帳 B6マンスリーキトリ

(取材・文 安達薫、編集 スケロク)

紹介者のプロフィール

田中みな実 (フリーアナウンサー)

1986年ニューヨーク生まれ、幼少期に海外各地での生活を経験。2009年にTBSにアナウンサーとして入社。入社初期から彼女のキャラクターに注目が集まり、数々の番組のレギュラーを務める。2014年にフリーとなった現在も、数多くのレギュラー番組を抱えながら、精力的に多くの番組に出演している。

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http://takeoff-mg.com/MinamiTanaka

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