ファッションニュース

仏の高級手帳ブランド、ティビエルジュパリ社長インタビュー

  • エメリック・ティビエルジュ/ティビエルジュパリ社長
  • 2017年6月12日

1961年生まれ。2014年にティビエルジュパリを創設

紙は高級な素材のひとつ

ペーパーデザイナーであり、フランスの高級手帳ブランド「ティビエルジュパリ」を率いる。昨年発売した手帳「ル・カルネ」は各ページにデジタルコードが印刷されiPhoneなどと連携できる。4月からギンザシックスの銀座蔦屋書店でも販売が始まった。

    ◇

――高級ブランドの包装紙なども手がけるそうですね。なぜ紙を仕事に?

「クリエーティブなことに興味があって製紙業界に入りました。すぐに布にはたくさん種類があるのに紙は少ないなと気づきましてね。色や手触り、素材、透明感の有無など紙もさまざまです。テキスタイルにはデザイナーがいますが、紙にはいなかったのです」

――凝った紙を作るには高い技術が必要ですね。

「そうなんです。アイデアを思いつくのが大変でしょうとよく言われるのですが、そうではない。アイデアは2秒で浮かびますが、実現には2年かかります。大切なのは、アイデアを実現するための技術を見つけることです」

――手帳にはデジタルと融合する機能をつけましたが、紙の良さとは。

「紙は高級な素材のひとつなのです。新聞でいうと、電子新聞というのは手で触れることができませんが、紙は確かにここにあり触れることができます」

――書くことがお好きなんですか。

「モバイルも使いますし、書くことだけに重きを置いているわけではありません。ただ、昔はオンラインで予定を管理していましたが、4、5年前に紙のスケジュール帳に戻しました。メモを取ることも消すことも、紙のほうが簡単ですからね」

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――これから作ってみたいものは?

「名刺交換のとき、紙が曲がっていたり、角がつぶれていたりする名刺を出す人がいますね。紙に合った名刺入れを使っていないからです。ですから今考えているのは名刺入れです。その人を表す大切なものですから、きれいに完璧に保てるものを作りたいですね」 (長谷川陽子)

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