密買東京~遭遇する楽しみ

説明不要なかわいらしさ 「苔トラ」

  • 2017年6月15日

かわいい軽トラ。焼き物のミニカーの荷台に苔が載っています

 やっぱりだ! やっぱりこんな風景の中にいるんだ。

 東海道の宿場町「平塚」駅から、バスに揺られること20分。行く手に現れるのは、まるで昔話に出てくる、おむすびみたいな山々。

 なんだかうれしくなりながら降り立った小さなバス停は、梅雨時だというのに、見事なほどのカンカン照り。そこにはまるで夏休みが一足早く来てしまったような、そんな風景が広がっていました。

 きっかけは友人から届いた「苔トラ」の写真。それはもう一目ぼれで、想像はグングンと独り歩きを始めます。

まさに手のひらサイズ。こちらは小さい方のサイズ

 いったいどんな人なんだろう? どんなところで、こんな楽しい作品が? 実は、すっごい変な人だったりして……。

 そんな妄想の答え合わせをするために訪ねたのは、湘南エリア。早起きをして、電車に駆け込み、平塚までは1時間ちょっと。海を目指す電車に乗っての小旅行に、気分はすっかり夏休みです。

 教えられたアトリエの場所を訪れると、そこに立っていたのはモジャモジャとツタの絡まる木造の古い平屋。中から出てきたのは、半そで短パン、まるでワンパク坊主がそのまま大きくなったような姿の、岡村友太郎さんでした。

 うーん。まさに!

お姉さんの作品を出してきてくれた岡村友太郎さん。まるで夏休みのワンパク坊主がそのまま大きくなったみたい

 ここは岡村さんとお父さん、お姉さんが一緒に使う、焼き物の工房。陶芸教室や、子供向けの造形教室にも使われているというこの場所は、ワクワクしてしまう自由な雰囲気であふれかえっています。

 元々お父さんが工房として使っていた場所。岡村さんは、ここに子供の頃から出入りして、物心ついたときには焼き物の世界に触れていたのだとか。

 つまり誰かに習ったり、弟子入りしたりするわけでもなく、入ってしまった焼き物の世界。だからこその、この自由な作風です。

 

サイズは2種類。大(幅4cm×長さ8cm×高さ3.5cm)と小(幅2.5cm×長さ4.5cm×高さ2cm)から選べます

 焼き物のミニカーの荷台に苔(こけ)が載っている、何ともハッピーな雰囲気の作品「苔トラ」。作家の岡村さんいわく、車体は軽トラなんだとか。でも最初は荷台が空でした。

 そこに苔を積み込んでしまったのは、湯川紀子さん。苔玉などの作品を作っているという方だそうで、あるとき展示をきっかけに知り合った湯川さんから、苔を積み込みたいと熱いラブコールがあり、この苔トラが生まれることに。

 説明不要なかわいらしさ。この組み合わせ、ちょっと反則かも。

全てアドリブで作られるトラックたち。カラーリングはお任せなので、どんなトラックが来るのかは、到着までのお楽しみです

 さてベースになるトラックは、ご覧の通りかなり自由に作られています。どれひとつとっても、同じトラックはなし。なので、受注製作で販売をしています。

 トラックについては、岡村さんにおまかせで! どんなトラックが届くかは、到着するまでのお楽しみ。期間はおよそ1~1.5カ月。

 ちなみに、荷台は大きくないので、小さい苔トラは1日ぐらい、大きい苔トラは2、3日で水分が乾いてしまいます。なので、小まめに水やりが必要です。ただ苔は乾いて茶色くなっても死ぬわけではないようなので、もしそうなってしまっても、また緑になるまでゆっくり育ててあげてほしい、と岡村さん。

 窓辺に苔トラ、1台いかがでしょうか?

(文・写真 千葉敬介)

大:4752円(税込)、小:2376円(税込)。この商品が購入できる「密買東京」の記事はこちら(※ここから先は「密買東京」のサイトです。商品を購入する際は「密買東京」の規約等を確認の上、ご自身の判断でご購入ください)

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